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2023年5月28日 (日)

Sore resistance band

05281_20230528224201 930系のエアフロメータ。確か964も同じ型式だったと思う。微妙な内部構造が違うけど、空気流量と出力電圧の関係性は一緒。
 息付きのトラブルシューティングの一環としてアイドルスタビとか点火コイルとかと一緒に来て居るヤツ。
 動画に撮ったけど、ベーン角度と出力電圧の直線性がグチャグチャになって居た。まあ全体的にグチャグチャには成らずに、常用域の抵抗体がすり減って特性がガタガタになる。
 これは良く有る症状で1回目なら摺動子をずらす事でほぼ完璧に復旧出来る。でも2回目3回目は無理で磁気センサを使った無接点式に入れ替える事が必要になって来る。
 これは旧タイプの摺動子が2本のタイプだったけど、未修理だったので位置を少しずらす事で対応出来た。このエアフロの常用域は今までのヤツよりも「上の方」で、ユーザーは割と回す乗り方をしていた事が想像出来る。
05282_20230528224201  掃除機を改造して流量試験機を作って見たけど、下の方しかカバーできないので全体的にはベーン角度とトルクの関係で検証してOKとして居る。
 こっちは殆どずれて無くて1駒ずらしてもずらさなくても良い位。

05283_20230528224201  要望があれば蓋を接着せずにビニテで仮止めで納品するけど、特に指示が無い時はシリコーン系のシーラントというか接着剤で固定する。
 前に書いたと思うけど密閉空間に銅が存在する環境では脱オキシム系は使ってはダメでアルコール系を使わないといけない。
 ホームセンターの安モンを使って居るみたいに見えるけど(笑)、バスコークNは工業用も含めて数少ないアルコール系のシリコーンシーラント。
05284  インジェクター試験機は操作パネルが付いて使い勝手が一気に良くなった。後は使いながら小さな改善をしていけば良い。最初の1歩はキツイけど、それの改良はそんなに難しく無い。


05285  試験して居るのは2.5Lボクスターのインジェクタ。数種類の回転数と数種類のデューティー比でデータを取ってみた。
 一言で言えば問題無く使える。そして930の純正ピントルタイプに比べて霧化が良さそうな飛び方をする。
 これなら真面目にOリングと先端の保護キャップとフィルタを交換して白骨号で試験してみよう。

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