The most seized bearings
ブログ更新をサボっていたときの作業で、たぶん964辺りのオルタネータ。長い軸が両方に出て居て特徴的な形をしている。
かなり汚くて分解に苦労した1台だった。
スリップリングはギリギリもう1回分くらいいけそうなので、真円切削だけで済んだ。
史上最強の固着具合だったネックベアリング。これを外すのにほぼ半日かかった。
どうでも良い部品ならガンガン行けるけど、先端にねじは有るし中央部にはコイルがある。長い軸を曲げたらお終い。色々と制約がある作業なのに、なぜかこの964タイプは固着して居るのが多い気がする。
何とか綺麗に成った。このベアリングは物に依るけど通常形状の強化型だったり、内径と外形の組合わせが標準じゃ無いヤツだったりと、なんか変というか標準化とか互換性を重視していない設計がしてある。
あまり好きじゃ無い設計思想だ。
水没なのか湿気なのか知らないけど、後ろのコンデンサが崩壊した。コンデンサ自体はフィルムコンデンサだけど、ベースプレートに固定して有る樹脂の部分がボロボロ。
仕方無いので同一規格のフィルムコンデンサを持って来て、ベースプレート上にエポキシで接着してインチキ再生した。
あとの大きな作業としてはブラシがダメだったので交換したくらい。何とか形に成ったし発電もして居る。
そういえば固定ボルトが930までの6本と違って4本になって居る。今気がついた。これは将来の4気筒化への布石だったのか(笑)。
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