HONDA HP250
ゴールデンウィークと言う事で懸案事項を一つずつ片付けて行こうと思った。まずは1年近く放置状態の運搬車「切丸君」。
左右旋回のクラッチとブレーキの具合が悪く、これはミッションを割るしか無いと時間が取れる時様に保留中の作業。 車体部と駆動部を分離した。農機メーカならフレームにロビンエンジンとミッションが別体で載っていると思うけど、ホンダだからエンジンとミッションは一体型でスマートな設計。
動力の伝達はリーディング・ドレーディング式の手動クラッチ。
相手は凝った構造の遊星歯車列が見える。この辺りも流石にホンダという感じ。
大ギヤはケースの凸部が軸受になって居てそこで摺動している。面白い構造だ。 ミッションを割る前に原因が見つかった。操作レバーと軸を繋いで居るスプリングピンのトラブルだった。
左右有るピンの1本は半分抜けて居て、もう1本は内部で3本に粉砕されていた。こんなの初めて見た。
本当なら熱処理された中実のピンでも打ち込みたい所だけど、面倒だったので同サイズのスプリングピンを入れ直した。針金で抜け止めをして気持ちだけ対策。 合わせ目には白骨号のミッション用に買った嫌気性のシール剤を使った。これはポルシェの純正指定番号じゃ無いけど、ロータックスの航空用エンジンの純正指定型番なので、まあ大丈夫と思う。
素線1本だけに成っていたけど部品が出ない操作ワイヤーを1本だけ作った。もう1本も作りたかったけど、油を挿したら動き出したので今日の所は作らない。
アウターにもヒビがあるから何時か全部を交換したいところ。
今回は他にもやりたい所が有るので細かい所までキチンと手を入れる時間が無い。
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