Dirt is not allowed in high-resistance circuits.
不動の930用DMEの続き。燃料計のパワー回路が死んで居るのは解ったので放熱器に付いた素子を交換。
これで行けるかな?と思って居たけど甘くて動かない。調べて行くとリセット回路かCPU本体か解らないけど、途中でリセットがかかって要る様な感じ。 このDMEのリセットはパワーオンリセットに追加で、アイドルスタビライザの基準信号を使ってウォッチドッグタイマ的な回路が組んである。
アイドルスタビライザのPWM周波数のオンオフの度にリセット回路のコンデンサが充電されてオンが続く感じ。
その辺りがどうも不安定なのでリセットに使って有るコンパレータを変えたり、それでもイマイチなのでCPUを変えたりした。ICを外した下が汚れて居たのでそのたびに掃除したけど、外したICやCPUは他の基板では普通に動くので汚れが一番支配的だったのかも知れない。
汚れが影響するような基板とは思って無かったけど、リセット回路には数百kΩとか1MΩの抵抗が使って有って絶対に無関係とは言い切れない抵抗値だと思う。 こんなのエミュレータが無かったら絶対にたどり着けなかった故障だと思う。取りあえず動き出したので良かった。
これは点火と燃料噴射のコレクタ電圧波形。 これは燃料噴射のコレクタ電圧波形と電流波形。
拡大したらこんな感じに成って、コレクタが導通して電圧がゼロの間に電流がズーンと立ち上がり、規定値まで来たらコレクタがオープンに成って電流がスーッと下がる。
半分くらいまでの電流値に成ったらコレクタがオンオフを始める。それと同時にフライホイールダイオード回路がオンになるのでギザギザのいかにもPWM電流波形が見える。
これだけの制御を1個のスペシャルICがやって居て、ごく希にこのICが死んで居る基板がある。これの互換品を作りたいなと数年前から思って居るけど出来て無い。今年こそ!。
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