Thin slip rings
何故かオルタネータが続く。これは形状から911系の何かの車種とまでは解るけど、特定できるほど私は詳しくない。
スリップリングが一度交換されている感じで、例の薄い銅板タイプのヤツ。嫌な予感と共に段差が無くなるまで切削してみたら厚みが0.3mmくらいしか残らなかった。
仕方無いからこれも丸棒から分厚いのを削り出して製作した。薄板タイプが悪いとは思わないけど、全生産台数の7割が現存しているという911に対して、1回目の分解で使え無くなる様な厚みは如何な物かと思う。脱着とO/Hの基本工賃を考えるとスリップリングの値段なんか微々たるモンだと思うけど。
違う考え方をすれば、今はアフターマケットにこの手の薄いリングしか供給されて無いのかもしれん。
取りあえずこれも分厚いのにしたから、あと数回のO/Hはスリップリングの交換は不要でブラシだけで行けると思う。
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コメント
超寿命をうたうブラシを使ったとき、そのブラシは持つけど、硬すぎてリングを削ってしまいスクラップにした昔話を思い出しましたわ。
投稿: た | 2023年4月19日 (水) 09時29分
私の思う正解は、交換の簡単なブラシが減ってリング側はブラシ数回分持つバランスですね。
投稿: みつやす | 2023年4月19日 (水) 10時34分
確かにその通りですね。
消耗品交換しやすいブラシ側しか減らないのでも良いかなとは思いましたが、
ブラシとリング、どちらが削れるにしても、削りカスが周りに飛べばもらい錆の原因になったりするので、今の硬さバランスを崩さないほうがよいでしようね。
投稿: た | 2023年4月19日 (水) 13時45分