The distributor generates a signal.
6ピンCDI用のディストリビュータ。3ピンCDIは従来のポイント信号で動作するから適当なヤツでも動くけど、6ピンCDIは専用の無接点型ディストリビュータが発生する信号が必要なので他車の流用が難しい。
今回はその6ピンCDI用のディストリビュータのO/H。このタイプは駆動が斜歯歯車なので軸にスラスト加重が発生する。その為にVWとか356タイプに比べると軸のスラストワッシャが摩滅してガタガタになって居るヤツが多い。
前にも書いたけどガタガタだと加減速の時に位相変化が起こってしまうことと、遠心進角のピンがケースに当たってしまうために、進角の途中で不規則でガタガタの特性に成ってしまうのが不味い。
あとはコイルと磁気回路が入って居るので電気的な検証も必要に成る。
ディストリビュータ単体だとこんなに綺麗な波形が出てくる。これが車体上でエンジンを回して居る時に測定するとギザギザで凄く汚い波形になる。
そうなると本来は左上から右下に向かってスパッと下がって居る線が0Vを横切る瞬間に点火すべき所だけど、一つ手前の左下から右上へ向かってなだらかに上昇して居る所でも誤点火してしまう様になる。
これは点火回数が2倍に成ってしまう事を意味し、点火エネルギが正常な時の半分に成ってしまう。無接点だから大丈夫という訳じゃ無かったりするのでご用心。
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