The results were not pleasant.
以前から苦戦している964系のエアコンユニット。技術的な話が通じるショップなので同じ系統の車体で動作する試験用ユニットを送りましょうと言ってくれた。
それは盆直前の連絡だったけど、お盆のせいか台風の影響か試験機は今日になって到着した。フーッ。
早速うちの試験機に繋いで見るときちんとコンプレッサクラッチはオンになるでは無いか!。と言う事は作業中のユニットに何らかの異常が発生していることは確定だ。理由と場所は解らんけど。
今までにやってきたことを纏めると、関連の信号の入力回路と出力回路は正常に動作していてマイコンの端子までは正常な電気信号が来ている。
エアコンスイッチを入れてもコンプレッサはオンにならないけど、それ以外のデフロスタとかはエアコンオンの状態に変化する。と言う事はマイコンはスイッチがオンになった事を認識して居て、一部の機能はそのためのアウトプットをして居る。コンプレッサのクラッチ制御を除いて。
このような状態で考えられるのは二つ。一つはクラッチ制御のマイコン端子が死んで居る事。もう一つはエバポレータの温度入力端子が死んで居て常に温度超過と判断していること。いずれにしても入出力回路は生きているからマイコンに入った後の話。
と言う事で新品のマイコンとプログラムが無いとどうにもならない事が判明したわけ。かと言ってそういう説明で返却されても困るだろうからもう一工夫が必要に成る。
要はマイコンがやって居るのと同じ事を外付けの回路でやれば良い。そんなに面倒な条件じゃ無いのでPICとか使う必要は無くて、ダイオードかオープンコレクタのORあたりを組み合わせたら行けそう。そんな流れで仮の回路を使ってクラッチをオンオフ出来る様になったのがこの写真と言う訳。
長かった。そしてかなり勉強に成った。そして依頼者に凄く迷惑をかけた。次が有ったらもう少しスマートに処理できると思うので整備の神様許してくださいな。
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