Reviving the Dynamo
昨日の写真にも写っているけど溶けた半田が飛び散った銀色の筋。
コンミュテータの加熱によって巻線を固定していた半田が溶けて筐体の内部に銀色の線状に飛び散って居る。ダメかも?と思ったけど復活して良かった。
フィールドコイルを反対側から見る。前回の作業で赤色塗装がしてあった様で、それがまだらに剥げてイマイチ格好良くない。
浮いた塗装は出来るだけ剥いで、フィールドコイルの保護と絶縁用テープにワニスを再含浸して硬化。
モータリングで初期確認とブラシの馴染み運転をしたらほぼ完成。ここまで十分に出来て居たら後は軸を回して簡単に発電側の試験をすれば行ける。
ネット上に時々書いて有る「逆回転させて発電する」訳じゃ無くて、フリーの無い競輪用自転車を漕いでいたら後ろから押され、自分の足がペダルから「もっと速く回される状態が発電」。まあ人間の場合は回されてもエネルギが回収は出来んし内燃機関もエンブレがかかるだけだけど、EVだと電力が回収できる。
これに関連して古ーいバイクをやって居る人とかで「最初は逆に繋いで回して置く」と主張する人が居たりするのも困りモン。これをやられると鉄心の残留磁気が逆向きになってしまい、最初の呼び水的な発電が逆になる。
機械式のレギュレータだとカットインリレーに極性は関係無いので設定電圧になるとバッテリと直結されるけど、その瞬間に超大電流が流れて正常な磁力の向きに回復する。これってまるで意味の無いことをしてカットインの接点を痛めているだけだから、お願いですから止めて下さいと言うしか無い。
レギュレータは普通の調整と一部のカシメ部に接触不良が有ったので叩き潰して修理した。ハンマがあれば何でも治る(笑)。
一部にプラス頭のビスが使われて居たけど、手持ちに合うサイズが有ったのでマイナスに変えて置いた。無い時は仕方無い。
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