« 2023年5月 | トップページ | 2023年7月 »

2023年6月

2023年6月30日 (金)

Eid and Sacrifice

 何だかんだで2年以上続いて居るフィリピン英会話。今年の2月から会社を変えたので、講師がフィリピン人だけじゃ無くてトルコ人とか南アフリカ人とか世界中に広がった。だから本来のオンライン英会話になった感じ。
 インド行きの前くらいからインドアクセントに慣れようと思ってインド人講師を積極的に取り始めた。その中で最近のお気に入りはムンバイ大学の大学院でITを学ぶ女の子。話がちゃんとして居て会話が気持ちいいから開いていたら取っている。
 彼女はムスリムでレッスンの時もヒジャブを被って居る。次男の嫁さんの友達はムスリムだけどボーイフレンドも居るし普通のドレスを着ていたのでえらい違いだ。
 その彼女が28日は「Eid」と言うイスラム教で重要なお祭りがあるのでレッスンを開けることが出来ないと言った。そしてそのお祭りでは山羊を「Sacrifice」として捧げるとも。流石にイスラム教はスゲえなあ。。。怖いなあ。。。と思って聞いていた。

 で、28日になって先生を探していたら彼女が居るわけ。あれれ?と思って取ってみたら「やる事無いからレッスン開けてみた」と。これって日本でも「盆くらい家に居なさい」と言われたけど、何もする事なくて時間を持て余すのに似ている様な気がする。
 そして気に成って居た「生贄」の事を聞いてみたら、山羊の肉をお供えして皆で食べると言う話。それなら仏壇にお供え物をしてお下がりを戴く的な行為に通ずる物が有り、何となく理解出来るというかイスラム教が許容範囲に入ってきたかも?と言う感じ。
 もう一つ気に成って居た「マトン」に関しても聞いて見たけど、インドではほぼ確実に山羊の肉を指すと教えてくれた。
 この女の子とインドの電子決済の話とか、ヒジャブと女性抑圧のイメージとか、見合い結婚と恋愛結婚の話とかしてみたいけど語学力が足りない。1日に25分のレッスンではこれ以上伸びない様な気がしてきた。なんか変化が必要かも。
 昨日は「menstruation」と言う言葉が上手に発音出来ず、「mens + tru +a + tion」とチャットで送って貰いながら練習した。65歳の爺さんが21歳の女の子とこんな言葉を練習しているのは妙な感じだ。

 

| | コメント (2)

2023年6月29日 (木)

It worked very well.

06291_20230629210301  付いて無かった導熱性スペーサを作った。左側の1個がお手本で右側の定位置に置いて居るのが製作品。
 フライスで削るか手で作るか迷ったけど、製作数が4個しか無いので手で作った。でもメチャ暑い日なので途中で後悔。

06292_20230629210301  基板の切り欠きから見えて居るアルミ板がパワー素子の放熱板になっている。そしてその熱が首記の導電性スペーサを伝わってベースの分厚いアルミ板に逃げる構造。



06293_20230629210301  これが正規の組立状態。来た時はスペーサも絶縁シート無しで基板がねじで締め上げて有ったんだから、世の中には信じられない事があるモンだとゾッとすると同時に、あの程度の焼損で済んで良かったと思う。


06294_20230629210301  ちょっと小さく纏めて邪魔にならない位置に固定した。今回は費用と納期の問題が有るので蛇の目基板の単品製作品で堪えて貰う。
 片面基板でこのサイズに収まるなら、両面基板の両面に部品を実装すればオリジナルのICの位置に何とか納まりそうな雰囲気。

06295_20230629210301  点火コイルとインジェクタの両方に実負荷をぶら下げた試験。安定して動いて居る。
 エミュレータを作った事の1番のメリットはこの手の試験が出来る事。



06296_20230629210301  そして今回からアイドルスタビも実負荷に成った。今までは2個のコイルの代わりに豆電球を付けて明るさの差で開閉を「感じて」居たけど、今回から本物のアイドルスタビで開閉を確認出来る様に成った。
 先日5個で550円?くらいのアイドルスタビのジャンクセットを購入して、そのうちの一番程度の良いのを整備して自分の白骨号に付けて居る。そして自分の車に付いて居た正規部品がこれと言う訳。

| | コメント (0)

2023年6月28日 (水)

I made a compatible PC-Board for BOSCH's 0127 special IC.

06281_20230628212401  まだまだデカいけど、ポルシェ930の3.2LのDMEに使われて居る「0127」と言う専用ICの互換品が完成した。
 3.2LのDMEは基本的に汎用的な電子部品で作られて居るけど、2個の専用ICが使われて居る。1個は数年前に解析して基板を作り、最終的にハイブリッドIC的なサイズに纏めた「F12438-03」と言うクランク信号の整形をするIC。
 そしてもう一個が今回の「0127」と言うICで、これはインジェクタ駆動回路全般の制御とタコメータ信号の生成を行って居るIC。
06282_20230628212401  「0127」の方は基板レベルだけど、取りあえず両方とも解析と互換回路が完成した。これで目出度く「どこが壊れて居てもお金と時間さえ貰えば(笑)修理出来ます」と言える。
 CDIの方が先にトランスまで製作出来る様に成っているけど、これで2種類目の制覇だ。次は964のDMEと964のCCUかな。
06283_20230628212401  生臭い話に成って申し訳無いけど、ポルシェだから難しくてカローラは簡単とかは無い。でもポルシェの旧車は沢山残って居てお金を出す人も多い。対して同時代のカローラの旧車は数が少ないし、ポルシェと同じくらいの金額を出す人は少ない。
 私は大金持ちの趣味人では無いので、開発の手間を回収できる様な車種や機器を上手に選定しないと餓死してしまう。
 生きて行くのは大変なのだ。

| | コメント (2)

2023年6月27日 (火)

I did it !

06271_20230627203201 検出にしくい場所での電流検出に目処が付いたので、今日はそのデータを元にPWMで電流制御。
 BOSCHの技術者は凝り性だからかインジェクション回路では普通の事なのか知らんけど、PWM制御中はフライホイールダイオードが生きていて、最後にインジェクタを全閉にする所だけフライホイールダイオードを切り離す制御になって居る。
06272_20230627203201  これの理由は最後までフライホイールダイオードが付いたままだとダラダラと環流電流が流れてしまってピシャッと閉まらないからだと思う。
 そこで第一歩はPWMで定電流制御を行い、最後はピシャッと閉める制御。当然の事ながら最後だけコレクタ電圧がピッと立ち上がる。
06273_20230627203201  第一段階が上手く行ったので次は問題の2段階制御。数年前はロジックICを使ったフリップフロップで実現したけど、今回は製品化?に向けた実験だからシンプルに小型化出来る回路を考える必要が有る。


06274  何となく出来て居るけど高電流から低電流への切替がダラダラ。
 これの理由がわからなくて延々悩んで、夕方のちゃしろの散歩でふと思いついた事が有ったので帰ってから試してみた。


06275  もうグチャグチャすぎて自分でも良くわからん状態。もし上手く行っても今晩中に回路図を起しておかないと訳わからん様になってしまうパターン。



06276  出来たかも。
 上からコレクタ電圧、過電流を制御するトランジスタの出力、インジェクタ電流、の順。
 散歩中に思いついたのが上手く行って綺麗な2段階制御になって居る。さらに素晴らしいのはDME基板側を何も弄ってない事だ。今の段階では名詞くらいの基板が必要だけど、ICとピンコンパチで入れ替えが出来る所まで来た。
06277  額に入れて記念に飾りたいくらい(笑)の電流波形だ。
 数年前からやろうとして居たけど、今回みたいに仕事としてお尻に火が付かないと頭がフル回転しないみたいだ。これは子供の頃からこんな感じの人間だった気がする。
 あとは基板にしてから各部の定数を煮詰めて行き、安全の為の付加回路とかも考える必要が有る。ああもう一つあった。このICはタコメータ信号も作って居るからその回路が必要に成る。これは単純なI/F回路を追加するだけで行けるはず。
 はあ、やっとここまで来たよ。

| | コメント (0)

2023年6月26日 (月)

The First Step

06261_20230627115701 スペーサも絶縁シートも無しでアルミ板に半田面がネジ止めされていた930用DME。良い機会なのでインジェクタ制御用ICのパチモンを作る事にした。
 IC以外の部分の損傷も数カ所有るので、まずはそれを仮復旧してマイコンとか小電力系が生きているかのチェック。
06262_20230627115701  上が点火波形で下が噴射波形。無事に信号は2種類とも出るようになった。基板修理としては最初の一歩だ。




06263_20230627115701  でもこの状態で噴射出力を仮に交換したインジェクタ駆動トランジスタに繋ぐとこんな感じに成る。
 駆動トランジスタが無制御なのでガンガンに電流が流れる。緑がインジェクタ電流だけど16Aちょっとまで流れて居る事が解る。
 これを適正な電流値にまで制御するのが今回問題となっている制御ICの役目。
06264_20230627115701 汎用の駆動ICを使った実験とかはして居るけど、引き込み電流と保持電流の比率などが合わない事と、一番大きな事はトランジスタの上流側に電流検出抵抗が有る事。
 ICの互換品を作りたい訳なので、基板の改造はしたくない。基板の配置や部品はそのままで、壊れたICをそっくり交換するだけで済む基板を作りたい。最終的にはハイブリッドICの形で。
06265_20230627115701  その第一歩は上流側に有る抵抗を使った電流検出。片側がGNDに落ちてないからフローティングというのか差動というのか、ちょっと面倒臭い感じの検出になる。
 「完璧な差動アンプ使えば直ぐでしょ!」と思う人はやった事無いか、目茶苦茶有能かのどちらか。普通はなかなか難しい。オンオフの度に逆起電力で100Vを超えるようなコモンモード電圧が発生しているゾーンなのだから。
 メチャ有能じゃ無いから色々と悩んでいた。そしてついにテクトロの電流プローブと遜色ない程度の電流検出が出来る様になった。オフになった後も逆起電力で乱れたりはして居ない。素晴らしい、自画自賛(笑)。
 次はこの信号を使って一定電流にPWM制御をして、次は引き込み電流と保持電流の2段階制御をし、最後の仕上げで信号オフの時にピシャッと閉まる様にフライホイールダイオードの制御を追加する。
 うーん、先は長いな。

| | コメント (0)

2023年6月25日 (日)

Burned printed circuit board

06251_20230625214901 初めて見るDMEでポルシェ928用らしい。928とかやった事が無いしエミュレータが無いので作業したところで結果の検証が出来ない。
 コンデンサ交換と半田クラック修理だけしてお終い。的な作業はもう一人の自分の目で見ると美しくない。coolじゃ無いしそういう生き方はロックじゃ無い。
06252_20230625214901  でも911でお世話になっている工場の依頼で、「検証無しでも取りあえず見てみて」と押しつけられた。
 適当に見たふりだけして返そうと思っていたけど、明らかに焼損している部品が目に入ったので自分に嘘がつけなく成った。

06253_20230625214901  回路図も無いのでパターンから回路をスケッチしながら焼損部品を外して行った。
 多層基板じゃなくて両面基板の様なので最悪じゃ無い。でも問題は焼損した抵抗のスペックが解らん。だから適当に新品部品に交換して出荷すると言う手が使え無い。
 さて、どうしようかねえ。。。
06254_20230625214901  ネットを彷徨ったら車体側の配線図が落ちて居た。主要なピン配置が解ったので電源を繋いで見たらCPUは動いて居る感じ。クリスタル端子に6MHzが来ている。
 エンジン始動せず、診断も応答無しという症状と少し合わない気がする。もう少し見て行くしか無いか。

06255_20230625215001  こっちは何時もの930のDME。トランジスタが1個燃えているので修理出来るか?と言う話だったけど、来たのを見たら他の部品も色々燃えている。
 そして分解後に気がついたけど放熱スペーサとでも言うべき部品が4個とも付いて無い。さらにその下の絶縁シートも付いて無い。その状態で基板の固定ネジが締め付けて有ったので、半田面と下のアルミ座が接触していてもおかしくない。。。と言うかこれだけ変な燃え方をして居るのはそれが理由だろう。
06256  向かい合わせ構造の反対側。火事の後みたいに黒くすすけている。
 ネットの情報は玉石混交と言われるけど、オークションの品物も色々有る。特に金になる人気商品とかはヤバイのが多い。そしてお決まりの未確認なのでNCNR(笑)。

06257  燃えている部品と死んで居るICを外した。他も幾つか死んで居ると思うけど、ある程度復旧してからじゃ無いと判断が出来ない。




06258  部品として買えないスペシャルICが死んで居るので、他のDMEから部品取りするか、いよいよ自社で互換ICを作るしか無い。
 もう一個のスペシャルICは解析して互換品を作ったので、これが良い機会と頑張って互換品を作ろうかな。
 前回のヤツはフランス人が「真似して作っても良いか?」と聞いてきたので「いいよ」と答えて居たけど、今回のも公開したら世界の誰かが作るかもしれない。

| | コメント (0)

2023年6月24日 (土)

Do not force it to disassemble.

06241_20230625211801 何用か良くわからん車載用リレー。コイル両端の端子を上側からも出してくれと言う依頼。
 何処からだしても意味は一緒だけど、せっかく絵が書いて有るので絵の通りの場所からリード線を引き出した。

06242_20230625211801  良く有るシフトブシュの崩壊。このタイプは964だったか?。930ならカップリングだけに小さく分解出来るから。




06243_20230625211801  定番作業なのでPOMから削り出して組立てたら完成。





06244_20230625211801  3台目のエアコンユニット。コイツは回路の修理以外の所が手強い。
 スイッチがバラバラに成るから修理というか再生が必要なのだけど、そのためには周辺のAssyを分解する必要が有る。
 そしたらスイッチとかボリュームを保持しているフレームか至る所で折れて居るわけ。折れた場所から理由は直ぐに解る。ボリュームのナットを外さずに無理にこじってスイッチを外そうとしたからだ。
06245_20230625211801  バラバラになってしまうスイッチはインチキ修理した。人間がインチキの塊だから(笑)この手のインチキ修理は得意だ。しばらくは使えると思う。



06246_20230625211801  回路側の本題は電源が入らない。叩くと入るときがあると言うヤツ。リレーが動かない時があるので駆動回路を見て行く必要が有るけど、それとは別にリレーの接点が真っ黒に焼損しているのが気に成る。
 取りあえず外してみたけど磨いて使うにはウーン、と言う状態。このリレーはDMEリレーに使って有るヤツよりも一回り小さく、さらに裸のタイプはなかなか手に入らない。カバータイプを入手してカバーを破壊するか、FETで半導体式に改造するか。
 ここもウーン、と言うところ。

| | コメント (0)

2023年6月23日 (金)

Unable to communicate on Band-19.

06231_20230623205301 docomo系の通信網を使うiijmioのsimカードが来たので差し替えてみた。結果はウーンで今回のトライアルは失敗に終わった気がする。
 Band26が有るからBand19でも通信出来ると考えてdocomo回線に変更してみたけど、docomo側なのかAU側なのか制限を設けているようで通信出来なかった。こんな事に力を入れないで世界的に戦える製品を考えてほしいモンだ。
 写真は部屋の中だけどBand1をギリギリ掴んでいる。Wifiを切ったら何とか通信出来る感じでYouTubeは頻繁に止まる。確認の意味で宮田の街中までミーブで走ってきたら、途中でBand1とBand28が切り替わりながら通信していた。1割くらいは何も通信出来ないゾーンも有った。カーナビ的な軌跡は途切れずに表示し続けた。

 私は使った事が無いけど、ちょっと前の携帯電話が通じた通じないの時代のイメージだろうか?。UQモバイルの時はここまで検証した事が無かったけど、家の周辺を歩いた記憶ではUQモバイルの方が今より良かったと思う。まあ田舎用Band19を拾えて居ないのだから当然だ。
 さて、問題は今後の方向性だ。「今までも大して使って無いのだから解約して捨ててしまう」「家ではWifiで問題無いんだから使い続ける」「もう一回AU系に戻す」「docomo系に適した本体に買い換える」「久住ではBand1が通じる事を期待してこのままで待つ」
 まあ色々と書いたけど、基本的にあまり興味というか使いたい気持ちが無いので(笑)他の事ほど真面目に考えて無いのは事実だ。

| | コメント (0)

2023年6月22日 (木)

Why don't you try on safety shoes?

06221_20230623085201 昨日のちゃしろの散歩でパンツから靴の中までビッチョリ濡れてしまったので靴を干した。手前のくるぶしまである安全靴を。
 干していてディスカスの耐検整備で聞いた話を思い出した。学生が機材車から荷物を降ろしているときに荷物が落下して足の指を骨折したと。労災とかでは非常に良く有る事故で安全靴のつま先保護はそのために有ると言っても良いくらい。
 私が現役で乗っていたのは40年くらい前の話で、その頃の訓練は常に全力疾走で機体を押していた。真夏でもお茶をがぶ飲みしながら朝から晩まで全力で。
 そのために学内でも毎日走っていて、平日は御所の内側を1周。週末は御所の外側を1周が日々の部活だった。この部分だけ見ると確かに体育会だ(笑)。
 この話がマジなのは、子供の頃の徒競走で常に6人中6位だった私が、30代で初マラソンを走ったときに3ヶ月くらいの準備で3時間22分を出した事で証明?される。

 で、今日の話はグライダーの訓練に安全靴を履いたらどうか?と言う話。昔の木曽川だとランニングシューズ以外あり得なかったし、昔の分厚い革の安全靴では1km走るのもキツかった。でも今は違う。
 私が見る限り今はランウェイを全力で走ったりして居ない。このことはグライダーの技量向上を第一に考えれば良い方向だ。それに対して機体の組みばらしとか機材の積み下ろしなどの作業は飛躍的に増えている。その延長線上に今回の事故が有ったと想像する。
 昔はミドリ安全とかいかにも鉄工所のオッサン的な安全靴しか無かったけど今は違う。殆どジョギングシューズと見分けが付かないヤツの方が多いし、配達とか倉庫作業のオネエサンもカラフルな安全靴を履いている。
 私も普段から安全靴しか履いてないし、1日にちゃしろの散歩で10kmくらい歩いても何とも無い。ポルシェの運転も問題無い。たぶんW-19にもディスカスにも乗れると思う。靴の色が気に入らないと殴る教官はもう居ない(笑)。
 と言う事で、実際に事故が起こっているわけだから運動靴タイプの安全靴を試して見てはいかがだろうか?と思うわけ。

| | コメント (0)

2023年6月21日 (水)

Overheated brake

06211_20230621205901 メッキ屋さんに行って来たら途中でミーブトラックのブレーキに違和感。
 なんか転がりが悪い気がするし、スタート時にギッと音がするときがあるし、クラッチが焼けた様な匂いがする。
 一昨日もスタート時の音はして居たけど、その他の違和感が無かったので無視して居た。でも今日は無視できない感じ。
06212_20230621205901  帰って来た段階でホイールが触れないほど熱い。右前のホイールだけ。ブレーキの引きずりだ。
 ある程度冷えたら引きずりは無い。でもパッドがニュル1周した(笑)くらいの風情。交換した方が良いかも。それ以外に大きな問題は無い。
06213_20230621205901  1月に車検を受けたばっかりだけど、スライドピンは綺麗な状態なので抜いてグリースアップくらいはしてある感じ。
 パッドの摺動部にグリスッ気は無かったけど、固着無しで外せたのでここが原因では無い気がする。

06214_20230621205901  意外とでっかいピストンは木片とマイナスドライバで押し戻せた。蚊も居るし雨も降っているのでO/Hまではしたくない。ブーツを捲ってスプレー式のモリブデン系ラバーグリースを充填しておいた。
 その後でペダルを踏んでピストンを押し出し、再び木片とマイナスで押し戻す行為を2回繰り返して作業完了。
06215_20230621205901  パッドの摺動部はワイヤーブラシで磨いて銅色のグリースを塗って組んだ。
 普段は回生制動でフットブレーキは殆ど使わんけど、意識して赤木峠を往復して帰って来た。途中で何時ものコーナーもしっかりと走って。
 帰って来てキャリパーが触れる。うん、今の所引きずりは発生して居ない。でも速いタイミングでキャリパのO/Hが必要だと思う。
 ブレーキフルード系の作業は汚いから嫌いだな。。。



| | コメント (2)

2023年6月20日 (火)

Final confirmation

06201_20230621205901  昨日書いていた964のエアコンユニット。作業が全部終わったので最終確認中。
 このユニットにはエアコンボタンが1個の964用とボタンが2個の993用がある。さらに964用の中でも末尾の番号が00と01が有る。もっと多くの種類があるかもしれんけど、私が把握しているのはこれだけ。
 先週のは01バージョンだったけど今週のは00バージョン。基本は一緒だけど大きな違いはトランクルームのファン。01はIGスイッチオンだけでは回転しないけど、00だとIGスイッチをオンにしただけでトランクルームの左右のファンは最低速で回転し始める。左側の数字が書いてあるつまみを最低に回しきっていても。
 あとは993用に進化する過程で2速モータ関係のフィードバック信号が変わって居たりする。だからコネクタが刺さっても交換だけでは正常に動かない事が起こると思う。
 うちのエミュレータは把握できて居る範囲は切替スイッチとか付けて全バージョンに対応出来る様にして居る・・・つもり。

| | コメント (0)

2023年6月19日 (月)

Band26 contains Band19.

 昨日の続きで久住でのスマホ利用に関してだけど進歩というか変化が有った。
 昨日の時点では私のスマホはdocomoのBand19に対応して居ないので、docomo回線を契約しても僻地のBand19環境では使え無いと判断していた。でもそれが覆りそう。と言うのは東京オリンピック対応なのか?docomoが周波数帯的には通信可能なBand26の通信を許容し始めたと言う話を知ったから。
 私のスマホはAU系で買ったからBand18が利用可能だけど、シャオミの国際的な?端末だからかもっと広いBand26も行ける。と言う事はdocomoのBand19が使えるんじゃ無いの?と言う話。
 と言う事で、そもそもこの端末はインドから帰ったら捨てようと思っていたくらいだしiijでデータのみの回線なら安いので取りあえず変更してみようと思った訳。
 結果は来月の耐空検査当日にわかる、はず。

06191_20230619205401  こっちは2台目の964系エアコンユニット修理。こっちも電源が落ちるという話だけど電源トラブルは再現出来ず、代わりに右フラップの動きが可笑しい事は確認出来た。
 と言う事で「電源断」「右フラップ」「全体リフレッシュ」が今回の作業。

06192_20230619205401  フラップサーボの駆動系は少し変で、4個の駆動ICで5個のモータを駆動している。1個のICに2個の出力が有るので普通に考えるとそれぞれモータのプラスとマイナスの端子に繋げば・・・5個のモータには5個のICが必要な筈。
 なんでこんな風になって居るのか解らんけど、4個のIC出力を一部兼用して5個のモータに繋いである。当然制御はへんてこりんになるし5個で駆動するよりもモータ動作の自由度は無くなるはず。
06193_20230619205401  こんな回路だから右フラップモータ関連のICを交換しようと思っても2個のICを交換する必要が有る。何とも変というか迷惑な構造。
 HELLAのハード技術者が殆ど設計を終えた段階でポルシェから「悪い悪い、モータ5個に変更して」と連絡が入ったのかもしれない。
 ハード技術者は場所も無いし今更大変更はしたくないので無理矢理4個のICで5個のモータを駆動できそうな配線をでっち上げ、あとはソフト屋さんお願いと言って家に帰ったのかも。

| | コメント (0)

2023年6月18日 (日)

Redmi Note 10 JE

06181_20230618204901  昨日の作業を頑張ったので今日はゆったり出来る。
 格納庫で朝食を食べた後は片付けをして、今日の夕方に白川から機体が来るみたいなのでスペースを作ったらお終い。


06182_20230618204901  この凄く立派な格納庫は九州私学の雄、福岡大学の所有物。うちの息子達は縁が無かったけどありがとうございます。
 早めに出たので帰りも松原ダムの道を通ってみた。日曜の昼間という事で少し車は多かったけど混んでは無かったしイライラするほど遅くも無い。こりゃどっちでも良いな。
06183_20230618204901  今回の整備は全て上手く行ったけど個人的には一つだけ想定外があった。それはインド行きの為に買ったスマホが使えなかった事。
 これはインド旅行直前に近所の販売店に行って買った安物。一番安いのは富士通の1円だったけど、店員がお勧めしないと言うので2番目に安いシャオミの5,501円にした。店員の言葉は正しく富士通は先日潰れた。
 で、折角買ったので使って見ようと思って持参したけど滑空場では通じなかった訳。これはUQモバイルの一番安いプランにして居るけど、同じように安いiijとか言う回線のは通じていた。そしてそれはdocomo回線を使うらしい。
 と言う事で帰ってからその関係を調べて見ると私の機種「Redmi Note 10 JE」でもdocomo回線の契約は出来るみたい。でもさらに調べてみると田舎で重要な800MHz帯のBand19には対応して居ない事が解った。
 総合的に考えると、街中で使うならdocomo回線を使う格安プランに乗り換えてもOKだけど、滑空場が有る様な田舎で使うならBand19に対応してない機種だと今と同じように通信出来ない可能性が有る訳かな?。
 ウーン、もういいか(笑)。

06184_20230618211401  その後調べて見たら解った。滑空場の有る様なエリアだとdocomoは800MHz帯でサービスを提供している。
 と言う事で、私の端末ではdocomo回線に乗り換えても滑空場で通信は出来ないという事だ。
 シャオミはインドでのシェアNo.1なので、まあインドで使いなさいと言う事だな。

| | コメント (0)

2023年6月17日 (土)

Preparation for Annual Inspection of Discus-b

06171_20230618201201  今日と明日は久住滑空場でグライダーの耐空検査に向けた整備。
 久しぶりにファームロードじゃ無い下の道というか松原ダムの横の道を通ってみたら意外と速かった。20代の頃は1車線しか無い様な道も多かったのにえらい変わり様だ。

06172_20230618201201  流れ止めを引きちぎった(笑)らしく修理中。





06173  機体はディスカスbだったかな?。要は単座の一番普通のディスカス。





06174  このグループは日当が安いので(笑)、点検口を開けても適当に見たふりだけしてお終い。




06175  主翼の結合部。大昔の三田とかH-23Cの時代を知っている者にとって夢のような機構。





06176  こちらは水平安定板とエレベータの結合部。こちらの機構も素晴らしい。
 空力的な事は解らんけど、結合部などのメカ的な設計に関してはアレキサンダーよりもシェンプヒルトの方がセンスが良いと感じる。

06177  行橋の不良地方公務員が持参した電動ドライバ。インパクトのように電動の力で締めたり緩めたりを目的とせず、手で緩めた後の何回も続くクルクルをモータが手伝ってくれる機構。
 この手の作業には素晴らしく便利。家電を分解するような作業にも良さそう。
06178  慣れた人間というか年老いたグライダー老人ばかりだったので作業がスムーズに進み、寸法測定と重量重心位置測定まで頑張って1日で終えた。
 個人的には時間がかかっても、浜辺美波みたいな女子大生とか広末涼子みたいなトンデモオバサンが居た方が人生に変化が有って楽しいと思うけど現実は違う。
06179  面倒臭いから計算はして無いけど、去年までと測定値がほぼ同じなのでOKとして宿舎に行った。
 宿舎は去年と同じくお金持ちバツイチ老人が所有する筋湯温泉の別荘。焼き肉しながら女子会ならぬ男子会で盛り上がった。
 バツイチ老人はまだ再婚してないみたいなので、出会い系に登録してあげようと酔っている彼から個人情報を聞き出しておいた。

| | コメント (0)

2023年6月16日 (金)

Emulation of indoor temperature

06161_20230616204801 964のエアコンユニット。電源断の修理と共にリフレッシュ依頼なので、今まで他のユニットで故障して居たICとかトランジスタ類を交換した。
 スイッチも分解出来るので中まで確認して組み直し。

06162_20230616204801  最後は総合試験で問題無く全機能が動いている事が確認出来た。
 エアコンエミュレータに今回から新たな機能が追加された。それは室内温度の自由な設定機能。
 964の室内温度はユニットに半田付けされたサーミスタによって測定されて居るので、今まではそれを自由に設定して試験する事が出来て居なかった。
 それを今回からエミュレート機能を追加して、自由に室内温度を設定する事が出来る様になった。
06163_20230616204801  いつもの様にみすぼらしい(笑)箱と文字だけど、まあこの手の試験に必要な機能と精度は有して居る。
 文句とまでは行かないまでも苦言を呈したい人は居ると思うので、出来るだけ早めに綺麗な形に纏めたいと思っている。何時になるか解らんけど。
 取りあえず今の状態でも964の末尾00と01の両方の全機能が確認出来て居る。ユニット単体でこう言う事をやって居る所は少ないと思うし、車載してしまうと確認が意外と面倒だったり出来なかったりする。
 ちょっと時間がかかるけど出来る様になりましたので、依頼が有ればメールでお問い合わせ下さい。

| | コメント (0)

2023年6月15日 (木)

five kinds of dials

06151_20230616203001 ポルシェ911伝統的な5連メータ。964は新しい技術を試したせいなのか、ガラスの合わせ目が剥がれたり文字盤がぐしゃぐしゃになったりする事が多いみたい。
 その5個をリフレッシュするのが今回の作業。替えの文字盤セットを売っているけどかなり高いので、それを使わないで何とか成らんか?と言う相談。
06152_20230616203001  丸いガラスとシールは在庫して居るので大きな問題じゃ無い。問題は破れたトレーシングペーパみたいになって居るインジケータ部だ。
 何時ものインチキ修理でゴチャゴチャやって見て、依頼者に見せたらこれでOKとの事なので5個ともそれで進めた。
06153_20230616203001  作業前の時計。回りにずらっと警告灯がある。残念ながら完成後の写真を撮り忘れた。2枚目のフューエルメータくらいの感じには仕上がった。



06154_20230616203001  想定外だったのが速度計。これはインジケータが無いのでガラス磨きだけでOKと思って居たら文字が浮いている。試しに綿棒で擦ってみたらこの有様。。。
 白い塗料が軒並みパリパリに割れてしまって崩壊状態。

06155  仕方無いからゼロから作った。言われなければ解らない、と思う。

| | コメント (2)

2023年6月14日 (水)

Why don't you change the component?

06146_20230615092801 JAXAのホームページにH3打ち上げ失敗に関する新しい報告書が上がって居たので読んでみた。そして驚いた。
 大まかには「物が無いので良く解らんけど、可能性の有る原因を想定して対策する」「その中で唯一トランジスタの過電圧だけは実際に定格オーバが起こっていたみたい」と言う内容。
 読んでいてメチャ違和感があるのは「シミュレーションと実測で検証してみたら定格120Vに対して190V印加されて居た」の部分。開発の過程で誰もチェックして無いのか???。にわかには信じられん。
06145_20230615092801  回路図の一部しか書いてないので良くわからんけど、古くさいTO-3パッケージとか後に続くコイルの説明とかと合わせて考えると、1980年代のポルシェCDIと同等の自励式DC-DCコンバータかな?と想像。
 そしてそのベース回りの抵抗を変更する事で、コレクタ(=コイル)に発生する逆起電圧を押さえようという対策。
 他の文章と合わせて読むとトランジスタ本体は交換しないみたいに読める。様はベースの抵抗だけを弄ってコイルへの通電時間を短縮?若しくはゆっくりターンオフして逆起電圧を低下させる。その際に放電のピーッと言うサイクルがビビビに低下するけど問題無かろう、と。
06144_20230615092801  このコイルの図を見る限りベース巻線がある自励式かな?と思うわけだけど、私は電気技術者じゃ無いので本当の事を知って居る人が居たら教えて欲しい。
 で、なぜトランジスタを交換しないんだろう?と思うわけ。うちがイグナイタの試験に使って居る点火用IGBTならVceが450Vも有るしアバランシェ耐量が320mJも有る。何の保護装置が無くてもその辺のコイルを繋いだくらいでは死なない。JAXAはなぜ頑なにTO-3のVceが120Vしか無いトランジスタを使い続けるのだろう?。TO-3に拘るにしても、手元にあるMJ15001ですらVceは140Vだから、JAXAが探せば190V品だって有るだろう。
 少なくともスペースXはこんなのは使わないと思う。もし使って居ても直ぐに変更すると思う。なぜ日本だと古いトランジスタが使われ続けるのか?。権威みたいな人が設計した図面だからだろうか?。何らかのルールだろうか?。
 「トランジスタを変えるって、メイン部品を変更したらヒートサイクル試験が8ヶ月必要なのよ!解る?、次の発射は2ヶ月後に決まってるんだから遅れたらJAXA解体よ!、抵抗なら規則が無いでしょ!、何とか抵抗を調整してギリギリの所を見つけさせてよ。」
 こんな遣り取りが有っていたら日本は終わるな。日本って内容じゃ無くて誰が言ったかによって方向が決まるし、馬鹿がルールを決めて、もっと馬鹿がそれを必死で守らせようとする所が有る。こないだ知り合ったIIT出身のインド人技術者も、嫌になって日本を逃げ出したりしないか不安だ。
06143_20230615092801  このページなんかいかにも宇宙的で厳しいんだなあ・・・と思うけど、摩耗粉が振動でシートを貫通する危険性を考慮しながら、写真の向こうには普通の?リード線が見える。



06141_20230615092801  今時入手すら難しそうなアキシャルリードの電解コンデンサ。別のページには「タンタル」の言葉もあるから一部の技術者は反応するかも知れない。
 アキシャルリードの電解コンデンサなんて首記のポルシェのCDIでしか見た事無いけど、H2Aと同じエキサイタと書いて有るからH2Aの開発時期と航空宇宙業界の保守性を思えばこの形状も納得出来る。
 と、それよりも気に成るのがリード線。前のページでは絶縁シート中の摩耗粉の挙動を心配して居ながら、このコンデンサは空中配線?。
06142_20230615092801  こっちには熱収縮チューブを付けましょうと書いて有る。耐熱性からあえてTO-3パッケージかも?と思って居たけど、回りの配線はその辺の機械と大して変わらん。ウーン。
 たぶん点火の為の動作は数秒と思われるので放熱性は重要じゃ無い。ならプリント基板に今風の点火用IGBTでも半田付けして、ゲートには適当な発振ICを繋いでコレクタに適当な点火コイル繋いだ方が強そうな気がする。H3の電子部品の9割は車載用部品の流用と言って居ながら、なぜこんな旧態依然とした部品と設計を続けるのか訳が解らん。
 まあ三流私大の機械工学科出身者の妄想は見当違いと思うけど、スペースXの該当部品を見つけて来て比べてみたい。そこには発射できないロケットと再利用のために軟着陸するロケットの違いがある筈だから。

| | コメント (5)

2023年6月13日 (火)

Indian restaurant

 土曜日の話だけど、昼飯を食べに同じ町内に有るインド料理店に行った。ここは何回か行った事が有る店でコルカタ出身のインド人が一人でやって居る店。
 インド料理の味とか良くわからんけど、手で食べて居るインド人とか居たりしてもう一軒有るチェーン店よりはインドっぽい。ただ不安?も有って何時行ってもほぼ客が居ない。
 そして今日も客は私一人で、持ち帰りを待っているパキスタン人と電話で怒鳴っているインド人?しか店内に居なかった。そして店長がテーブルに来て「22日で終わる」と告げた。
 いやあ、不安が現実になってしまった。理由を聞いたらやっぱり収益面が理由で仕方無いと思う。それにしても何故こんな田舎町に店を出そうと思ったんだろう?。
 ここでは宮若市の会社でI働くIIT出身のエンジニアとも知り合えたし、宮若市に有る小さなインドと期待して居ただけに悲しい気持ちになった。でも仕方無い。ちょっと休んでから今度は箱崎に店を出すと言っていたので、機会があったら行ってみよう。

06131_20230613210101  昨日の続きでエアコンユニット。この基板は各フラップのサーボモータドライバとかブロアモータ用のリレードライブ回路が乗っている。そしてそのドライブICの出力とモータの接続が変態的というか妙な感じ。
 故障箇所毎にメモは残して居るけど、良い機会なので全体を纏めておこうと思ってスケッチしている所。
 こう言う資料はごくたまにペリカンのフォーラムとかで見つかる事があるけど、基本的に見つかる可能性は皆無なので自分で一つずつ調べて行くしか無い。

| | コメント (0)

2023年6月12日 (月)

The Condition is bad, but this is not the cause of the problem.

06121_20230613210101 ポツポツ書いて居る964か993のエアコンユニット。電源が落ちる事が有るらしいけど症状が再現出来なかった。でも何回も試して居たら電源が入らなくなったのでこれ幸いと作業開始。
 まずはトラブルシューティングをしたい訳だけど、このユニットは2枚の基板が向かい合わせに多数の半田付けピンで接続されて居る。
 そのままでは各部の波形とか取れないし、見えるように2枚に分解すると動作検証が止まってしまう。
06122_20230613210101  と、まあ面倒臭いヤツだけど分解前に一つだけ怪しい箇所を見つけた。でもよく考えたらこれは複数有るGNDの一つだからこれだけで言々が落ちるのは納得出来ない。
 電源系に入って居るリレーが動いて無いので、リレーが死んで居るか駆動回路が死んで居るか駆動回路への信号が死んで居るか。。。
 じっくりとやるしか無いので症状に結びつく系統から追っかけて行こうと思う。

| | コメント (0)

2023年6月11日 (日)

low-level job

06111_20230611205201 ポルシェ964あたりの時計。今回の作業は時計本体の問題じゃ無くて、この中に組み込まれて居るチャージランプとその関連回路の修理。
 何回か書いたことが有るけど、チャージランプ経由の電流がオルタネータに行って呼び水的に発電を起動するタイプの発電系が有る。
06112_20230611205201 そしてこのメータは正にそういう系統のメータで、裏をみるとチャージランプとは別に電力用の抵抗が2個も付いて居る。これは間違い無くチャージランプと並列に入って居る「呼び水用抵抗」だ。
 犯人はここだろうと判断したトラブルシューティングも興味深いのだけど、話が長くなるしこの手の系統を理解して無いと話が通じないと思うのでまた後日にでも書きたい。
06113_20230611205201  早速目に付いたのが端子の半田クラック。これはたぶん時計の時刻合わせ用だから今回の話とは違うけど、他も同じ感じだと思うので纏めて修理して置きたい。



06114  こちらがそれ以外のコネクタで、端子をよく見ると変な事に成って居るのが解る。
 間違い無く前回の接触不良修理において、半田を盛りすぎたと言うか裏面から長時間鏝を当てすぎて反対面にダラダラ流れて来た感じ。
 そんな事も有るとは思うけど、そのままにして出荷するなよ・・・と思うと共に、そのままで無理矢理コネクタを押し込むなよ・・・とも思う。コネクタは半分までしか入らなかったみたいだけど、この調子だとコネクタのメスの穴が広がって居るかもしれない。
06115 鏝を当てすぎたと思われる裏面だけど、作業前の写真を撮り忘れたので完成写真だけ。
 作業前はピンの先端をカシメてある鳩目状の末端部に半田が乗らなかったようで、半田が弾いたままでゴテゴテと回りに盛ってあった。
 丁寧に磨いて作業すればちゃんと付くのに・・・とは思うけど、苦手なTIG溶接の時などは汚いままで溶接しようとして何時までも上手く行かない事が多々有る。
 他山の石だね
06116  半田吸い取り線を山ほど使って、拡大鏡の下でメチャ苦労してここまで来た。
 端子部には半田が無くて、一段太くなった部分だけに隅肉的に半田が有る。これが正規の仕上がりだと思う。


06117  最後の仕上げは電動歯ブラシのお化けみたいなヤツ。これで作業がかなり楽になった。同じような作業をしている人にはお勧め。
 まああまり居ないか(笑)。

 最近はニュースで見て「エーッ?」と感じる技術系の事故やトラブルが多い。褒めてくれるのは日本凄い系のユーチューバーだけだ。
 日本大丈夫かなあ?、たぶん大丈夫じゃ無いと思う。

| | コメント (0)

2023年6月10日 (土)

Slowly improving

06102_20230611202901 ポルシェ964とか993のエアコンコントローラを試験する為のエミュレータ。正式名はクライメートコントロールユニットだったか、かなり大層な名前のユニット。だから?エミュレータも大層な規模になる。
 私は930しか持って無いのでこれは純粋な仕事用の機械。嫁さんやここを見ている人は遊んでいると感じて居るかも知れないけれど(笑)。純粋に仕事の為の機械な訳だ。
 もしかしたらドイツにはBOSCH製の正式版が有るかも知れないけれど私は見つける事が出来て無い。そして見つけられたとしても100万以上はすると思う。だから自分で作るしか無い。
06101_20230611202901  以前から少しずつ改善しては使って居たのだけど、今回はサーボモータのフレームを一新した。格好悪いインシュロックで括ったようなフレームは潔く捨て去って、レーザー加工機で切り出したアクリルのフレームに交換した。
 交換してから思ったけど、こう言う用途には透明じゃ無くて色の付いたアクリルの方が良かった。そして同じ物が5個並ぶと良い感じに見える。自画自賛だから。。。
 これでほぼ全てのセンサとアクチュエータを表現できているけど、今のままでは余りにもスパゲッティ配線でみっともない。こちらも少しずつで良いから綺麗に纏めて行こうと思っている。何時になるか解らんけど。

 純粋に手早く修理するだけならそれっぽい部品をチャチャッと交換して納品し、様子を報告して貰うやり方も有る。でもそれって感と運に頼ったやり方で私的には格好良くない。アメリカの腕に入れ墨を入れたオッサンなら「ロックじゃねえだろ!」と言いそうなやり方。
 だからDMEのエミュレータにしても同じ考え方だけど、自分の卓上で車載時と同じ環境で検証をしたい訳。それをやらないと「治りました」と言えないし、ここまでは正常だから他の○○を見て貰えませんか?とも言えない。
 そんな感じでエアコンユニットのエミュレータは機能的には完成して後は仕上げの段階。次は964のDMEエミュレータかな?、こっちも少しずつ進めて居るけどかなり手強い。

| | コメント (0)

2023年6月 9日 (金)

safety first

06091_20230609211101 ヤフオクでトランスが入った重たい箱を買った。ミーブトラックの充電系に入れて安全性を高めるために。
 以前に書いたのが見つからないけど、今使って居る太陽光のインバータは絶縁じゃ無い。色々と難しいというか面倒な話に成るけど、絶縁じゃ無かったら中途半端な電圧がミーブの車体に出て来てしまう。
 それが危険で嫌だからと車体を強制的に接地してしまうと、今度は充電器やインバータに問題が出る。と言う事で絶縁型のインバータか絶縁の為のでっかいトランスが欲しかった。
06092_20230609211101  で、トランスを探していたらほぼ求める仕様のヤツが出て居た。これは市販のトランスを2個組み合わせた自作の絶縁電源で、私の用途とは少し違うけどトランスが使える。そしてまともに買うのに比べたら半額以下。


06093_20230609211101  本当は上の段のトランスを探していたけど、こう言うのはなかなか見つからない。そこで下の段に考え方を変えて探してみたら見つかったという訳。
 これで擬似的な単相200Vができあがる。


06094_20230609211101 早速実験的に組み合わせて充電してみた。充電自体は普通に出来る。素晴らしいのは車体の対地電圧がACもDCもほぼゼロと言う事。念のために舐めてみたけどピリッとも来ない。


06095_20230609211101  トランスは1.5kVAだけど実験なので10Aで充電してみた。2目盛り減っていたのを2kWhの電力量を供給して充電した事が解る。まあ計算は合う。
 あとは綺麗に纏めたら、太陽光によるミーブトラックの充電系が完成となる。これで「EV推進するなら原発も必要ですね!」とか言ってくる人に「ヘッ?」と軽く返せる。

06096_20230609211101  昼飯にチャパティを焼いてみた。今日は何が悪かったのか解らんけど最後にプーッと膨らまなかった。先日のプーリの生地と同じで作った積もりだけど、これなら最初に作って居た生地の方がチャパティには合っている気がする。

06097_20230609211101  日本のレトルトカレーに唐辛子を2本鋏で切り刻んで追加した。インド人の英語の先生に「スパイシーは辛いとは違う」と言われたけど、取りあえず辛ければ良かろうと安易な思想。
 食後は残り物のヨーグルトに氷水とイチゴジャムを混ぜてストロベリーラッシー。こっちもいい加減だ(笑)。

| | コメント (2)

2023年6月 8日 (木)

Preparing for Summer

06081_20230608204601 確か964のエアコンブロアモータ。右用と左用で回転方向が違うという凝った基本設計。私はあんまりこう言う設計思想は好きじゃ無い。



06082_20230608204601  このモータで一番嫌いなのがファンの分離作業。壊さずにここまで来たら作業は半分くらい終わったようなモン。
 あとは必要に応じて前蓋を外してブシュを交換したりコンミュテータを整備したりブラシを交換したり。ブラシは分解しなくても交換出来るけど、このモータはまだ半分以上残って居たので再利用した。コンミュテータの手入れだけで済んだ。
 面白いのは930のヒータブロアは軸受がガタガタになるけど、964のこのモータは軸受がキチキチになって居るヤツが多い気がする。含油軸受材料に成長鋳鉄とか有るけど、そういう関係の原因だろうか?。
06083_20230608204601  途中の作業は手がドロドロで写真が無い。左右とも組み終えて並べて馴染み運転中。





06084_20230608204601  この電流計はメチャ便利。うちみたいな作業内容だと活躍の機会が凄く多い。買って良かった。




06085  こっちはフラップモータ。単純なモータじゃ無くてサーボモータになって居る。
 印刷された摺動用抵抗体のエンド部分が燃えているのが解ると思う。これのトラブルの大半は抵抗体エンドが焼損してしまい、本来なら絶縁されて回転が止まるべきシステムに延々と電流が流れてしまい悪循環のパターン。リンクが干渉して無いかこまめに機械的な調整をする事と、こまめにこの部分を点検補修する事が大切と思う。
06086  こう言う修理は良く無いと思う。電気的には接続されて居るけど、元が機械屋の私に取ってギヤの回りに配線がプラプラして居るのは信じられない。



06087  開封の時にパターンを切ってしまった事が原因の様なので、パターンを修理して危険な配線は撤去した。
 点々と見える水滴のようなヤツはエンドの絶縁物を補修して居る樹脂で硬化待ち。


06088  無事にブロア2台とフラップモータ5台の整備が終わった。
 930のオートヒータは変態的にグチャグチャだと書いて居るけど、964のエアコン系は普通に複雑だ。私の個人的な好みだけで言えば複雑過ぎて好きじゃ無い。
 好き嫌いは別にしても、964の電装系を完調にするには930の3倍から4倍はお金が必要に成ると思う。実際に作業をしている人間が言うんだから本当。
 そういう意味では356かナローが再強かもしれん。

| | コメント (0)

2023年6月 7日 (水)

Good-bye, Marutsu.

06071_20230607204901 小型のガスバーナを買い換えた。今まで使って居たのは右の赤いヤツで新しいのは左の黒くて小さいヤツ。
 赤いのは博多にマルツが出来たときに買ったから、かれこれ13年も使った事に成る。いかにも中国かベトナム製の安物に見えたけど、何回も充填しては使い続けて13年でようやく不調になってきた耐久性。素晴らしい。
06072_20230607204901  これを買うまでは100円ライターを中に入れるヤツを使って居たけど、これが良く壊れた。しばらくは100円ライタータイプと赤いのを併用していたけど、結局赤いのが勝った。
 今回の黒いのは国産品。最近は国産品への信頼感も薄らいで来たし、特にバーナに関しては鳴り物入りで紹介された東京オリンピックの聖火が消えるという事故が有っただけにイマイチ信用して無い。
06073_20230607204901  火口の構造は似ているけど、赤いのは穴開け加工で作って居るけど黒いのはピニオンギヤ見たいなヤツにパイプを被せて複数の通路を形成している。設計者の思想の違いが面白い。


06074_20230607204901  黒いのは蓋が付いて居る。確かに先端の放電電極辺りが痛むと良く無いと思うけど、何回か使っただけで面倒でたまらない。この蓋は切り取ってしまうかもしれない。
 サイズは圧倒的に古い赤いヤツの方が使いやすい。黒いのは無理矢理に小さくしすぎだと思う。キャンプとか色々想定されて居るのだと思うけど、私の用途だともう少し大きくて手に馴染むサイズが良かった。まあ、そういうのが見つからなかったからこれを買ったわけだけど。

 で、なんでさようならマルツなのかと言うとマルツからメールが来ていて博多店を閉めるらしい。今後も法人向けの営業拠点は残すと書いて有るけど、駅近のレンタルオフィスビルみたいな所。
 うちは法人営業を呼びつけて何百万も注文する様な会社じゃ無いので、今回の変更は悲しいし不便になる方向。秋葉原だって様変わりして居る訳で、福岡で電子部品屋は難しいんだろう。

| | コメント (0)

2023年6月 6日 (火)

troublesome job

06061_20230607202901 越前会長がMCナイロンの部品を取りに行くと電話してきた。オイルシール打ち込み治具は1個だけ削って見たけど、用途の解らん変なスペーサは未だだった。
 仕方無いから作ろうかと思って図面を見たら最大径が30mm、対して支給材は60mm。アホか!?。
 手持ちの材料を探してみたら黒のPOMの端材が使えそうなのでそれで削り出した。25mmの所の一部が24.5mmしか無かったけど、まあ一部だから良かろう。
06062_20230607202901  こっちは長崎の不良地方公務員が持ち込んでいたヤツ。グライダー曳航用ウインチのローラらしい。今は合成樹脂の索だからローラもアルミ製で行けるのか、時代の変化を感じる。
 これのベアリングを抜いて欲しいらしい。直ぐに抜けるだろうと思っていたけど、組むときに赤のロックタイトを使ったとか。赤って永久固定用だろ、取り外しには加熱が必要なヤツ。まともに接着されて居たらだけど。
06063_20230607202901  少しだけ暖めてプレスで押したら抜けた。この感触ならキチンと表面処理がされて無かったみたい。怪我の功名か?。
 なんでもBRGの幅よりもプーリの幅の方がデカくて、側面の押え板との間に隙間が有るらしい。
 測定して見るとBRGは15.9mmくらいに対してプーリは16.3mmくらい有る。確かにガタがあって側板で固定は出来て無い。
06064_20230607202901  プーリの両側面を合計で0.35mmくらい削り込んだらOKだけど、うちの旋盤だとこのプーリは掴めない。フライスの円弧補完で削るには段取りが面倒臭い。そんな話をしていたら大学の工場で削って貰おうという話に成った。
 その工場は私が時々ブログを見ているここだと思う。毎回へんてこりんな作業をこなしていて、町工場とは違う面白さを感じる職場の雰囲気。このプーリの側面を削るかんて簡単すぎてブログの記事には成らん様な気がする。

| | コメント (0)

2023年6月 5日 (月)

Primitive Confirmation

06051_20230607192601 先日レギュレータだけを作業したキャリートラック。上手く行かなかったらしくて競るダイナモ本体が来た。
 解った業者の方でこう言う状況での話しもスムーズに進むけど、「レギュレータが治って無い!」と怒るタイプの人だと話が進まない。
06052_20230607192601  そういう面では「素人お断り」の専門的な店とか工場が有るのも少しだけ理解出来る。
 この手の軸が無いタイプは仮軸を作ってやらないとコンミュテータの手入れすら出来ない。しかもテーパ、ハハハ。


06053_20230607192601  もう一段テーパが付いているのは、ここにポイント用のカムでも付くのかな?。この時代のキャリイのエンジンとか見た事も無い。




06054_20230607192601  グローラでロータ側の試験をしたら問題は無いみたい。





06055_20230607192601  実際に回して見るのが一番なので、仮のホルダをベニヤで作ってみたけど剛性が無くて上手く行かなかった。
 かといってディーノの部品とかじゃ無いから、20mmくらい有るアルミ板から削り出しで治具を作る訳にも行かん。こっちも商売だから(笑)。
06056_20230607192601  仕方無いからフィールドコイル側とロータ側にそれぞれ実際の電流を流し、どの部分がどのように磁化されるかを調べて行った。




06057_20230607192601  こんな感じで全体を組合わせ、ブラシの位置を合わせて磁力が良い具合に作用しているか検証。
 メチャ原始的な作業だけど、きっちりとフィールドコイルのSとNの間にロータのSが来て、N側に引っ張られる事が解った。
 そして回転させてみると次々にブラシで巻線が切り替わって行き、延々と同じ状態が続いてトルクが発生する事が確認出来た。
 はあ、これだけで丸々1日かかったわ。なんか上手い方法を考えたいなあ。汎用の穴が一杯空いたでっかい鉄板でも用意して、それにクランプでフィールドコイル側を固定するとか行けるかもしれん。
 まあこんな依頼は1年に1回くらいしか無いのだけど、うちでやって居るのはそういうのが大半だからやっぱり対応出来る様にしておくべきかな。。。

| | コメント (2)

2023年6月 4日 (日)

Planting watermelons

06041_20230604203101 朝一にポルシェ屋さんに行く用事が有ったけど、比較的速くトラブルシュート出来たので帰って来てから農作業。
 昨日おこしていた畑に鶏糞と苦土石灰を入れて再び耕耘。そこにスイカとマクワウリの苗を植えて行った。
 何だかんだで自家採種で命が繋がって居るのが凄い。
06042_20230604203101  今は両側に畝立てと言うか車体の後ろに1本の畝ができあがるアタッチメントを付けて居るけど、スイカ用には流石に狭かったので鍬で2個を1個に纏めてみた。
 昨日の草刈に続いて今日の鍬作業、絶対に肩が上がらなく成ると思う。

06043_20230604203101  近所のオバチャンが「ジャガイモを掘ってみてごらん」と言うので掘ってみた。
 今年はインドのせいで苗作りとかジャガイモの植え付けとか色々タイミングがずれてしまい、ジャガイモは大きく繁る前に枯れてしまって居た。私は全然ダメと思って放置して居たけど、専門家が言うので掘ってみたら小さめの芋がたくさん入っていた。
06044_20230604203101  こう言うのは経験者の言うことを聞くモンだ。あまりに小さいのは食べにくいのでそのまま放置したけど、まあまあ食べられそうなヤツがそれなりに有って嬉しい。
 今年の経験から屑みたいな芋でも種芋に成る事が解ったので、小さいのは来年の種芋に残して置く予定。
 大きめのは普通の料理に使うとして、小さいのは茹でてジャガイモ入りのアルパラタとかパニプリの具にでも使ってみようかと考え中。

| | コメント (0)

2023年6月 3日 (土)

Mowing all day

06031_20230604203101  梅雨の合間の貴重な晴れ間と言う事で外の仕事をやった。まあいつもの様に自然は手ごわくて全然終わらんけど。
 今日は草刈り。家の周りは先週くらいに嫁さんがやっていたので、私は下の畑と休耕田と法面をやっつける。

06032_20230604203101  綺麗に整地された面はまさお君で一気に行けるけど、凹凸が有る場所や法面は草刈機で刈るしかない。
 コロナを言い訳に水泳も全然行って無いので、終日草刈りとかしたらあとでひどい筋肉痛に悩まされると思う。
 過去の疫病を医学の力無しで乗り越えて来たご先祖様の遺伝子を信じ、トレーニングを辞めてBMIを25くらいで維持して来たおかげか、ワクチンも無しで今日まで生き残ることが出来た。そろそろ肉体的な衰え対策としてトレーニングを始めようかな?と考え中。
 写真に撮り忘れたけど上の畑の草も刈ってトラクタで2回ほどおこしておいた。明日も天気が良ければスイカとマクワウリを植える予定。

| | コメント (2)

2023年6月 2日 (金)

No one will notice.

06021_20230602230301 見返したらもう3年前になるけど、ホームセンターの下水管で無接点のエアフロを作ってみた。
 その後PICで信号変換器を作ってセッティングを詰めて行き、見た目以外は完成したのでそれから3年間使い続けている。今回はそれの見た目も綺麗にしようという話。
06022_20230602230301  PORSCHEのエアフロは恐れ多くて改造できないけど、同じ筐体で特性だけ違うのがBMWとかボルボとかオペルに有ったりする。そして値段は1/50とか1/100で買える。
 そういうヤツを見つけて買いあさって居る訳だけど、そのうちの一つを切り刻んで前回と同じトヨタのセンサを入れて試験したい。
 前回に比べたら開口部がかなり小さいので流速は速くなる。と言う事は前回以上にセンサ出力の立ち上がりが急すぎる可能性が高い。もしかしたらセンサその物も改造が必要に成るかも知れない。
06023_20230602230301  色々とやり直しが必要と思うので、溶接とか接着剤でガチガチにはできず、ボルトナットで分解出来るような構造にしておきたい。
 なんか面倒臭い作業だけど、完成したら外から見ただけでは解らんのが気分がよさそう。
 オリジナルの摺動方式は絶対に寿命が来るわけで、そのために完成品の磁力センサを使った無接点式は7年くらい前に作って販売したりもして居たのだけど、このセンサが馬鹿高いのと数年前から入手が凄く難しくなってしまった。
 そんな意味からも今風の入手性の高いセンサを使った代替え品を考えておく必要は有るかな?と言うのが今の気持ち。

| | コメント (2)

2023年6月 1日 (木)

Heavy rotation

06011_20230602214201 昨日のパワステユニット。ボチボチ作業を始めた。繊細な油圧回路なのでまずは外側を洗って不要なゴミが入らないように。




06012_20230602214301  動かないのに変に囓って居た部分。両側とも同じようにザラザラになっている。紙やすりで磨いて見ても凸部が取れるだけで全体が平らには成らない。
 仕方無い。凸部が無くなった段階で妥協しよう。

06013_20230602214201  ロッドとかシリンダ内面には大きな傷は無かった。ロッドに軽い縦傷とまで言えない跡が有ったので、1000番の耐水ペーバにオイルを付けて磨いたら綺麗に消えた。



06014_20230602214201  唯一ピストンシールだけは妙な痛み方をしていた。複数の変色筋が見えるけど、極端に行くと多角形に摩耗していた。
 漏れては無いと思うけど、ここが漏れても外に油は出ないので解りにくい場所。フィーリングが変わるのかな?。白骨号はノンパワーだから解らん(笑)。
06015_20230602214201  問題のバルブAssyのシール。溝が沢山有るので全部を一気に外すと装着時に予期せぬ溝に入ったりするので、奥から順番に交換して行った。
 白いのが古いシールで水色が新しいシール。この写真で見ても解るけど水色が明らかに太い。
 このあと組立てたけど、シャフトを回そうとしたらメチャ重いわけだ。もしかしてシールが変になっているかも?と思って分解したけど正常にはまっている。でもやっぱり重い。
 もう一回分解して状態を確認し、今度はシールを1本ずつ入れながら重さを検証してみた。そしたら順に重くなってきて4本入れると油で濡れた手では軸が回らない。綺麗に掃除した手でもギリギリ回るくらい。
 軸だけに比べるとハンドルを付けるとアームが極端にデカくなる。回せない事は無いけどこのトルクが正常かどうか解らん。実際の運用では油圧のサポートがあるので動かん事は無いと思うけど、ウーン。。。
06016_20230602214201  もう一個疑問点が有った。油圧回路では無くて普通のラック&ピニオン部分の部屋に通日メネジ穴があって、そこが崩壊したプラスチックなのか、泥と混じったオイルなのか解らん物質で詰まっていた。
 これは何だろう。泥だろうか?それとも息抜きみたいな物だったのか?それともグリース補給の口だったのか?
 そんなこんなでくみ上げた。そしてちょっと心配だけど納品してきた。私は研究者じゃ無いし100点の人生はとうの昔に諦めて居るから(笑)。
 夜に成って調べてみると、今回使った社外品のメーカ名で検索したら交換後に重いと書いて居る人が居た。車両に装着後に異常とは書いて無かったので、まあこんなモンかもしれない。
 5枚目の写真でも明らかに直系がデカいし、新品ならデカくても普通のような気がする。これが使って居たら馴染むのかな?。それとも摩耗してくるのかな?。
 オイルシールを脱着するにも軽いジグを作ったりしてメチャ時間がかかる。あまりやりたく無いけど何回かやればO/H直後の定量的な軸トルクが解るかもしれん。

| | コメント (0)

« 2023年5月 | トップページ | 2023年7月 »