« I struggle with the clutch. | トップページ | The piano came home. »

2023年8月 9日 (水)

A rather modified airflow meter.

08091_20230810105201 ポルシェ964のエアフロメータ。内部のインピーダンス違いはあるけど、基本的に930と互換性がある。形状的には928や一部のBMWとも互換性があるけど、内部の抵抗体の特性が違うから電気的には別物。
 O/Hと言うかリフレッシュで入って来たけど、蓋を見るだけでかなり弄られて居る事が解る。ベーンを指で押してもハッキリと解るくらいバネのプリセット加重が変わって居る。
08092_20230810105201  開封前に試験した段階で解って居たけど、抵抗体がすり減ってしまって正常な出力振興が出せて居なかった。
 でも珍しいのはアイドリング以下くらいの領域がすり減って居る事。ここ部分は普段は使う事が無い領域だし、今までの全てのエアフロですり減って居るのはアイドリング以上の中速域。この時点で何か変な感じ。
08093_20230810105201  トルクも測定して見ると2割以上強めて有った。ここを強めたり弱めたりしても燃料とか点火を直接コントロール出来ない。変化するのはマップの違う位置を読みに行くだけ。
 もし何らかの意図を持って弄るなら、エアフロのバネを弄ったりサブコンと呼ばれる電気的に同様な事をする機器を使ったりせずに、ダイレクトにマップデータを弄るべきだと思う。
 私にはこう言う事をする意図が良くわからん。唯一意味があるかも?と思うのは、ボアアップしたりして吸気量が増えたけどエアフロは何らかの理由で純正を使いたい。すると最高回転数以下で出力がサチレートしてしまうので、それを防止する為にバネを強くする位か?。普通はこんな事せずにデッカイエアフロに交換する筈。
08094_20230810105201 なんとか修理が出来たのでデータを取っていく。各ポジション毎のデータはデジタルのマルチメータで取る。




08095_20230810105201  ただ、ベーンを動かした時の連続した出力電圧の変化具合とか滑らかさに関しては、アナログメータの方が直感的に理解出来る。
 作業前後のアナログメータの表示に関して動画を撮ったけど、いつもの様に編集作業が苦手でアップできて無い。
 メチャ解りやすい動画だと思うけど、ごめんなさい。

|

« I struggle with the clutch. | トップページ | The piano came home. »

コメント

これも アーリア人の作った奴やな!

投稿: MASA | 2023年8月10日 (木) 18時28分

 そう、でも半田は溶けてない(笑)。

投稿: みつやす | 2023年8月10日 (木) 18時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« I struggle with the clutch. | トップページ | The piano came home. »