Starter motor for Nissan A12 engine.
久しぶりにポルシェ964のエアコンフラップモータの修理。
通常なら100mA位で動作するのに1.5A以上流れるし動きも可笑しい。取りあえず分解したらモータ単体でも1.5A以上の異常さ。
モータを分解して見るとコンミュテータが焼けて居て、その奥にあるリングが脱落して居た。
このモータ単体は探し出して在庫して居るけど、電極部分などが違うので2個イチにして使う必要が有る。
2個イチで作ったほぼ新品モータを試験したら無負荷で60mA位と正常。モータがこうなった原因はエンド部分でフラップの方が先に行き止まりになってしまい、モータが唸って居たんじゃ無かろうか。直流モータは拘束されると簡単に10倍とか20倍の電流が流れる。
その影響もあったのか、スリップリングの端が焼損していた。これは何時もの良く有る故障なので樹脂で補修したら完成。
あとは接点グリースと樹脂用のグリースをそれぞれ塗って組立てて試運転。
こっちは日産のA12エンジンのセルモータ。紹介された人の車でどうしても脱着もして欲しいと言われて取り外し。
30分くらいと思って居たら車はチェリーでセルモータが下から出ない。上にはオプションのクーラーのコンデンサがある。結局コンデンサをずらして上から抜いたけど、30分の見積もりに対して45分くらいかかってしまった。
このモータは車載で直結しても回らなかったけど、持ち帰って確認するとコンミュテータと巻線の接続分がほぼ全て隙間が開いて導通して無かった。
さて、どうするかねえ。値段を凄く気にされているのでこのままインチキで修理するしか無いかな・・・と考え中。
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