Primitive Confirmation
先日レギュレータだけを作業したキャリートラック。上手く行かなかったらしくて競るダイナモ本体が来た。
解った業者の方でこう言う状況での話しもスムーズに進むけど、「レギュレータが治って無い!」と怒るタイプの人だと話が進まない。 そういう面では「素人お断り」の専門的な店とか工場が有るのも少しだけ理解出来る。
この手の軸が無いタイプは仮軸を作ってやらないとコンミュテータの手入れすら出来ない。しかもテーパ、ハハハ。 もう一段テーパが付いているのは、ここにポイント用のカムでも付くのかな?。この時代のキャリイのエンジンとか見た事も無い。
グローラでロータ側の試験をしたら問題は無いみたい。
実際に回して見るのが一番なので、仮のホルダをベニヤで作ってみたけど剛性が無くて上手く行かなかった。
かといってディーノの部品とかじゃ無いから、20mmくらい有るアルミ板から削り出しで治具を作る訳にも行かん。こっちも商売だから(笑)。 仕方無いからフィールドコイル側とロータ側にそれぞれ実際の電流を流し、どの部分がどのように磁化されるかを調べて行った。
こんな感じで全体を組合わせ、ブラシの位置を合わせて磁力が良い具合に作用しているか検証。
メチャ原始的な作業だけど、きっちりとフィールドコイルのSとNの間にロータのSが来て、N側に引っ張られる事が解った。
そして回転させてみると次々にブラシで巻線が切り替わって行き、延々と同じ状態が続いてトルクが発生する事が確認出来た。
はあ、これだけで丸々1日かかったわ。なんか上手い方法を考えたいなあ。汎用の穴が一杯空いたでっかい鉄板でも用意して、それにクランプでフィールドコイル側を固定するとか行けるかもしれん。
まあこんな依頼は1年に1回くらいしか無いのだけど、うちでやって居るのはそういうのが大半だからやっぱり対応出来る様にしておくべきかな。。。
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コメント
10mm厚のアルミ板切削やな!
ブロックでも良いな!!
投稿: MASA | 2023年6月 8日 (木) 13時10分
主軸から軸受箱経由してベッドから今回のプレートに力が伝わるから、アルミで10mmではダメかもしれん。アルミ20mmか10mmにリブ入れて剛性だすか。
まあそこまでする意味は解らんけど、日本でそんな事検証して居るヤツが居ないかも?と思ったら、やるべきかな?とも思う(笑)。
投稿: みつやす | 2023年6月 8日 (木) 14時21分