profile shifted gear
良く有る空冷ポルシェのオドメータが動かないトラブル。ヤフオクか何かで交換用ギヤを買って自分でやったけど治らなかったと言うヤツ。
部分的にカシメを起して無理して剥がそうとしてあるけど、面倒でも少しずつ全周を起してやる必要が有る。
それとこれは輪っかというか桶の箍が広がった状態になってしまって居る。これはカシメを起す前に周囲をデッカイホースバンドみたいなジグで締めてから作業すると防げる。 一部しか起さずに無理にガラスを引き剥がそうとしたので、縁の部分が欠けてしまっている。本物のガラスなら割れて居たかもしれん。速度計はゼロセット用の穴があるからアクリル製なので助かった。
と、こんな感じで要領を書いたので自分でやる人はじっくりと取り組んでください。 ステッピングモータは動いて居る様な振動が有る。でもメモリは進まない。コンデンサの容量が抜けて居たので瞬発的なトルクが不足気味になって居た。でも交換したけど変わらずにコンデンサが原因じゃ無かった。
かなり悩んでじっくりと取り組んでみたら、ステッピングモータのロータは回って居る事が解った。そして遊星ギヤが噛み合わずに空転して居るのが原因だと解った。
納得出来ないままに在庫のギヤに組み替えたら動く様に成った。気に成るので交換したりして検証してみると、遊星ギヤの支柱の位置とかギヤの刃先の位置が微妙に違っていた。歯数は変わらないけど歯形が全体にずれた感じに成っている。
そう、機械工学を学んだ人なら記憶に有ると思うけど「転位」だ。実際は意識した転位じゃ無くてオリジナルから型取りしたときの誤差とか、樹脂の収縮とかありがちな原因のような気がする。
でも特定の組合わせで刃先が噛み合わない位の位置変化が発生して居るので、もし簡単に作れるなら意識して転位させた安全側のギヤを作った方が良いかもしれない。「少女A」で作れるかな?。 原因も解ってくみ上げたので最終試験。調子に乗って時速300km/hまで出してみた。
ダッシュボードでこんな試験をしてYouTubeにアップしたりしたら何とか警察みたいな人が指摘しに来てくれるかも知れない。
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