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2023年10月

2023年10月31日 (火)

Strong paint film

10311_20231031230101 白骨号の全塗装。今日からバンパーに着手した。本来ならササッと外してフェンダーに着手する予定だったけど、各部のねじがさび付いていて折れたりしたのでフロントバンパーだけでストップ。その代わりに塗料の剥離をすこしやってみた。
10312_20231031230101  バンパーはアルミ製でオリジナルも白。その上にナフコの缶スプレーで塗装した。下のチンスポイラーは鉄製でオリジナルは赤。そして耐チッピング塗装がしてあり、私がその上から缶スプレーで白を塗った。
 正確に言えば分厚い耐チッピング塗装の上に赤が塗ってあって、その上から白を塗った状態。
10313_20231031230101  カップブラシを使って見たりリムーバーを使ってみたりしたけど、どれも一長一短で決め手が無い。ナフコの缶スプレーはペイントリムーバーで簡単に落ちるけど、オリジナルのウレタン塗装は割としぶといし、その下の耐チッピング塗装はメチャしぶとい。
10314_20231031230101  もう一つの悩みはアルミの下地処理。アルミの下地処理は毒性の有りそうなジンクロ系か宅急便では送れない劇物のウォッシュプライマーが思い浮かぶ。
 でもヤバイのは使いたくないし基本的に買いにくいから使え無い。そこで調べて見るとカンペのノンクロムプライマーというヤツが安全そうで、PG80のシンナーが使えて相性も良さそうで、1kg売りが有って適任な感じがして居る。
 一斗缶とか数万円となると悩むけど、1kgで数千円なのでこれで行ってみようかと考え中。まあ剥げたらそのときに考えれば良いのだけど面倒な事は1回で済ませたい。

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2023年10月30日 (月)

not very nice color

10301_20231030204001 2x4材で作った翼受け台に色を塗った。今年の夏だったかグッデイの見切り品でえらく安い塗料が有ったので買っていたヤツ。皆が買わないだけ有ってさび止めみたいな変な色。
 まあ塗らんよりは良いかと思って塗ったけど、やっぱり良い色には感じられない。効果があるかどうか解らんけど、気休めとして上にスポンジを被せて完成。
10302_20231030204001 964か993の良く解らん部品。操作ワイヤのエンド部を受ける部分が崩壊したので再生できないか?と言う相談。
 最初は3Dプリンタで部品を作って・・・と思ったけど、この手の部品は局部的に意外と力が加わる。最終的にアルミから削り出した部品を構造用接着剤で接着する手法として見た。
10303_20231030204001 接着面を円筒状にすると壊れたときに抜けてしまうので、テーパにして接着面が剥がれてもワイヤのアウタは定位置に保持できるようにしてみた。



10304_20231030204001  相手部品も貰ってないしオリジナルの形状も寸法も解らない。バイクのクラッチワイヤ程度を頭に思い浮かべながら、出来るだけ再修理にならない方向の寸法で作って見た。
 さて、どうなるかな?。

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2023年10月29日 (日)

I bought a spray stand.

10291_20231029211201 ディスカスの翼修理用に自作した馬を塗装にも使おうと考えたけど、修理の時期と白骨号の塗装の時期が丁度重なる。ペール缶とか収穫籠だと低いのでゴミが付きやすい気がして、塗装屋の店先でよく見るスタンドを買って来た。
 どこで買っても同じような構造と値段のヤツだけど、送料とか考えなくて良いから千早のストレートまで行って買って来た。
 組み立て式だけど組立方法というか分割方法がよく考えられて居て感心しながら組立てた。できあがりは想像していたよりも大きくて丈夫そう。これなら前後のバンパーを2本とも一緒に乗せることができるし、ボンネットも安心して乗せられる。
10292_20231029211201  時々欲しくなっていた1/4のディープソケットのセットも買った。ストレートのヤツは安いのに普通に使える品質が有って好きだけど、特にこの手のソケットはサイズ表記が凄く見にくい。
 比較用としてKTCの21世紀ツールを置いてみたけど、KTCの方はこの状態でも数字がハッキリ読める。毎日整備ばかりしていたら微妙なサイズ感を覚えていてサイズ表記とか要らんのだけど、たまにしか作業しない老眼にはハッキリ表示が有り難い。
 リュータにダイヤモンドビットでも付けて数字を彫ろうかな?と考え中。それか旋盤で筋を入れて本数とか間隔で識別するか。
 3/8の方はホルダだけ買った。差し込んでいるのは手持ちのディープソケットとプラグレンチ。こっちも大半がストレート製なので表示が見にくい。
 まあ値段が値段だから文句を言ったら罰が当たる。自分で何とか工夫してみたいと思っている。

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2023年10月28日 (土)

Melted-down diodes

10281_20231028203101 曰く付きの車が入ってきた。以前にセルモータを修理した後で、エンジンかかるまでやって欲しいと言われたけど丁重にお断りした車。今度は自動車整備工場の人が持ち込んできた。
 その工場でもかなり苦労して自走できるまでやったけど、発電不良が治らないので見て欲しいと。断ろうかと思ったけど、大変そうなので置いていって貰った。
10282_20231028203101  レギュレータが別体なので見て行くと車体側と配線が合ってない。これじゃ動くはずが無いし下手したら燃えたりする。



10283_20231028203201  参考にした配線図でも車体側の構成からも単純なリレー1個のレギュレータの筈だけど現物はリレーが2個有る。
 DCダイナモ用にしては接点が小さいので過渡期のチャージランプ点灯用かな?と思って見て行くと配線をぶった切って改造してある。うーん。。。
10284_20231028203101  バッテリからジャンパしてフィールドコイルを最大励磁状態にしても発電しないのでオルタネータを降ろした。
 セルモータの時のようにメチャ苦労した。クーラーが付いているのも有るけど、横置きのA型エンジンとか触りたく無い。やっぱり単体作業の電機屋さんが良いわ。
10285_20231028203101  分解して行くとフィールドコイルがストンと外れた。ダイオードボートに半田付けされて居るはずなのでおかしいな・・・と思って中を見るとダイオードがボロボロ外れてメチャクチャな状態。


10286_20231028203101  どうも前回のO/H時の組立が間違っていて、中性点をアースに直結してあった様だ。その為にマイナス側はダイオードで直結されてしまうし、プラス側は半分以下の出力しか出ないので無理をせざるを得ない。結果として加熱しすぎて半田もダイオードの固定も取れてしまったと言うストーリーかな?。
 スリップリングとか全然減って無いので、たぶん想像は当たっていて装着直後に焼損して後は発電が悪いなあ・・・でその都度充電の状態だったと思う。
10287  速く終わらせたかったしこんな部品は頼んでも来んと思うので、手持ちの適当なダイオードを使ってダイオードユニットをインチキ修理した。
 定格容量はかなり上がっているのでインチキとは言っても性能は向上しているはず。でも車体の何処かに別の罠が隠れて居るようでこの車は怖いなあ。
10288  卓上で調整したレギュレータだけど、実車に装着すると±0.5Vくらいはずれる事が有る。装着の向きとか振動とかの影響で。
 レギュレータだけの作業の時は知らんぷりに成らざるを得ないけど、今回は車体があるので微調整ができる。
 ちょっと高めな感じがするので明日にでもレギュレータを再調整して完成としよう。これでお終いで有りますように。

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2023年10月27日 (金)

Making saw horses

10271_20231028092201 ディスカスの修理のために久住を何往復もするのは大変なので、我が家まで機体を運搬して裏庭で作業する事にした。
 我が家の方が機材も揃っているし、この手の作業は近場で合間時間にする方が効率的という理由も有る。
 機材で足りないのは翼を置く「馬」。それを作って置こうと思って片翼分の2個を製作した。
 この手のものは日本語で「馬」「ウマ」と言うけど英語でも「saw horse」と馬なのが面白い。英語を訳したのかそれとも同時発生的に同じイメージから言葉が生まれたのか。
 同じような感じで「治具」と「jig」や「驟雨」と「shower」とかも気に成る。
10272_20231028092201 2x4の6フィート材が安かったので6本買って来た。本来は直線で切って金具とコースレッドで組立てる思想と思うけど、金具が意外と高かったので金具無しで組立てる事にした。
 高さはこの上に翼を置いて翼表面が800mmくらいになる様にした。久住に有るヤツは台の高さが800mmくらい有るので、上にASK21の翼とか置くと背の低い私では作業がしにくい。
 大工仕事とか塗装とか、他の作業にも使えるから悪く無いと思う。製作費はディスカスの修理代金に上乗せして請求すれば良いし(笑)。

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2023年10月26日 (木)

German temperament

10261_20231028085801 ディスカスの修理に関してシェンプヒルトに、積層図面の送付と使用するガラスクロス、エポキシ樹脂の型番を教えてくれと問い合わせて居たら回答が来た。日本の製品で同じような対応をしてもらった経験が無いから嬉しい。
 エポキシ樹脂はL285を持って居るのでそれが使えると好都合だと書いて居たら「The resin used during production was GE613 with Epikure113. But for this repair you can also use L285 with H285, 286 or 287」と返事が来た。製作時は別の樹脂を使って有るけど、お前の持って居るL285を使っても良いぞと言うことらしい。有り難い。
 面白いのはわざわざ「L285 with H285」と書いて有ること。L285が主剤でH285が硬化剤で私は面倒臭いからL285シリーズの意味でL285とだけ書いた。でもドイツ人は「L285 with H285」と書かずには居られないのかもしれない。
 国民性とか無いんじゃ無いか?と普段は思う人間だけど、ちょっと面白い。
10262_20231028085801  カワサキのバイクのイグナイタ。ゼファーとかあの辺りのバイク用らしくてメイントランジスタが4個入って居る。
 捨て火有りの両端出しのコイルが4個有るんだろう。と言う事で4気筒で1気筒2プラグのエンジンか。

10263_20231028085801  電解コンデンサは無条件に全て交換して、痛んだパターンも修理。
 かなりの半田クラックも有ったので全部再半田。



10264_20231028085801  この1個の為に試験機を作るとか出来んので、メイントランジスタが生きているかをテスタレベルで検査してお終い。
 あとは入力端子に適当な電圧をチラチラ入れて見たら出力がオンオフする事があったので、まあできる限りの事はしたという事で完成とした。
 本来なら930のDMEとか964のエアコンみたいに試験機を作って検証までするのが正しい修理だけど、簡単な試験機でもゼロから作るには仕事として考えると数十万から100万オーバーの費用がかかる。だからよっぽど数がこなせるヤツじゃ無いと難しい。

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2023年10月25日 (水)

I don't pursue perfection.

10251_20231025201701  白骨号のサイドシルカバー塗装、今日は上塗りのグランプリホワイトを塗ってみることにした。と言う事は自動的に耐チッピング塗装は止めたと言うこと。



10252_20231025201701  ゴムモールが着く溝の中をどうやって塗るか悩む。スプレーガンに装着するアタッチメントも有るみたいだけど、高いのと先端が入りそうに無いので却下。
 溝の両側をマスキングし、吐出量を絞ったガンを近づけて塗る作戦にした。

10253_20231025201701  まあまあ塗れた感じがする。それにこの部分は今回分解したときも錆びて無かったので、まあこの程度でも良かろうという判断。




10254_20231025201701  両側とも一気に塗り上げた。PG80は安いし乾きが速いので好きだ。





10255_20231025201701  それなりの艶もあるし、面が水平なので大きな垂れもなくて私的には上出来の仕上がり。




10256_20231025201701  でも屋外で適当に塗っているからゴミなのか虫なのか解らん異物が点々と残って居る。
 まあこれは完全に硬化してから磨けば良かろう。虫なら黒い点に成るだけの話で、今までの汚さに比べたら何をやっても上出来。

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2023年10月24日 (火)

Hidden defects

10241_20231025121301 ポツポツと合間時間に作業している白骨号の全塗装。サイドシルカバーをエスコで塗ってみたら凹凸が見えて来た。
 この位の凹凸は塗装を剥いだ段階で気がついて修正しておくべきだけど、亜鉛メッキが8割くらい残って島状に生地が出て居る状態なので素人目には解らなかった。。。と言う言い訳。
10242_20231025121301  仕方無いのでエスコを塗った上からハンマで軽く修正した。完全硬化したエスコは結構強く、殆どの皮膜は剥離せずに残って居たのは立派。
 でも不安なので叩いたところは改めて剥離してから全部をエスコで塗り直し。


10243_20231025121301  プロが見るととんでもない状態だろうけど、素人が自分の車の作業をしているのだから全然OK。しかも下の方で覗き込まないと見えない場所だ。
 次の問題は耐チッピング塗装をどうするか。タイホーコーザイの刷毛塗りするヤツは有るけど、乾燥硬化がかなり遅いし上にウレタンが乗るかどうか不明。かと言って上塗りをしないと汚れが付きまくって一気に黒っぽく成るから困る。
 今の気持ちでは耐チッピング塗装は無しで進めて、全部が終わって気持ちに余裕が出て来たらなんか試して見ようかな?と言う感じ。さて何時になるやら。

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2023年10月23日 (月)

General purpose epoxy thinner

10231_20231024143701 日曜日に一気にやろうと思っていたけど頓挫した白骨号のサイドシルカバー塗装。合間に細々と進めて居る。
 色々悩んだけどカップブラシで取れるまで取って、中途半端に亜鉛メッキが残った状態でエスコ、必要ならポリパテ、サフェーサの純で作業する事にした。
 これが最適かどうか解らんけど、小さな部分からやって行けばテストと改善点を見つける事も出来るだろうと期待。
 柔らかい耐チッピング塗装を剥ぐのに苦労したけど、何とか剥いでエスコを1回塗った状態。ウレタン系に比べたら乾燥硬化がかなり遅いので作業性が悪い。1液性の方が速い様な気もする。
10232_20231024143701  エスコをスプレーガンで塗るにはシンナーで薄める必要が有る。指定は「テクトEPシンナー」だけど一斗缶ばかりで4L缶が見つからなかった。
 そこでレタンPG用シンナーを使って見たら分離してコロイド溶液が出来上がってしまい、仕方無く買ったのが汎用のエポキシシンナーという代物。
10233_20231024143701  かなり怪しい感じがしたけど、一斗缶を買っても余ってしまうので汎用品にかけた。結果は問題無く溶解して普通にスプレーできた。塗装の神様ありがとう。
 プロのレベルではどういう意見になるか知らんけど、素人レベルでは取りあえず分離しなかったという報告。

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2023年10月22日 (日)

Durga Puja

10221_20231023102301 ちゃしろと散歩して、朝飯を食べて、ゆっくりコーヒーを飲んで、風呂掃除して、メールをチェックして居たら添付ファイル付きの怪しいメールが来ていた。
 ディスカスの主翼に凹みが有るから直ぐに修理しろと書いて有る。直ぐに修理なんか出来る訳が無いけど、FRPにこんな感じで痕跡が有ると言う事は内部は白く破壊されて居る様な気がする。
 日曜の昼前だと遅い車が沢山居るから久住まで3時間以上かかる。。。白骨号の塗装と家の裏山の整備をしようと思って居たのに。。。。仕方無いから道具を積んで久住に向かった。
10222_20231023102301  ゲルコート層なのか再塗装のサフェーサなのか解らないけど、表面を削り落とすと悪い予感は当たってFRP層が白化して居た。
 普通に飛んで居て壊れる事は無いと思うし、Vne出して千切れても翼端から400mmくらいの位置なので、ディスカスに乗るくらいの人間なら死にはしないと思う。
10223_20231023102301 でも構造部材がハッキリと損傷しているのを見てOKですとは言えん訳で、仕方無く白化した部分を全部切除してみた。
 1点だけグッと押し込まれた部分だけは発泡コアがグサグサになって居たけど、コアまで交換するのは面倒臭いのでエポキシとコットンフロックス辺りで適当に誤魔化そうかな・・・と妄想した所で今日の仕事はおしまい。これ以上ここで出来る作業は無い。
10224_20231023102301  帰ろうとして居たら高学歴・高身長の二人組から呼び止められた。サンバーの金具が取れたから溶接しろと言う。帰りたいけど偏差値でも身長でも負けているから言うことを聞くしか無い。
 外れた部品は誰かが一旦溶接していたらしいけど、それがさらに外れたらしい。よく見たら車体側が錆でグサグサになって居る。これは誰が溶接しても直ぐにダメに成るし、さびで薄くなった板に上向きで手棒溶接とか私には出来ん。
10225  仕方無いから端材を探し出して来て、その端材にブラケットを溶接して座面の広いブラケットを作り、そのAssyをブラインドリベットでグサグサになって居ない部分に止めるインチキ修理で何とか誤魔化した。

10226  学校の近くのイタリアンでもおごれと言ったら、イタリアンは勿体ないので芋でも食っておけと芋を貰った。
 行楽帰りの楽しそうな車に混じって、ヘトヘトになって家まで帰って来た。無事故で帰って来られて道路の神様ありがとう。

10227  帰ってから晩飯を食べながら、神様はどうして私にこんな試練を与えるのだろう?と考えた。そしてドゥルガープジャの時期なのを思い出した。
 ドゥルガープジャで何をしたら良いのか知らないけど、取りあえずドゥルガー様の前に火を灯した。インド的な油のランプとかないので、LED作業灯を点けておいた。
 これでドゥルガー様は私たち家族を守ってくれるはず。

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2023年10月21日 (土)

Completely dead capacitor

10211_20231023100501 同じ作業が続く事が多いけど数日前と同じ6ピンのCDIが入って来た。
 まずは簡単な受け入れ検査をして見ると明確な異常がある。こう言うのは改善が見えるので作業としては嬉しい。でも古いからそれとは別のトラブルが隠れて居る事も多々有る。
10212_20231023100501  無負荷なら発振音がするし400V以上まで昇圧できている。でもコイルを繋ぐと発振音がかすかに聞こえるレベルに低下し、コンデンサ両端の電圧も50V以下になってしまう。
 回路構成から考えると昇圧回路が弱いか、負荷となるコイルかコンデンサが短絡気味の原因が考えられる。
10213_20231023100501 CDIのコイルなんか最初から短絡して居る様なモンだから可能性はコンデンサ。基板を外すのはO/Hと変わらない位面倒なのでインチキをしてコンデンサだけを測定して見るとオートモードで1.3Ωとか出てくる。
 要はコンデンサじゃ無くて1.3Ωの抵抗ですよと言っているわけだ。完全に短絡モードで死んで居る。
10214_20231023100501  コンデンサを交換するにはトランスも外す必要が有り、それには電子工作とはかなり違う機械加工に近い作業が必要に成る。
 トランスはちゃんとして居るから交換の必要は無い。あとは基板上のリフレッシュをしてコンデンサを新品にしたら完成かな?

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2023年10月20日 (金)

The distributor generates a signal.

10201_20231021175301  6ピンCDI用のディストリビュータ。3ピンCDIは従来のポイント信号で動作するから適当なヤツでも動くけど、6ピンCDIは専用の無接点型ディストリビュータが発生する信号が必要なので他車の流用が難しい。
 今回はその6ピンCDI用のディストリビュータのO/H。このタイプは駆動が斜歯歯車なので軸にスラスト加重が発生する。その為にVWとか356タイプに比べると軸のスラストワッシャが摩滅してガタガタになって居るヤツが多い。
 前にも書いたけどガタガタだと加減速の時に位相変化が起こってしまうことと、遠心進角のピンがケースに当たってしまうために、進角の途中で不規則でガタガタの特性に成ってしまうのが不味い。
10202_20231021175301  あとはコイルと磁気回路が入って居るので電気的な検証も必要に成る。
 ディストリビュータ単体だとこんなに綺麗な波形が出てくる。これが車体上でエンジンを回して居る時に測定するとギザギザで凄く汚い波形になる。
 そうなると本来は左上から右下に向かってスパッと下がって居る線が0Vを横切る瞬間に点火すべき所だけど、一つ手前の左下から右上へ向かってなだらかに上昇して居る所でも誤点火してしまう様になる。
 これは点火回数が2倍に成ってしまう事を意味し、点火エネルギが正常な時の半分に成ってしまう。無接点だから大丈夫という訳じゃ無かったりするのでご用心。

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2023年10月19日 (木)

magnetic saturation of transformer cores

10191_20231020164901 6ピンCDIの点検と修理。うちでOHしたのと付け替えて試験すると、これの排ガス濃度が悪いらしい。軽い失火をして居るんじゃ無いか?と言うのが症状。
 簡単に受け入れ検査をして見るとハッキリと悪い所は無い。

10192_20231020164901  火花も最低限は出て居るけど、最高の状態では無い。O/H直後だと放電電圧も高いし感覚的に火花エネルギが弱いかも?と言う感じを受ける。



10193_20231020164901 メインコンデンサはそんなに悪くなかったので今回はそのまま行く事になった。それに対してトランスのインダクタンスが3個の巻線全部が同様に2割くらい低かった。
 この回路でトランスのインダクタンスが低いと放電エネルギが低いだけじゃなくて、1次側のピーク電流が過大に成ってしまう。
 いまでも割とギリギリの所で使って有るので、2割も低いと環境に依っては磁気飽和して一気に電流が増えてしまうゾーンに入っている感じ。
10194_20231020164901  流石に放置は出来ないのでトランスを分解し、今回はコアとフレームだけを交換する事にした。何故なら3個の巻線全てが同率で低下していたので、共通のコアの問題だと判断したから。


10195_20231020164901  普段とは違うコンデンサが古いままでトランスのコアだけが新しい珍しい画像。
 これ以外は何時もやって居る基板側のリフレッシュをしてから組上げた。失火の原因としてデスビ信号のノイズも考えられたので、IC化まではしなかったけど軽いノイズ対策もしておいた。
10196_20231020164901  最後は擬似信号を入れて各回転数での特性を測定して完成。
 さて、これで失火が消えて排ガスの測定値が良くなるだろうか?。深いところに興味をもって定量的に作業してくれるお客さんなので、こちらも退屈しないで作業出来て嬉しい。

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2023年10月18日 (水)

The most seized bearings

10181_20231019202601 ブログ更新をサボっていたときの作業で、たぶん964辺りのオルタネータ。長い軸が両方に出て居て特徴的な形をしている。
 かなり汚くて分解に苦労した1台だった。

10182_20231019202601  スリップリングはギリギリもう1回分くらいいけそうなので、真円切削だけで済んだ。




10183_20231019202601  史上最強の固着具合だったネックベアリング。これを外すのにほぼ半日かかった。
 どうでも良い部品ならガンガン行けるけど、先端にねじは有るし中央部にはコイルがある。長い軸を曲げたらお終い。色々と制約がある作業なのに、なぜかこの964タイプは固着して居るのが多い気がする。
10184_20231019202601  何とか綺麗に成った。このベアリングは物に依るけど通常形状の強化型だったり、内径と外形の組合わせが標準じゃ無いヤツだったりと、なんか変というか標準化とか互換性を重視していない設計がしてある。
 あまり好きじゃ無い設計思想だ。

10185_20231019202601  水没なのか湿気なのか知らないけど、後ろのコンデンサが崩壊した。コンデンサ自体はフィルムコンデンサだけど、ベースプレートに固定して有る樹脂の部分がボロボロ。
 仕方無いので同一規格のフィルムコンデンサを持って来て、ベースプレート上にエポキシで接着してインチキ再生した。
10186  あとの大きな作業としてはブラシがダメだったので交換したくらい。何とか形に成ったし発電もして居る。
 そういえば固定ボルトが930までの6本と違って4本になって居る。今気がついた。これは将来の4気筒化への布石だったのか(笑)。

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2023年10月17日 (火)

Piping Job

10171_20231017230401 週末から家の裏の配水管工事をして居る。ここは私が記憶しているだけでも3回ほどリフォームというか工事がされている場所で、色々グダグダな場所。
 何とか綺麗に纏めたいと思って福岡に帰ってきてから少しずつやって居るけど、ようやく最後の配水管工事までたどり着いた。
 仕事の合間の時間を全て費やしているけど3日かかってここまでしか進まないくらいの難工事。

10172_20231017230401  何故なら度重なる工事の度に下を掘るのが面倒なので上へ上へと積み重ねられて居て、今はコンクリ土間の上に配水管が通って居る状態。
 流石にそれでは見栄えが悪いと思ったのか、さらにその上にコンクリが塗ってあった。はあ。。。と言う感じだ。
10173_20231017230401  それを全部はつって溝を掘った。正に遺跡の発掘作業と一緒で、コンクリ層が3層に一番下はレンガの層があった。
 ここまでやっても大して綺麗には成らないのだけど、土間の広さが少し広がる事で気分が少しだけ良くなる予定。
 横に渡っている配管の下を通して新しい配管を通した。排水すなわち下水管だけど、ここは洗面所と洗濯機の排水部分なので良かった。
 もう少し合併浄化槽側へ行くとウンコが流れる配管を改造する事に成る。まあ自分と家族のウンコだけど、臭いモンは臭い。
10174_20231017230401  配管に適当な購買を付けて設置し、下にがれきとか泥を入れた。水をかけて棒で突いて落ち着かせたけど、このまましばらく放置して空洞が埋まるまで待とうと思う。
 内部の空洞が埋まったら上を瓦礫と土でカバーし、最上層にコンクリを流したら完成だ。
 これで餅つきの時に少しだけ歩きやすくなる。

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2023年10月16日 (月)

Blowin' in the Wind

 ここ数日のニュースで昔流れて居た歌を思い出した。人間のやって居る事なんか昔も今も全然変わらない。。。同世代の人間もポツポツ死んでいくし。。。色々思うけどまあ、良く解らんと言うことだ。

10161_20231016214101 昨日の午前中マラソン中継を見ていて驚いた事が有る。昼のスタートじゃ無かった事や川内が最後まで見せ場を作った事じゃなくて、審判車がどう見てもポルシェだった事。
 最初はトヨタが86かスープラの改造車でも持ち込んだと思っていた、箱根に不細工な改造車を持ち込んだ様に。でもそれにしては片側4個の光源とかエンブレムの見え方とか、余りにもタイカンに似すぎている。まあトヨタならやりそう(笑)だけど流石にこれはタイカン本人だろうと言う気持ちが強くなって来て、検索したらポルシェがトリコロールカラーの3台を提供したと書いて有った。
 時計車はヤリス的なお尻だったし他にもトヨタのエンブレムは見えたから無縁だった訳じゃ無さそう。それなのに一番目立つ車が何故ポルシェなんだろう。今までのトヨタでは考えられない結果に驚く。
 時代的にEVを要求されたとしてもbZ4Xのボルトを大径化して(笑)持ち込めば良いからポルシェのEVを走らせる様な事は無かったと思う。車が準備出来なかったのか、影響力が落ちてきたのか、やる気が無かったのか。

 ネガティブな事に関連して身近に気に成る事が起こっている。先日書いたけどトヨタ横の大きなガソリンスタンドが潰れた事に加えて、10月から宮若市のヤマトの営業所が閉鎖に成った。
 ここは10年ちょっと前にトヨタ関連の荷物が増えて来たから開設された営業所だけど、それが閉鎖に成るという事は関連の荷物が減って来たという事だろう。私が株式投資をする人間ならトヨタ株を半分に減らしておきたい気分。
 私は今までトヨタ車を1台も買った事が無い人間だけど(笑)、トヨタ工場と同じ町内に住んでいる人間としてトヨタが調子悪く成るのは困る。我が町は合併債と復興債で巨額の借金をしまくっていて、これからそれを返していかなければ成らない。そのタイミングでトヨタが弱体化すると大変な事になる訳だ。
 以前は貝島炭坑のおかげで日本最大の町を謳歌していたけど、今はトヨタの町として借金までして好きな事をしている。貝島が潰れた後は見るも無惨な状態が数十年続いて来たけど、今後もっと酷い事に成るのは流石に私も困る。
 どうなるかねえ。。。BYDの工場に成るか?、答えは風の中。

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2023年10月15日 (日)

I am alive.

10151_20231015102701 心配のコメントを貰ったり電話が来たりしたので取りあえず生存確認(笑)の意味で書いてます。
 ワクチン打ってないからコロナで死んだと思って居た人、残念でした。お互いに生き残ったんだから仲良くしようね。

 特に何か有ったわけじゃ無くて、少し忙しかったのに加えて九大のグライダーの耐空検査書類を作る仕事が有り、そういう仕事は部屋に帰ってブログを書いているようなタイミングでやるもんだからブログを書く時間が無かっただけの話。
 メチャ忙しかった訳でも無くて毎日ちゃしろと2回の散歩はして居たし、フィリピン英会話は続けて居る、そしていつもの様に色々な作業をしながら写真だけは記録用に全部撮っている。でもそれを纏めてアップするリズムが崩れてしまっただけ。
 毎日15分くらいの時間だけど、リズムが崩れるとなんか上手く行かん。勉強する人としない人、運動する人としない人、違いはこの程度の小さなモンかもしれないと思う。

 それとは別に最近感じて少しモチベーションが下がっていたのはブログの存在意義。最近はググっても個人ブログは殆ど引っかからず、どうでも良い商売がらみのやつしか出て来ない。それでも後ろのページに出てくれば良いけどそれも無かったりする。
 試しに私が知って居るページの内容とか自分のページの内容を検索してみても、最後のページまで出て来ない事が多々有る。手数料ビジネスの虚業のくせに生意気だと思うけど、彼らに牛耳られて居るから仕方無い。
 ブログは自分の考えを発表したりそれに対する意見を貰ったり、私の場合はかなりの割合の仕事はブログを見てから問い合わせと言う流れ。だから割と重要な位置を占めている訳で、それが検索に引っかからないのは宜しくない。
 色々試して見ると今はYouTubeの方が商業的じゃ無いチャンネルが引っかかる可能性が高い感じ。とは言っても既にかつてのTVの様なチャンネルが増えて来ている中で、こちらにシフトするのは意味が無い気がするし編集の労力が桁違い。

 こんな感じで少しネガティブな悩みがあるのは事実だけど、撮りだめた写真を元に新たに記事を書くのか遡った日付で書くのか解らないけれど、今までのようにボチボチ書いていこうと思って居ます。
 グーグル様がこんな感じで私の好みと離れて行ったので、インターネット黎明期の様に、各ページ作成者が作って居た「リンク集」と言う物が今こそ重要度が増して来たんじゃ無いか?とか思う今日この頃。

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