Motor revived.
焼損したブレーキブースターポンプのモータ。何とか成らんか?と言う話なので何とかしてみた。
こうやってノウハウと実績を積み重ねれば仕事にも繋がるし、不動の車が生き返るのは意味がある。
巻線が終わったらワニスを含浸して硬化させる。今までの経験では巻線の偏芯と変わらない位ワニスの偏芯が発生するので、今はぐるぐる回しながら硬化させている。
写真を撮り忘れたので机の上だけど、実際はヒータとか有るので外のコンクリの上で加熱しながら数時間かけて硬化させる。
動バランス機械がまだ出来て無いので今は静バランスしか取れて居ない。この部分がちょっとかっこ悪い。今回は外周で0.7g程度のアンバランスが有った。静バランスでもそれなりに許容できる位の振動に感じるけど、動バランスを取ったらもっとピシーッと回るかも知れない。
今年中には動バランス試験機を完成させてドヤ顔をしたいところだ。
含油軸受の再含浸の様子。真空引きすると信じられないくらいの気泡が出る。
教科書で「多孔質」と習っていても心の底では信じて居ない技術者が多いと思うけど(笑)、これを見ると絶対に信じられる。
こんな感じでモータ単体で組んで試験して、特に問題が無いのでポンプと組み合わせて組み上げた。
さて、あとはポンプの性能が出て居るかどうか、それと上に付いて居る圧力スイッチが規定値通りにオンオフ出来るかどうかが問題が。
このポンプはメチャ高いけど、この圧力スイッチだけでもメチャ高いので生きていて欲しい。
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