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2023年8月

2023年8月31日 (木)

Burnt printed wiring pattern

08311_20230901091701 エンジンルームが燃えた!ポルシェ964のエアコンユニット。運転席は燃えて無い筈なのに、コネクタに何か変な樹脂成分が付いて居た。関係ないと思うけどヤナ感じ。
 試験機にかけると不具合が山ほど出た。色んな所が壊れているのか、大本が中途半端な状態になっているのか、その両方か。
08312_20230901091701  2枚の基板を分離して見て行くと、最初に目視で解るくらいの焼損箇所が有った。
 ブラシで燃えかすを落とすと下から痩せ細った銅箔が出現し途中で切れていた。事前のテスタでの測定でもMΩのレベルだったので測定通りの結果。

08313_20230901091701  ここはアナログセンサ類のコモンGNDの部分。普通なら高インピーダンスの電圧だけの信号が来ていると言うか、その基準点の筈。
 それが燃えると言うことはどこかのセンサ回路に12V直みたいな低インピーダンスの電源が繋がったか、本来のデカいGND回路が断線して信号用のGND線に大電流が流れたか。
 ハーネスも燃えているらしいのでどちらも可能性が有る。
08314_20230901091701  色々と試験するにしても配線をふっきゅうしないと 始まらないので仮配線で復旧した。
 これ以外に焼損箇所は無いのか、周辺の部品類に過大電流が流れて破損とか変化が起こってないのか色々と調べて修復してから、今までやって居る動作チェックとかリフレッシュ作業に成るから結構面倒な作業に成りそうな予感。

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2023年8月30日 (水)

Second step towards special connector production.

08301_20230830214601 昨日に続いて今日は110型と呼ばれるコネクタのハウジング作り。
 昨日の250型でも少し怪しかったけど、さらに小さい110型だと相当怪しい感じの精度や分解能になる。
 とは言っても組立てられるし専用のピンで分解も出来る。最低限の精度は有して居ると言う事か。
08302_20230830214601  こっちは別の部品で複雑なピン配置を持ったベースプレートに適合する長穴が空いた板。




08303_20230830214601  こんな感じでストッと嵌まるまでには、全部で5回も微修正と再印刷を繰り返した。
 この手の部品を正確にスケッチするのって難しい。



08304_20230830214601  先ほどのプレートの上に250型と110型のコネクタを挿したらこんな感じ。全部のピンにコネクタを挿して、隙間を同じ樹脂で埋めたら特殊な配置のメス側コネクタが完成する。
 これと同じ事をデータ上でやって、一気に印刷すれば一発で完成すると言う捉え方でも良い。
08305_20230830214601  実際の差し込み代はベースプレートが無いこの状態が正しい。この深さで全部を一体化したデータを作れば良い。
 とは言うけれど、私はアーム式ドラフタから2D-CADの時代の人だから、3D-CADは簡単なモデルしか作る事が出来ない。
 意外と先は長いかも知れない。でも確実に出来る事なのは実感出来た。

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2023年8月29日 (火)

New fridge

08291_20230830083701  1月くらい前から冷蔵庫の調子が???的な事が有り、先週電気屋に見に行って新しいのに買い換えた。
 古い冷蔵庫は記憶と製造番号から行くと1999年製で24年前の日立製。その前に使って居たナショナル製が直ぐに調子悪くなり、連絡したらサービスマンが中身を入れ替えに来た。無料だったのでリコール的なヤツだったのかもしれない。
 その後も異音がしたりしたので日立に買い換えたけど、こいつはPWMとかPAMとか色々書いて有った割には長持ちした。まだ「モートルの日立」が有効な時代だったのかもしれん。
08292_20230830083701  嫁さんは野菜室が上でそれなりの容量が欲しかった。そうなると東芝かアクアくらいしか選択肢が無い。東芝はインチキ体質とツイン冷却器が少し不安で、我が家では洗濯機で実績のあるアクアが選定された。
 容積が一回り大きく成ったのに野菜室はほぼ同等。他機種はもっと野菜室が小さい。そういう時代なんだろう。
 嫁さんは最後の冷蔵庫に成るかも?とか言っていたけど、100歳まで生きたら買い換えが必要に成るね。

08293_20230830083701  3Dプリンタで250型コネクタのハウジングを作ってみた。やりたかった事の一つだ。




08294_20230830083801  メスの端子を差し込んだらこんな感じ。






08295_20230830083701  オスの端子を差し込むことが出来る。






08296_20230830083701  分解も出来る。まだ少し改善点はあるけど、基本的には可能という事が解った。ナイロン系とかフィラメントの材質を見直せば、エンジンルームとかでも使えるのが出来るかも知れない。

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2023年8月28日 (月)

Torture Toaster

08281_20230828210201 最初に印刷した船の模型はお人形さんみたいな出力のチェックには良さそうだけど、私がやりたい機械部品の出力チェックには最適じゃ無い気がした。
 そこで調べて見ると面白いのが見つかった。「Torture Toaster」と言うモデルで私は意味が解らずに辞書を引いたら「拷問」と出た?。
08282_20230828210201 「拷問パン焼き器」じゃ語感が悪いので「苦悩のトースター」位が良いかもしれん。
 動画じゃ無いと解りにくいけど、3Dプリンタの大きな特徴の一つで有る「隙間の有るアッセンブリ」を一回で印刷できる機能に関してのテストモデル。
 究極な事を言うと、密閉された減速機を一体で出力して入力軸を回すと出力軸が減速されて回る状態。それのシンプルなテストモデル。
08283_20230828210201  自分用のプリミティブなテストピースとしては穴径の確認ピースを印刷して見た。
 想定しているのは深溝玉の外輪を受けるブラケットなど。



08284_20230828210201  CNCフライスでもGコードに依っては起こるけど、プリントヘッドの最初と終わりに筋が出来る。あまり精度は期待できないな・・・と思って測定するとびっくり。



08285_20230828210201  64.00mmのデータに対して64.01mm。






08286_20230828210201  124.00mmのデータに対して123.93mm。
 強度とか剛性とか耐熱性とかクリープとか、色々な課題は有るけど想像以上に精度が良い事に驚かされる。


08287_20230828210201  テストピースには6000ZZの外形26mmに対して0.10mm飛びに25.80mmから26.50mmまで、全部で6個の穴がある。
 内面の筋の部分を避けて内径を3点ずつ測定したら予想以上の出来で、ベアリングを圧入したら良い感じ。

08288_20230828210201  マジックがデータで、ボールペンの3個の数字が測定値。赤が3個の平均値。耐熱性と剛性の不要な用途には直ぐにでも使える感じ。
 表面の筋が・・・とか気に成る人は10年くらい待つ必要が有るかも知れんけど、特定の目的だけでOKを出せる人に取ってかなり有益なツールだと思う。

 晩飯の時に嫁さんに「Torture」って解る?と聞いたら直ぐに「拷問」とかそんなんでしょ。と帰って来た。映画とかニュースに普通に出るらしい。はい、済みませんでした。

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2023年8月27日 (日)

Making fig jam

08271_20230827210601 恒例と成ったイチジクジャム作り。今年も行橋の不良地方公務員がジャム用のイチジクを持って来てくれたので早速開始。
 スプーンで中身だけを取り出す。イチジクの樹液なのか果実の果汁なのか、手に付いたままにしておくと何か痒い感じの汁。

08272_20230827210601  煮始めは多量のミンチ料理でも始めた感じに見える。





08273_20230827210601  しばらく煮たらトマトソース的な感じに変化。





08274_20230827210601  砂糖を加えたら色が濃くなるのは何故だろう?。





08275_20230827210601  ルミエールの瓶は、小さいと1個が78円とか信じられない値段。
 煮沸消毒してからジャムを入れ、熱々のうちに蓋を閉める。測定した事は無いけどどのくらいの真空度に到達して居るんだろう?。


08276_20230827210601  面倒臭いのでラベルは明日以降にやろう。
 ヨーグルトに入れるならブルーベリージャム。パンに付けるならイチジクかイチゴが私は好きだ。
 以前は毎年多量のイチゴジャムを作って居たけど、婆さんが死んでイチゴを作らなくなったのでイチゴが絶えた。
 ジャムだけなら作っても良いけど、イチゴの栽培は私にはとても無理な気がする。

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2023年8月26日 (土)

Room for improvement.

08261_20230827205601 3000rpmあたりで針がフラフラするタコメータ。内部がICタイプかと思っていたらディスクリートのヤツ。回路的に3ピンのCDIと組み合わさるタイプなので、入力は単純な12Vのオンオフに成る。


08262_20230827205601  試験的な信号で何回やっても再現出来ないので、最終的に本物の3ピンCDIと点火コイルまで持ち出して検証してみた。
 それでも再現が出来なかったので、内部回路のローパスフィルタ的な定数を少し強くなる様にした。
 もしかしたらポイントの機械的な問題かもしれん。回転数的に進角のゾーンなので、ここに何回か書いた様に進角の重りがケースに引っかかり始めて、それを電気がいち早く検出したとか。
 解らん。
08263_20230827205601  3Dプリンタの習作でボリュームとかに付ける「つまみ」。この手のつまみは意外と高くて、回路中に使って居るICよりもつまみの方が高価とか割とある。
 特に私が作ったりする変な試験機とかつまみだらけなので安くしたい。それと同時にピッタリの寸法とデザインにしたい。
08264_20230827205601  3Dプリンタで作れば好きに出来ると思って作って見たけど、まあ悪くは無いけど改善点も幾つか見つかった。
 とは言っても外から削ったりして作りにくい形状が簡単にできるのは素晴らしい。


08265  オーバーハングした所にサポートが自動的に入ったけど、これを付けるのか使わないのか、その辺りの判断とか、どんなサポートを採用するか。小さなノウハウの積み重ねが必要と感じる。
 とは言っても今の段階で自分用なら既に実用に成るのは素晴らしい。

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2023年8月25日 (金)

the misc jobs

08251_20230826103701 Lisaちゃんに言われた通りにファームウエアをアップデートしたら印刷途中で止まらなくなった。
 サポートが良いのはわかるけど、最初からトラブル無くして置けよとも言いたくなる。それ以前にこの手の物を買ったなら、最初に最新バージョンか確認して置けよとも自分に言いたくなる。
08252_20230826103701 近所の人が溶接してくれとボルトを持って来た。ピンにバネを引っかけて調節するらしい。
 この人は自分で工夫する人だから、たぶん壊れたコンバインの部品を作ろうとして部品を入手し、小物の溶接だけは出来ないので頼みに来た感じ。
08253_20230826103701  そういう人の手伝いはしてあげたい。イマイチ綺麗じゃ無いけど必要十分には付いたので堪えて貰おう。




08254_20230826103701  これは911の室内灯。凝った構造でランプレンズ自体を上下にコクコクと傾けたらモードが変わる。
 自分のをやった事が有るので出来ますよと言ったけど、色んな所が細かく痛んで居て意外と手間がかかった。

08255_20230826103701  小さな部品を作ったり、作業していたら以前に割れて接着して有った箇所が崩壊為たり。
 崩壊箇所は破片を拾い集めて半田鏝で再結合し、内部に細い針金を6本ほど熱で圧入して補強しておいた。

08256_20230826103701  3種のモードを試験してお終い。出来て良かった、崩壊したときは愕然とした。

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2023年8月24日 (木)

Who is playing the piano?

08241_20230826101201 3Dプリンタに関して、完成品を買ったので直ぐに実用になるのは良いところ。でも構造やシステムに関する理解が薄かったり、改良などが難しくなるのは悪い所。
 なんか面白いものを印刷して見たくなり、ネットでV6エンジンのシリンダモデルを拾って来た。それを印刷して見るけど途中で止まって完成できない。
 せっかく完成品を買ったのだからサポートにメールして見ると、驚くことに13分後!に返事が来た。やる気に関しても日本メーカは負けてるんじゃ無いか?
08242_20230826101201  ただ、日本語で問い合わせたのに返事は英語。まあ何とか意味は解るから良いけど、ICのデータシートでも英語と中国語になりつつ有る現状で何かをやろうとすれば、英語は必須という事だろう。
 Lisaちゃんは南京大学卒の28歳くらいかな?とか思いながら読んだけど、45くらいのむさ苦しいオッサンが最後に「Lisa」と打っている気もしてきて悲しくなった。
08243_20230826101201  ポルシェ屋さんが作業依頼の品物を持って来た。受け取ってしばらくしたらピアノの音がする。見に行くと社長が弾いてきた。
 見た目は変なオッサンでしか無いけど、やっぱり人はこの位の振れ幅が無いと面白く無いな。ピアノ練習しようか・・・。
08244_20230826101201  このオッサンの凄いのは、大人になってからピアノが弾きたくなってピアノを買って練習を始めた所。それも最初からグランドピアノを買ったとか。
 訳わからんしエーッ!と成るけど、そのくらいじゃ無いと大人になって今までと違う事を始めて結果を出すのは難しいのかも知れない。

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2023年8月23日 (水)

Is Japanese TATAMI good for 3D-Printing?

08231_20230826095701  機械的な安定性と嫁さんから怒られる事の両面から、3Dプリンタを作業場に移動した。結構デカいけど左右に取っ手が有るので一人で持てないことは無い程度。
 12cm角くらいの脚に25mm厚の合板で出来たテーブル。まず十分な設置環境と思う。念のために水平を出し、振動のキャリブレーションもやって置いた。
08232_20230826095701  新しい安定した環境で船の再出力。本体の揺れが全然違うのは私にも解る。速度はGコードに依存するから変わらない。問題は品質だ。


08233_20230826095701  畳の上で出したのと比べてみたけど、よく見たら違う箇所が見つかる程度。大局的には大差無いと言う結果になった。
 日本の畳は工作機械を設置するのに適した環境なのかもしれない。でも家庭内不和を引き起こすことは確実だ(笑)。

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2023年8月22日 (火)

QIDI TECK X-Plus 3

08221_20230826094101 デッカイ荷物が来た。今になって?と言われそうな3Dプリンタだ。
 ずーっと前から技術的な興味が有り触って見たかったけど、ドリドリ君の仕事とか有って同じような系統の3Dプリンタには手が出て居なかった。
 最近は色々落ち着いて来たので、やりたかった事を少しずつ味見して行こうという雰囲気に成って来た。
08222_20230826094101  色々見て行って構造的に四隅に柱が有るヤツが良さそうに見えた。内容が明確で潰しの効くキットが良くて最初はrat rigのv-coreと言うヤツが第1候補だった。でもこれは全てをそろえると20万くらいに成ってしまい、流石に高価すぎる。
08223_20230826094101  次によく似た構造のキットでvoronの2.4を見つけた。これはアリエクスプレスで12万くらいのキットが有る。でもやっぱり少し高い。それと今はキットの方が高機能な時代は終わり、市販品が普通の時代に成りつつ有る雰囲気も感じた。
 そこで市販品を見ていて見つけたのがこれで、読み方は解らんけどQIDI-TECKと言う会社が出して居る安価で高速らしい機器。もっと安いのも有ったけど構造的にこれが一番安定している様に感じたのでこれにした。
08224_20230826094101  嫁さんがいない間に畳の間に荷揚げし梱包を解く。かなりこなれてきた時代なので説明書通りに進めると世界で一番有名な?船が出来上がった。
 この船はほぼ全ての3Dプリンタユーザーが出力していると思う。プログラミング言語を学ぶ時の「HELLO WORLD」に近い物を感じる。
 他を使った事が無いから解らんけど、この船が17分で出来上がるのは比較的早い機種らしい。最低限の機能確認は出来たので、あとは仕事や趣味で使う変な部品を設計して出力していくだけだ。

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2023年8月21日 (月)

thin wall

08211_20230826092601 3台纏めて入って来た356のDCダイナモ3台目。これはベアリング回りが妙な感じだった。
 小さくて薄い「バリ」みたいなヤツがベアリング外輪のスラスト力を受ける壁。どう考えてもこれがオリジナルの設計・構造とは思えない。
 私の想像では内部の組み間違えなどで外側に付くボスが干渉してしまい、徐々に鋳物部品を削ってしまったんじゃ無いかと。
08212_20230826092601  こんな鋳物を溶接補修できる技術が有るわけも無く、色々考えたあげく鋼線ででリングを付くってはめ込み、




08213_20230826092601  構造用の接着剤で接着する事にした。100点の作業じゃ無い事は解るけど、そのまま薄い壁で出荷するよりは100倍改善される。




08214_20230826092601  内側から見たらこんな感じで、あくまでも位置決めと最初の力は薄い壁が受け持ち、その後ろで接着されたリングが受け持つ構造になった。



08215_20230826092601  これの界磁コイルは巻替えて有るみたい。かなりしっかりとして居たので、ワニス処理だけしたらOK。

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2023年8月20日 (日)

Low-degradation insulating material

08201_20230826091701 3台セットで入って来ていた356のDCダイナモ2台目。
 これは普通の感じだったけどコンミュテータがかなり焼けて居た。偏芯も結構有ったので旋盤で切削して磨いたら良い感じに復旧出来た。
 あとはコイルの絶縁材が少しだけ痛んで崩壊し始めて居たのでワニスで補強。
08202_20230826091701  フィールドコイル側も前回ほど崩壊為て居なかったのでワニスで処理し直すだけで行けた。
 界磁鉄心を外さなくて良いと手間が全然違う。外さなくて良ければワニスを塗って加熱炉に入れて硬化させればOK。
 あとはブラシの抵抗が妙に大きかったので新品に交換した。時々有るけど100Ωレベルの抵抗を示すブラシが有る。リード線との接合部分だろうか?。

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2023年8月19日 (土)

Old Hickory Butcher Knife, 10-Inch Blade

08191_20230819223501 2-3年前に真ん中の「7インチ_ブッチャーナイフ」を買って使って居た。でも今年のBBQでかたまり肉を切るときに刃長が短かった。そこでピットボーイズが使っている10インチモデルを買い足してみた。
 長さが全然違う。そしてプロポーションも何となく違う。
08192_20230819223501  意外だったのは厚みも違って居たこと。左から包丁、7インチ、10インチだけど10インチは明らかに刃が厚い。
 7インチはそれなりに研げて居たけど、10インチは厚い刃を7インチの2倍くらいの急角度で刃付けした感じで切れが悪かった。そこでマキタの刃研ぎ機を出して簡単に修正したのが下の画像。
08193_20230819223501  買って直ぐは7インチも10インチも刃先の研いだ部分の幅が同じくらいだった。それを角度が同じくらいまで研いだ後の画像がこれ。
 写真からも厚みが有るので最終研ぎの面が幅広になっているのが解る。
 折角なので冷蔵庫に残って居た盆のBBQに使った肉を切ってステーキにして食べた。賞味期限は16日だったけど熟成肉と思えば大丈夫のはず(笑)。
08194_20230819223501  今回の修正研ぎにも活躍したマキタの刃研ぎ機だけど一つだけ不満が有る。それは汚いとぎ汁がシャツにかかる事。それが嫌なので手前に板を置いて研いでいるけど使いにくい。他の人はどうやって居るんだろう?。


08195_20230819223501  もう一つの不満の「回転方向が一定方向」に関しては、来て直ぐにスイッチを追加して両方向に回る様に改造した。
 私は裏も表も刃に対して同じ向きで研ぎたい。だからどうしても回転方向を切り替えできる必要が有った。

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2023年8月18日 (金)

insulating tape

08181_20230819222701 界磁コイルを分解したらボロボロだったので巻替えた。鉄心を固定している皿ビスが割と素直に緩んでくれたので良かった。




08182_20230819222701  こうなると気分が良くて安心な気がする。電気的にも絶縁性能が上がったし、物理的な強度もリセットされて後数十年は大丈夫のはず




08183_20230819222701  6Vの場合モータリング試験は6Vのバッテリを経由して行う。電源装置に直だと起動電流で電源が死んでしまう事が有るから。
 モータリングで問題無ければしばらく回して馴染みを出し、最後に実発電の試験をしたら完成。
 何回も書くけど回転方向は同一です。そして残留磁気が逆向きになるので、呪いみたいな「装着前に逆接続して回しておく」とか絶対に止めてください。

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2023年8月17日 (木)

non-conductive film

08171_20230819222001 ぽるしぇ356のDCダイナモ。受け入れ検査でモータリングで回して見たけど回らない。何となくヤナ予感で分解したらコンミュテータの色が悪い。
 焼けて居るというかオイリーというか、ブラシの当たりが付いたのとは違う変な色をして居る。
 この段階でテスタで導通を調べても数十ΩとかkΩとか出て、とても6Vのダイナモの値じゃない。
08172_20230819222001  フィールドコイル側は絶縁皮膜がボロボロになって居て、流石にこれをインチキ補修で出すわけには行かない。
 コイル自体は生きていたとしても、界磁鉄心の固定サラビスを脱着したり、絶縁テープを巻き直す作業の方が面倒なのでやるなら大して変わらん。
08173_20230819222001  これは3個セットで来ているけど、イベントに出る予定が有るとの事で1個だけでも早めに作業しようと思って着手した。
 「出来ればこれを使いたい」と言う個体から作業を始めたけど、内部は別の2個の方が良かったかもしれない。

08174_20230819222001  コンミュテータを旋盤で切削したら導通も復活した。なんか不導体の皮膜みたいなヤツが出来て居た感じ。
 巻線の絶縁も少し痛んで居る所が有ったので補修したらロータ側はOK。

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2023年8月16日 (水)

The results were not pleasant.

08161_20230817124801 以前から苦戦している964系のエアコンユニット。技術的な話が通じるショップなので同じ系統の車体で動作する試験用ユニットを送りましょうと言ってくれた。
 それは盆直前の連絡だったけど、お盆のせいか台風の影響か試験機は今日になって到着した。フーッ。
 早速うちの試験機に繋いで見るときちんとコンプレッサクラッチはオンになるでは無いか!。と言う事は作業中のユニットに何らかの異常が発生していることは確定だ。理由と場所は解らんけど。
 今までにやってきたことを纏めると、関連の信号の入力回路と出力回路は正常に動作していてマイコンの端子までは正常な電気信号が来ている。
 エアコンスイッチを入れてもコンプレッサはオンにならないけど、それ以外のデフロスタとかはエアコンオンの状態に変化する。と言う事はマイコンはスイッチがオンになった事を認識して居て、一部の機能はそのためのアウトプットをして居る。コンプレッサのクラッチ制御を除いて。
 このような状態で考えられるのは二つ。一つはクラッチ制御のマイコン端子が死んで居る事。もう一つはエバポレータの温度入力端子が死んで居て常に温度超過と判断していること。いずれにしても入出力回路は生きているからマイコンに入った後の話。
08162_20230817124801  と言う事で新品のマイコンとプログラムが無いとどうにもならない事が判明したわけ。かと言ってそういう説明で返却されても困るだろうからもう一工夫が必要に成る。
 要はマイコンがやって居るのと同じ事を外付けの回路でやれば良い。そんなに面倒な条件じゃ無いのでPICとか使う必要は無くて、ダイオードかオープンコレクタのORあたりを組み合わせたら行けそう。そんな流れで仮の回路を使ってクラッチをオンオフ出来る様になったのがこの写真と言う訳。
 長かった。そしてかなり勉強に成った。そして依頼者に凄く迷惑をかけた。次が有ったらもう少しスマートに処理できると思うので整備の神様許してくださいな。

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2023年8月14日 (月)

spatula handle

08141_20230815072201 機能のBBQの片付けをして居たらフライ返しの柄が折れた。これは市販の柄を長いのに交換して自作したヤツ。半分腐った様な鍬の柄を使ったのが悪かったのかもしれない。



08142_20230815072201  グッデイに行ってみたら農機具の柄は殆ど売って無かった。見て回るとハンマの柄くらいしか無い。材料コーナーにホワイトアッシュという角材が有ったのでそれにしてみた。
 杉や檜に比べると重くて硬かったけど、この手の柄に適して居るかどうかは解らない。

08143_20230815072201  折角なので折れて無い方も少し長めに作り替えた。そして折れた部分の強度を向上させる意味と工作の面倒さからテーパー加工は止めにした。食べ物なので塗料は避けてくるみ?オイルを塗って完成。
 さてどうなるか。包丁の柄はカチカチの材質が使われて居る訳でも無いので、以外と長持ちしたりして?。
08144_20230815072201  夜は部落の盆踊り。今までは初盆の家を全部回って庭でやって居たけど、コロナで一時中断して今年からは公民館で1回だけ開催される事に成った。
 面積が広い割に総戸数が90戸くらいしか無い部落だから、夜に車で公民館まで来るかな?と思って居たけど意外と人が居てびっくり。
 人口が減り続けている地域なので来年からどうなるか解らんけど、取りあえず初回の開催は成功と言えそう。

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2023年8月13日 (日)

nachos and hamburgers

08131_20230814174601 夕食はBBQ。いつもの様に長男がBBQ pit boysの動画を見て良くわからんモンを作る。
 パティは普通の感じ。

08132_20230814174601  でもその上にステーキとベーコンとチーズが載るらしい。あのおっさん達は訳が解らん。


08133_20230814174601  別メニューでナチョスも出て来た。若い世代が全てやってくれるので老人は何もしなくて良い。神様ありがとう。


08134_20230814174601  ちゃしろにもあげる。食べながらインドとビデオチャットしたら、インド嫁が「I miss beef.・・・インドでこんな事言ったら殺される」と言っていた。今度日本に来た時は沢山食べさせてあげよう。
08135  直径と高さの比がおかしいハンバーガーが出来上がった。そういえば毎回こんなバランスだった気がする。アメリカ人の感覚がわからん。
 美味しかったけど、ミンチ部分とステーキ部分の硬さが違いすぎて食べにくかった。pit boysのおっさん達が和牛A5ランクとか使うわけ無いので、彼らはこれをガシガシ噛みきって食うんだろうか。

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2023年8月12日 (土)

New hairdryer

08122_20230813124001 長男夫婦が帰省してきた。数日前が嫁さんの誕生日だったのでプレゼントとケーキを持参して。
 プレゼントはヘヤードライヤー。私は髪が無くて使わないので解らないけど、流石にあれは買い換えなさいと言う気持ちが有ったらしい。そしてウチの嫁さんはそういうのを全然気にしない人。
08121_20230813124001  2枚目は次男のインド嫁のインスタ。彼女もかなり衝撃?と受けたようでわざわざ注釈付でアップして有る。インド人に衝撃を与えるとか結構なモンだ(笑)。
 彼女は20年と書いているけど、結婚直後にコイン通りのイズミかデオデオで買った記憶が有るので35年近く経過して居るはず。
 変色は同じスペースに家庭でドライクリーニングが出来る液?みたいな怪しいボトルが置いてあって、それの蒸気が強く当たった部分が一気に変色した。
 電熱線と定格で回るだけのモータの構成だから長持ちしたんだろう。我が家には私が子供の頃から使って居る扇風機も有る。
 機械物はシンプルが一番だな。

08123_20230813124001  ケーキはチョコレートケーキにマカロンが載った不思議な構成だった。そしてチョコレートが硬くなくて柔らかくて、マカロンも柔らかくてさらに意外な食感。
 ちゃしろが纏わり付いたけど、中身もチョコレート濃度が高かったので食べさせる部分が殆ど無かった。
 こうやって見ると生活感の有る昭和の台所だ。写真に撮って見直すという行為は、10%くらい他人の目で見ることが出来る行為かも知れない。

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2023年8月11日 (金)

NJW4183

08111_20230812071601 スペシャルICのツェナーダイオードの代わりに使おうと予定している三端子レギュレータが来た。
 出力電圧精度とか電源オンオフ時の挙動とか発振とか見るために試験してみた。


08112_20230812071601 精度はスペックに±1%を謳ってあるだけ有って問題無い。負荷をかけたりして無いけど、今回の用途なら大丈夫。
 電源オン時の挙動はこんな感じ。良くわからん波形だけど、変な発振も無いし立ち上がりの遅れ約13msも全く問題無い。キーオンしてセルを回し始めるまでにもっと時間が経っている。
 出力コンデンサはセラミックの2.2uFが推奨だったけど、無かったので4.7uFを付けて居る。まあ特に問題は無い感じ。 08113_20230812071601
 電源オフ時はこんな感じで、出側の4.7uFが効いて出力電圧が何時までも下がらない。特に逆向きのダイオードを付けろとは書いて無いので、壊れはしないと思うけど気に成ったらダイオードでも付けるか。
 使えそうで良かった。コイツの最大のメリットは発熱だ。三端子で発熱がメリットとかハァと思われそうだけど、今まではツェナーを使って居た。14V位に3.3Vのツェナーを繋ぐと、電流によるけど抵抗の発熱が馬鹿にならない。今回は消費電流が殆ど無くて基準電圧的な用途なので、消費電流が15uAと低い三端子レギュレータの方が発熱的なメリットが大きい。

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2023年8月10日 (木)

The piano came home.

08101_20230811074701 「独りでに治ったりしないから、早めに作業する様に・・・」と何回も書くからか、今日も964のリヤスポイラーユニットが来た。
 私が何故こんな偉そうな事が言えるかと言うと、歯医者で毎回自分が言われて居るから(笑)。

08102_20230811074701  パターンとビアが緑青みたいな感じに変化して失われて居るので、パターンにはリード線を沿わせて半田で接着と補強をし、ビアにはリード線を通して両端を半田付けする作業。
 あとは怪しければトランジスタとかOPアンプを交換する事も。最後に試験機で動作試験したらお終い。
08103_20230811074701  昼前にピアノが帰って来た。盆を過ぎるかも?と思って居たから想像よりも速かった。
 搬出の時と業者が違って居たけど、基本的な道具や手順は一緒。でも搬入はリヤゲート車をギリギリまで近づけて違う窓からダイレクトに入れた。人によってやり方が違うし、作業には一つだけの正解しか無い訳じゃ無いのが面白い。
08104_20230811074701  O/Hした人も来て居てしきりに湿気を気にしていた。特に台風が過ぎ去った直後で湿度100%みたいなタイミングで折角の鏡面が結露していたのもあるかも。
 常時エアコン稼働させたり、除湿機を動かして居る所も有るみたいだけど、我が家内のピアノの位置づけを考えるとそこまではやらん気がする。
08105  設置が完了したら、素人にしては上手すぎる位の腕前で弾ければベストだった。振れ幅が大きいほど人は魅力的に見えたりする。
 でも残念ながら私は全く弾けない。ストリートピアノを弾ける人は凄いなと思う。人が居る陸上競技場でインターバルトレーニングをやるとか、人前で英語のスピーチが出来るくらいの能力と度胸かもしれん。

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2023年8月 9日 (水)

A rather modified airflow meter.

08091_20230810105201 ポルシェ964のエアフロメータ。内部のインピーダンス違いはあるけど、基本的に930と互換性がある。形状的には928や一部のBMWとも互換性があるけど、内部の抵抗体の特性が違うから電気的には別物。
 O/Hと言うかリフレッシュで入って来たけど、蓋を見るだけでかなり弄られて居る事が解る。ベーンを指で押してもハッキリと解るくらいバネのプリセット加重が変わって居る。
08092_20230810105201  開封前に試験した段階で解って居たけど、抵抗体がすり減ってしまって正常な出力振興が出せて居なかった。
 でも珍しいのはアイドリング以下くらいの領域がすり減って居る事。ここ部分は普段は使う事が無い領域だし、今までの全てのエアフロですり減って居るのはアイドリング以上の中速域。この時点で何か変な感じ。
08093_20230810105201  トルクも測定して見ると2割以上強めて有った。ここを強めたり弱めたりしても燃料とか点火を直接コントロール出来ない。変化するのはマップの違う位置を読みに行くだけ。
 もし何らかの意図を持って弄るなら、エアフロのバネを弄ったりサブコンと呼ばれる電気的に同様な事をする機器を使ったりせずに、ダイレクトにマップデータを弄るべきだと思う。
 私にはこう言う事をする意図が良くわからん。唯一意味があるかも?と思うのは、ボアアップしたりして吸気量が増えたけどエアフロは何らかの理由で純正を使いたい。すると最高回転数以下で出力がサチレートしてしまうので、それを防止する為にバネを強くする位か?。普通はこんな事せずにデッカイエアフロに交換する筈。
08094_20230810105201 なんとか修理が出来たのでデータを取っていく。各ポジション毎のデータはデジタルのマルチメータで取る。




08095_20230810105201  ただ、ベーンを動かした時の連続した出力電圧の変化具合とか滑らかさに関しては、アナログメータの方が直感的に理解出来る。
 作業前後のアナログメータの表示に関して動画を撮ったけど、いつもの様に編集作業が苦手でアップできて無い。
 メチャ解りやすい動画だと思うけど、ごめんなさい。

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2023年8月 8日 (火)

I struggle with the clutch.

08081_20230810105201  964か993のエアコンユニット、変な感じのエンジンブロアとキーオフ後のタイマは異常が無くなった。でも一つだけ重要な部分で悩んで居る。それはコンプレッサクラッチの制御が出来ない事。
 入ったときの試験でもクラッチは動いて居なかった。でも依頼者の話ではクラッチは動いて居たらしい。ここは依頼者というか信頼感のあるショップなので間違いは無い。と言うか単体の仕事なんか自分以上に能力が有って信頼できる人やショップ相手じゃ無いと出来ない。
 と言う事は考えられる事は三つくらい。
・たまたまこのタイミングで故障した
・このユニットには4-5種類のバージョン違いがあるので、私がその条件を出せて居ない。
・私の作った試験機がユニットを繋いだ瞬間に壊してしまった。
 この位しか思いつかない。
08082_20230810105201  出来る所から検証していこうと、関連の有るI/Oをチェックして行った。全てのI/O回路は生きていてマイコンユニットの入出力ピンまでは正常に信号が行き来して居る。
 じゃあマイコンユニット内部の問題か、本当にその機能かピンだけが死んで居るのか?。
 その辺りを確かめる為にマイコンユニットのシールドを外して見た。そして外部接続用のピンヘッダとマイコンの端子の導通を調べて見たけど問題は無い。ここにはそれ以上の難しい回路は入って居ない。
 と言う事は、
・ユニット全体としてクラッチオンに必要な条件を出せて居ない。
・マイコンのクラッチに出力端子がハード的に死んでいる。(他の機能は動くので入力は受け付けている)。
・マイコンのプログラムがここだけ変になっている。。。可能性はメチャ低い。
 くらいか。

 実車が無いので組立てて返却し、今まで動いて居た車で試して貰おうかと考え中。それで動けば私のエミュレータが対応出来て居ないだけの問題なのでバージョンアップすれば良い。
 もしそれでも動かなければ原因は解らんけど壊れて居るのが確かなので、修理するしか無い。修理はマイコン部分は無理なので、入力信号を受けたらクラッチリレーを駆動する信号に変換する回路を追加すれば良い。駆動部分は生きている事は確認出来て居るから、そんなに面倒な話じゃ無い。
 うーん、難しい話に成ってしまった。

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2023年8月 7日 (月)

early detection , early treatment

08071_20230807213001 ポルシェ964系のリヤスポイラー用コントロールユニットが2台。1台は以前に修理して居たヤツだけど、いざ使おうとしたら一部不具合が出た。もう1台は普通に修理。
 まずは再修理のヤツから。症状はオートで下がらないと言う内容だったけど、試験機で確認すると1秒くらい下げ動作をして居た。こう言うのは下げ方向のタイムアウトエラーが怪しい。
 そして作業前ならここのコンデンサの容量抜けか、液漏れからくるパターンの損傷。でも修理済みでコンデンサの容量は十分に有る。だとするとパターン?。
08072_20230807213001  怪しい所に半田鏝を当てていったら直ぐに原因は解った。私の補修作業が悪かったので、修理直後は良くても時間が経ったらOKと判断していた所が接続不良に成っていた。
 心を入れ替えて、と言うよりも以前よりも広範囲に部品を外し、DMEでやって居る様にお湯で煮てから作業をやり直した。
 情けない作業で申し訳ございませんでした。
08073_20230807213001  こっちは普通の修理の分。怪しい部分の部品を外した直後がこんな感じ。部品の穴よりもスルーホールの周辺が酷く痛んで居る。
 これは全部電解コンデンサの液漏れが原因の腐食で、放っておいても絶対に治らないから何時かのタイミングで作業するしか無い。
 そして何回も書いて居るように、早めの方が症状が軽いので作業も楽だしできあがりの信頼性も高い。一回も作業してない車は症状が出る前にした方が良いと思います。
 営業的な面も1割くらい有るけど(笑)、このユニットに関しては本当に液漏れとそれに起因するパターン損傷が酷いのでお早めに。
08074_20230807213001 2台目の方はダイオードORの部分のダイオードが両方向に導通すると言う妙な壊れからをしていて、今まで経験が無い場所なのでそれを見つけるのに結構時間がかかった。
 結局回路図と動作を考えながら地道に追いかけるしか無かったし、それが一番速かったと言うオチ。

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2023年8月 6日 (日)

All watermelons dead.

08061_20230807212301 畑からマクワウリを取ってきた。味は薄いけど食べられない程じゃ無いし、そもそもこの程度が伝統的なマクワウリの味だ。
 本当はスイカの様子を見に行ったのだけど、全てが枯れたり勢いが全く無くなってダメに成ってしまった。
 去年は葉っぱの勢いが有ったので、スイカが陰に隠れてカラスにやられなかった。でも今年は勢いが無くてスカスカなので、大きいのは全て突かれてダメに成っていたし、他も茎が枯れてダメに成っていた。ネットをかけていても枯れてしまった感じなので、今年はどっちみち収穫は出来なかった感じ。
 何が悪かったのか全く解らん。一つだけ思いつくのはインドに行ったりしていたので例年よりも1月ほど遅かった事。そして天候が厳しかった事。近所のオバチャンもトウモロコシがダメに成ったとか色々話を聞く。
 スイカとマクワウリと唐辛子とジャガイモは自家採種で命を繋いで来たけど、今年でスイカの命が途切れた。仕方無いからもう一回種を買おう。

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2023年8月 5日 (土)

Nature is great.

08051_20230807211701 暑すぎて外の作業は何も出来ないけど、自然は休む事無く勢力を拡大している。決死の覚悟で(笑)外に出て帝国の竹を片付けた。
 片付け終わって無い場所から今年のタケノコが生えて既に竹に成っている。自然が相手だと「立ち止まらない限り前進している」とか甘い言葉は通用しない。「自然よりも強いヤツだけが自然を支配できる」が正しい。
08052_20230807211701  そしてたぶん人間は自然を支配できないのが正しい。

 だいぶ進んだと思っていたけど、写真に撮ると全然変化が無い。この竹を下の畑に持って行って燃やして居るけど、今の季節だとツナギの中で蒸し焼きに成りそうだ。
 孟宗竹が破壊できるチッパーを買った方が良いのかも知れない。もう本気でそんな事を思って居る。新品だと100万コース。中古でも40万くらい?。ジャンクでも15万くらい。そんな感じか。
 はぁ。。。

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2023年8月 4日 (金)

Aren't the standards the same?

08043_20230805193501 数日前から書いて居る「0127」と言う専用ICの作業で表面実装のツェナーダイオードを使って居る。電圧違いの問題が有ったので新たに別の種類を手配したけど、なんかおかしい。具体的には電圧が低い。
 そこでスペックを見ていくと試験電流が20mAと書いて有る。今までは5mAくらい流して居れば良かろう・・・的な考えで居たけど、20mAも要るなら電圧が低くてもおかしくない。
08041_20230805193501 それともう一つ簡易的に測定して見たら特性がシャープじゃ無い事に気がついた。
 これに関してもスペックの図を見ると3V近辺の低電流域は悲惨な状況だ。

08046_20230805193601  電子工学出身の人なら常識かもしれんけど、機械屋の私には初めてで興味が湧いたので試験して見た。




08047_20230805193501  1個だと寂しいのでリード線付のツェナーで3.3Vと3.0Vを引っ張り出して来て3個の比較試験。




08045_20230805193501  結果はこんな感じで青の表面実装3.3Vは確かに20mA流して初めて3.3Vに成る。それに対してリード線付のヤツは5mAでほぼ定格の電圧を出している。
 極低電流域では3.0V品の特性が良いけど、それ以上だと同じ程度の傾きに落ち着いている。

08044_20230805193601  そこで試験電流が記載された別のデータシートを探してみると、今度は5mAと書いて有るデータが見つかった。
 はあ???、だ。注意深い設計者はここまで見るんだろうけど、私は値段と在庫しか見てなかった(笑)。

08042_20230805193501  もう一個の特性がシャープじゃ無い件だけど、実際に測定のグラフもだらーっと寝ていて教科書に載っている直角のグラフじゃ無い。
 まあ理想と現実が違うのは知って居るから仕方無いけど、「定電圧ダイオード」を名乗るならもう少しピシャッと頑張って欲しいモンだ。
 ちなみにこれに関連しそうなグラフもあった。3V近辺の製品は特性が悪い事が示されて居る。そしてこのグラフは対数目盛なので実際の特性は「桁違いに」悪い。
 「ログとか一生使わんき!」とか言っていると、大人になって対数グラフで誤魔化されて妙な金融商品を掴まされるかもしれんし、iPhoneの音について議論になった時、理屈っぽいオタクに馬鹿にされる可能性も有る(笑)。
 こんな所まで読む若者は居ないと思うけど、対数の概念くらいは勉強しておいた方が良いと思う。

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2023年8月 3日 (木)

Can I recover the initial cost ?

08031_20230804074201  今日夕方の太陽熱温水器内の湯温表示。入り側タンクも出側タンクも両方とも表示器の最高温度で有る60°Cを超えて居る。
 我が家は横に山が有るために日射条件は悪いけど、この季節で晴天が続くと生活に必要なエネルギを獲得する事が出来る。冬は14:30頃には日が陰るので半分くらいしか獲得できないけど。
 我が家はこの太陽熱温水器のお湯を直列に電気温水器に繋いで居る。もし太陽熱温水器で沸かし切れて無ければ深夜電力で追加で湧かす仕組み。だから夏は深夜電力をあまり使わないけど、冬はかなり手助けして貰わないといけない。
 こんな構成だけど今の季節だと月の電気代が1万円を切るくらい。これは都市部の人が考える電気代と少し違って居て色々な要素が加わっている。
 まずは普通の家の電気代、水道ポンプを駆動する電気代、浄化槽のポンプを駆動する電気代、ミーブトラックを充電する電気代、仕事で時々使う旋盤とか溶接機の電気代、こんなモンが含まれる。
 だから大雑把な言い換えをすれば、電気代と水道代と下水道代と軽自動車のガソリン代を合わせた金額のイメージ。

 最近は景気が悪いからか、「元を取れるか?」「コスパが良いか?」と言った類いの話が多い気がする。昔は給料の8割位をつぎ込んでクレスタとかグロリア買ってしまうような大馬鹿者が居た位で「コスパ」と言った類いの言葉自体を聞かなかった気がする。
 これって馬鹿だったとか、将来の事を真面目に考えてずに衝動だけで生きていたと言う事かもしれない(笑)。でも人間の行動の原動力は衝動と欲望だと私は思うし、そういうのを除外してしまうと直ぐに死んでしまう方が地球に取って「コスパ」が良いとも考えられる。
 私のこの手の作業もコスパとかはあまり考えた事が無く、大半は技術的な興味から。そしてエネルギ面に関して言えば自給できる事が面白いのと、九電や政府と喧嘩しても生きていける対等な立場に立てるから。
 次は冬に獲得できるエネルギを増やしたいと思っている。太陽光パネルの面積を増やすか、高効率のパネルにするか、山の木を切るか、下の田んぼにパネルを設置するか・・・全部やるか。

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2023年8月 2日 (水)

Think logically.

08021_20230803083001  993のエアコンユニット。基本的に964と同じだけど、ほんの少しだけI/Oの部分が違って居る。
 この試験機は凄くかさばるので、これを出して居る間に集中的にエアコンユニットが入って来てくれると嬉しい。

08022_20230803083001  だいたい症状は再現出来ん事が多いのだけど、今回は何時までもリヤのブロアが回り続ける症状が再現出来た。
 それとは別に新たに「クラッチが入らない」と言う問題が発生。たまたまのタイミングで起こったんだろうか、どっちにしてもこのエアコンユニットは不安定なヤツが多い印象がある。
08023  不安定の一つの原因はこんな感じの半田クラックかもしれん。何となく感じるのだけど964の初期のヤツよりも、後期型とか993用のユニットの方がパターンの痛み方が激しい感じ。ICの交換とかでパターンが剥がれるのは全部後期型ばかり。

08024  ただ、キーオフ後に10分を過ぎてもブロアが回り続ける原因にリレーの足の半田クラックはあり得ない。リレー接点が固着でもしない限り、基本的に誰かがコイルに電流を流さない限りオンには成らないんだから。
 と言う事で、落ち着いて原因を探っていこう。それとは別にリフレッシュとしてメイン部品の交換作業もあるので、こっちは粛粛と作業するだけ。

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2023年8月 1日 (火)

Nowadays junior high school students are talented.

08012_20230801204501 ポツポツ書いて居たポルシェ928のDMEが完成した。正確に言うと思いついた作業をしただけで検証してないから、恥ずかしくて完成とは言えない。
 やったのは焼損して居たインジェクタ駆動回路回りの復旧と、変なリセット付5Vレギュレータ回りの復旧。
08013_20230801204501  それ以外は悪い所を発見出来なかったのでやってない。そして総合的な試験が出来んのだから、完成したどうかは解らんと言う情け無い状態。
 焼損部はカンジニアリングで部品を選定して復旧したし、ロジック回路もキチンと5Vが供給されるようになった。
08014_20230801204501  CPUも綺麗な波形で6MHz駆動されている。実際に仕事をして居るかどうかは知らんけど。




08015  放熱器になっている床板との接合部は930と比べたら進化している。でもアルミの厚板をこんな感じでプレス出来るんだと感心。
 今回は関係のある所から「それでも良いから」との依頼だからやって見たけど、普通はエミュレータも無くて保障できないDMEの作業は出来ませんのでごめんなさい。
08011_20230801204501  中学生の英語テストの出来映えが悪かったとニュースに成っていた。探してみるとYouTubeにアップして有ったのでやって見たら難しかった。
 一応は全部の問いに対して何か答えを喋る事は出来たけど、唯一悩んだのはカンガルーの食事?の問い。これって食事と考えて良かったんだろうか?。そして明らかに間違えたのは3月を「May」と答えた事。
 それにしても今の中学生は凄いな。出来は悪かったらしいけど出題者としてはこの位のレベルを期待して居る訳だ。こんなの私に取って2年間オンライン英会話やってギリギリ答えられる位のレベルだ。
08016  そんな事をやって居たらメロンが来た。今年は配達中の気温が高いからか、箱を開けた段階で良い匂いがプーンとして来た。
 中に汚らしい段ボールの切れっ端が入っていて、それに何か絵が描いてある。面倒臭いので紙は直ぐに捨ててメロンは冷蔵庫に入れた。

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