Torture Toaster
最初に印刷した船の模型はお人形さんみたいな出力のチェックには良さそうだけど、私がやりたい機械部品の出力チェックには最適じゃ無い気がした。
そこで調べて見ると面白いのが見つかった。「Torture Toaster」と言うモデルで私は意味が解らずに辞書を引いたら「拷問」と出た?。 「拷問パン焼き器」じゃ語感が悪いので「苦悩のトースター」位が良いかもしれん。
動画じゃ無いと解りにくいけど、3Dプリンタの大きな特徴の一つで有る「隙間の有るアッセンブリ」を一回で印刷できる機能に関してのテストモデル。
究極な事を言うと、密閉された減速機を一体で出力して入力軸を回すと出力軸が減速されて回る状態。それのシンプルなテストモデル。 自分用のプリミティブなテストピースとしては穴径の確認ピースを印刷して見た。
想定しているのは深溝玉の外輪を受けるブラケットなど。 CNCフライスでもGコードに依っては起こるけど、プリントヘッドの最初と終わりに筋が出来る。あまり精度は期待できないな・・・と思って測定するとびっくり。
64.00mmのデータに対して64.01mm。
124.00mmのデータに対して123.93mm。
強度とか剛性とか耐熱性とかクリープとか、色々な課題は有るけど想像以上に精度が良い事に驚かされる。 テストピースには6000ZZの外形26mmに対して0.10mm飛びに25.80mmから26.50mmまで、全部で6個の穴がある。
内面の筋の部分を避けて内径を3点ずつ測定したら予想以上の出来で、ベアリングを圧入したら良い感じ。 マジックがデータで、ボールペンの3個の数字が測定値。赤が3個の平均値。耐熱性と剛性の不要な用途には直ぐにでも使える感じ。
表面の筋が・・・とか気に成る人は10年くらい待つ必要が有るかも知れんけど、特定の目的だけでOKを出せる人に取ってかなり有益なツールだと思う。
晩飯の時に嫁さんに「Torture」って解る?と聞いたら直ぐに「拷問」とかそんなんでしょ。と帰って来た。映画とかニュースに普通に出るらしい。はい、済みませんでした。
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