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2023年2月

2023年2月27日 (月)

Microcontroller Era

02271_20230228114801 先日のディスクリート式と一緒に来ていた964あたりのリヤウイングコントローラ。こっちは制御がマイコン式なので後回しにして居た。
 もし制御がマイコンの場合、以前にやったターボコントローラみたいにマイコンを置き換えないと行けない
 ハード的な置き換えは比較的簡単だけど、正常な動作を想定する事と新たにプログラムを書くことが大ごと。でも徳の高い生活をして居るので(笑)今回のマイコンは生きていた。
 ハッキリと死んで居たのはリレー駆動のトランジスタで、2個のリレーのうち1個が常時オンになって居た。それまでは比較的スムーズに行ったけど動作が不安定。これにかなり悩んだけど最終的に泥臭い再半田とビア掃除で安定した。
02272_20230228114801  この手の試験をバラックでやるのは大変だし試験自体が安定しない。汚いけど専用の試験機が有ると凄く楽にトラブルシューティングと検証が進む。
 人生なにごとも準備だな・・・と思うけど、まあなかなか思うように準備は出来んモンよ。

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2023年2月26日 (日)

I don't like this job.

02261_20230227101001 また来たこのスイッチ。以前に書いて居たけど細いピンセットが6個くらい使える多腕ロボットが欲しくなる作業。
 正確に書くとずっと前に来ていたのだけど、嫌なので(笑)放置して居た作業。でも放置ばかりも出来んので作業している。
 2回目なので途中も写真を撮るのも面倒になってしまった。片方は酷く錆びていてもう片方はそれほどでも無かった。でもめんどうなのは 組立の時なので錆は大きな問題じゃ無い。
 これ専用にネチャネチャのグリースでも買って置いた方が良いかも知れない。でも基本がプラスチックなので変なグリースは使いたくないと言う微妙な気持ち。

 久しぶりに部落の会合があった。皆さん常識人だからマスクをして集まった。でも飲みが始まったらマスクを外して飲みながらガンガン喋る。
 初期に外人の記者が書いていたのと全く同じだ。居酒屋に集まるまではマスクして、宴会が始まったら普通に飲み食いしている。日本人はこれに誰も疑問を感じないのか?と。
 まああと少しでこれも無くなる。今度は逆にマスク外し警察が出てくるかも?と思うと、いかにも日本らしくて面白い。学校とか大変だろうな、教師にならなくて良かった。

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2023年2月25日 (土)

Troublesome soldering work

02241_20230225173101 964か993あたりの電源オンオフ用リレー。これ1個で定格50Aと言うお化けみたいなリレー。
 下の差し込み部はそのままで、コイル端子の縁を切って上から配線を出して欲しいと言う依頼。
 下の端子は固定のために残して置きたいみたいだから、内部で配線を外して上に配線を出せるように改造。コイルに並列に抵抗が入って居たのでそれを生かして。
02242_20230225173101  930のオートヒータコントローラ。エンジンルームの横に付いて居る銀色の箱。
 前にも書いたと思うけど、これのリレーの交換は意外と難しい。容量の抜けて居る電解コンデンサとドライブ用のTRを交換したら生き返った。リードスイッチの感度が悪くなって居るのが多い印象があるけど、これは5Aくらいで反応したのでOK。
 ここの感度が悪いとエンジンルームブロアがキチンと回って居るにもかかわらず、リードスイッチが回転を検出出来ない。するとアディショナルブロアへの電源が供給されないと言う問題が起こる。
 この手のブロアは出口を全閉にすると仕事が減って電流も減る。すると温度調節フラップの開度によってアディショナルブロアへ電源が行ったり行かなかったりの症状が出たりするので面倒臭い。
02243_20230225173101  こっちは964のリヤウイングコントローラ。一度修理がされているけど現状では動いて居なかった。修理が出来なかったのか、しばらく使って居るうちに動かなく成ったのか。
 この時代のはほぼ確実に液漏れしていて、ほぼ確実に基板が酷く痛んで居る。前回の作業者も苦労したみたい。
02244_20230225173101  TRも2個交換してあったけど、それが生きているのを確認するのも面倒なので全部交換した。
 そしてビアが基板の中で断線したのが見つかったので、全てのビアを中を掃除してリード線を入れて両端で半田付けしなおした。
 電解液が基板に染み込んで膨れるんだろうか?。ビアの表面の半田が酸化したみたいにザラザラになって居るヤツの一部。ビア自身か周辺の基板が膨張してビアが内部で断線してしまうみたい。
 断線の本当の理由は解らんけど繋ぐしか無くて、単に半田だと直ぐに切れるからリード線を入れて両端を半田付けして居る。ハイレベルの話じゃ無くて単に面倒なだけの作業。

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2023年2月23日 (木)

HIOKI DT4252

02231_20230223210701 本当は比較動画をアップしてからこの記事をアップしたかったけど、いつもの様に編集がチャチャッと出来ずに静止画だけのアップ。
 1年くらい前に田淵電機のサービスマンのマルチメータを見て反応速度に感心した話を書いた。
 彼が使って居たのは上位機種で高すぎたけど、中位機種の安めのヤツを買ったので紹介したい。外人さんがアップして居たビデオを見て、中位機種でも同じくらい反応が早いことを確認したので安い方にした。
 ビデオを見たら一目瞭然だけど、電圧測定では少しの差でHIOKIが一番早い。導通テストも少しの差でHIOKIが一番。そして抵抗測定では圧倒的な差でHIOKIが一番という結果だった。ダイオードテストは撮影してないけど簡単なチェックではHIOKIが一番と思う。
 殆どのレンジでデスクトップのHP34401Aと遜色ない反応速度を叩き出したのは素晴らしい。精度はスペックの時点で及ばないけどハンディーにそこまで期待して無いのでどうでも良い。
 本体はちょっと大きめで分厚いけど、あまり小さいのは逆に使いにくいので丁度良いくらい。そして今のA&Dは押しボタンスイッチで不意にオンになったりして居たけど、古くさいガチガチ回すタイプなのでその面でも安心。
 横河とか日置には質実剛健なイメージを勝手に持っていたけど、今の所触った感じは予想通りの強そうな感じを受けて居る。あと10年くらいはこれを使う事になりそう。健康寿命からいくとこれが最後のハンディーマルチメータになる可能性が高い。1.7万くらいしたので私よりも先に死なないで欲しい。

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2023年2月21日 (火)

peak detect circuit

02211_20230221213001 今日は6ピンのCDI。作業前に試験したらかなり状態が良かった。コンデンサ単体でも良い状態だったけど、面倒な分解作業をしたのだから交換しない手は無いと思う。
 そのほかの劣化しやすい部品を交換したら基本的な作業は終わりだけど、今回は少し違う。
02212_20230221213001  これは某ショップの予備品とか試験用機で、入力をピーク検出型に改造する事に成ったから。
 ノーマルでは単なる閾値方式なので劣化した車体でノイズが乗ると変な所で点火信号を出してしまう。エネルギに余裕が有れば良いけどそんなに余裕は無い。すると3000rpmの時に6000rpmと同じ厳しさと成り、6000rpmの時は12000rpmと同じ点火能力になってしまう訳。ノイズが1回なら能力が半分に成ったのと同じだし、ノイズが2回なら能力が1/3で非常に良くない。
02213_20230221213001  そこでピーク検出型のICを使う事でこの問題は解決できる。以前に波形付きで書いた記憶が有るけど発見出来ない。
 要はピーク電圧の2割とか3割くらいのノイズが乗っても本来のポイントをきっちり判定してくれる方式。
 今は空中配線をして接着剤で固定するしか無いけど、時間を作って新しい基板を作りたいなと考え中。基板が痛んで居るのも増えて来たので良いタイミングとは思うけど、年に10台くらいしか作業しないから基板設計の手間とコストが合わんのも事実。
 でも他がやらない変な事をやって見たいのも事実(笑)。

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2023年2月20日 (月)

Fixing Clip

02201_20230221100701 中に6山のポイントが入って居るから、3.2じゃ無くて930SC?あたりのデスビ。
 ギヤの固定ピンを見ると一回は分解してある。私がやっても傷が付くけど、ここまで削らなくても抜けると思う。


02202_20230221100701  ウエイトの摺動部を裏から見る。ここのワッシャが大きいとウエイトのピンというかピンに付いて居る樹脂ブシュと干渉して進角がスムーズに動作しない。



02203  だから一段目はこんな感じの小さいワッシャを使った方が良い。すでにこのデスビもブシュに摺れた跡が有るから擦れて居たみたい。



02204  依頼の問題点にカム軸がガタガタで抜けてしまうのが有った。軸の上からビスとかクリップなんかで止めて有るのが多い気がするけど、組んでしまえばキャップの中心に有る電極が押すから固定無しでもOKなのかな?。

02205  でも依頼だしガタガタは気分が悪いし作業中に抜けて来てウエイトとのかみ合わせが外れたりするので固定した方が良いのは確か。
 悩んだけどピアノ線でC型のクリップを作り、挿入ジグを旋盤で削り出して押し込んだ。
02206  このデスビはバキューム進角が付いているので測定作業が少し面倒。測定して見ると進角では無くて遅角側だった。マニュアルも遅角となって居るのでこれでOK。

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2023年2月19日 (日)

local historian

02191_20230219201901  先日書いて居た騙しのエアフロが帰って来た。かえって調子が悪くなったらしい(笑)。まあ変化が有って良かった。と言う事で取りあえず元の状態に戻す作業。
 印も付けていたので戻すだけでもOKだけど、念のためにトルクメータでも再確認しておいた。
 前回の作業時にアイドル調整ポート関係の洗浄をやったので、もしかしたら元とは完全には一緒じゃ無い可能性も有る。でもアイドル調整ポート関係はアイドリングと少し上のあたりまでしか影響しない。

02192_20230219201901  上のエアフロを配達に行った帰りに寄り道してきた。我が家の祖先の脇野家の事を調べて居たときに、関連の有りそうな事を書いて居た郷土史家?的な人の家に。
 予想通りの感じの人で面白い話を沢山聞けた。そしてそこのお嬢さんが小さなケーキ屋さんをやって居たので2個だけケーキを買って帰って嫁さんと食べた。
 そろそろコロナ騒動も落ち着いて来た感じが有るので、脇野家の婆ちゃんに話を聞きに行ってみようかと考え中。

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2023年2月18日 (土)

Difference between "v" and "b"

02181_20230219115801 オンライン英会話で聞き間違え。動物の話題で先生が「ベット」に行くか?的な話し方をしたので、うちの犬は自分のベッドを持って居て同じ部屋で寝る・・・と返事をした。
 でも先生の言いたかったのは「bed」では無くて「vet」と言う短縮形で、元の単語は「veterinarian」の獣医の略だった。
 めんどくせえなと思ったけど、日本語の「獣医」と「女医」の方が日本語学習者に取ってもっと面倒臭いだろうと思って今日の結果を受け入れた。

 昨日のグライダーの作業中に学生がスマホでH3ロケットの失敗を調べて皆で落胆した。大学の工学部で航空部に入る様なヤツらだから、平均的な人よりは興味が有ったと思う。私も興味が有っただけに悲しい気持ちになった。
 帰ってから詳細を検索しているうちに悲しい気持ちが情けない気持ちに変わって行った。なぜブースターに着火出来なかったか?では無くて「失敗」と「中止」と言う国語の問題で日本が盛り上がって居たから。
 古くは大本営の「転進」に始まり最近ではMRJの「撤退」では無くて「立ち止まり」など、解決すべき問題に対して国語で対応しようとする人や組織が上手く行ったのを見た事無い。
 はたして今回の「中止」に拘るJAXAは大丈夫なのか?と言う気持ちがわき上がって来たと同時に、3月10日という日程が速い段階で出て来た事にも不安を感じる。3月10日まで1月も無い、これって政治が言わせて居るんじゃ無かろうか?。
 この手の人たちって「難しいって言うけど全力でやってもダメなの!?」とか簡単に言う。この種の言葉は「次から本気出す」「本気でやれば出来る」を裏側から見ているのと同じで、自分に足りない物を短期間に習得するのは難しい。
 不具合が見つかって正しい対策が行われます様に。

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2023年2月17日 (金)

Rewire wires.

02171_20230217210101 Q大のグライダー修理・・・と言うか複雑過ぎて誰も理解と修理が出来ない配線を単純化してくれと言う依頼。
 約束の10時に行ったら機体を部屋の中に入れて風防も外して準備万端で学生さん達が待っていた。
 少しだけ気合いが入ったので午前中は現状のマイクや持参したマイクを無線機と組み合わせてデータを取った。VHFで変な電波を出すわけにはいかんので、届くわけのない久住FSを呼んで試験。近くに同一周波数は無いし届かない局を呼んではダメという法律は無いので良かろう。
02173  前席のフレキシブルマイクはVHF専用にした。HFは無線機内蔵のECMを使う。




02172_20230217210101  後席のハンドマイクは撤去して右側にVHF用のフレキシブルマイクを新設。下に銀色のマイクがくくりつけて有って、こちらがHF用のマイク。
 大学近くのナフコで材料を買って即席ででっち上げた。接着剤の色が目立つからマジックでも良いから色を塗った方が良さそう。このままでは関東のオシャレな大学にバカにされるかもしれん。
 こんな感じでシンプルな構造にしておけば、壊れても誰かが見て理解して修理してくれる。これもある意味渡良瀬橋みたいな設計と言えるかもしれない。
02174  元の切替スイッチにはインジケータ付きの異形穴が開けて有ったので、普通のトグルスイッチを準備しても付かない。中央に丸穴を開けたアルミ板を間に入れてスイッチを固定した。色と銘板はうちの長男によく似た学生さんがやるだろう。

02175  なんだかんだで薄暗くなるまでかかったけど、当初予定していた作業を全部終える事が出来て安心した。
 そして昼飯は「イトリー・イト」と言う大学の中にあるイタリアンの店で驕ってくれた。還暦過ぎの爺さんが学生に驕らせるのか?と思うけど、これが今日の日当だ(笑)。
 ここは安くて良いなと思ったけど、Q大の学生が沢山アルバイトして居るから彼女を連れてくる訳にはいかん感じ。そのせいか近所のオバチャンの女子会が盛況だった。

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2023年2月16日 (木)

He wants to cheat DME.

02161_20230217204901 昨日中にチェリーのセルモータをインチキ修理完了して居たので、今日は朝一に取付に行って来た。
 手順も解って居るし面倒な部品は外して有るから逆は速い。予定通りに30分くらいでシュンシュンセルが回って完了。
 10万円でエンジンかかるまでやってくれと言われたけど、何年間も放置されたエンジンとか怖くて出来ない。丁重にお断りして逃げ帰った。
02162_20230217204901  変なインテークの付いたエアフロ。エンジンのトルクが全然出んので、試験的に10%くらい燃料を増やしたいとか。
 エアフロの点検も兼ねてエアフロで増量が出来るならやってくれと言う依頼。


02163  中を見ると3本スライダがある後期型。それでも深い溝が出来て居て体感出来る不調の一歩手前状態。
 見て見ぬふりは出来んので、アームを曲げて摺動位置を少しずらした。簡易ゲージ?を作ってブラシの面圧を同等に保つ。

02164  角度とトルクの関係はほぼ純正仕様だったので、低速域のスプリング力を90%くらいまで弱くした。




02165  全域を見るにはトルクメータが必要だけど、開き始めのトルクを見るにはベーン端の押す力を測定した方が簡単で精度が高い。

 夜は夜でQ大から無線機の配線をやり直してくれとか依頼が来たので、最近では入手が難しいダイナミックマイクを準備したりと忙しい1日だった。

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2023年2月15日 (水)

Starter motor for Nissan A12 engine.

02151_20230215214801 久しぶりにポルシェ964のエアコンフラップモータの修理。
 通常なら100mA位で動作するのに1.5A以上流れるし動きも可笑しい。取りあえず分解したらモータ単体でも1.5A以上の異常さ。


02152_20230215214801  モータを分解して見るとコンミュテータが焼けて居て、その奥にあるリングが脱落して居た。
 このモータ単体は探し出して在庫して居るけど、電極部分などが違うので2個イチにして使う必要が有る。

02153_20230215214801  2個イチで作ったほぼ新品モータを試験したら無負荷で60mA位と正常。モータがこうなった原因はエンド部分でフラップの方が先に行き止まりになってしまい、モータが唸って居たんじゃ無かろうか。直流モータは拘束されると簡単に10倍とか20倍の電流が流れる。
02154_20230215214801  その影響もあったのか、スリップリングの端が焼損していた。これは何時もの良く有る故障なので樹脂で補修したら完成。
 あとは接点グリースと樹脂用のグリースをそれぞれ塗って組立てて試運転。


02155  こっちは日産のA12エンジンのセルモータ。紹介された人の車でどうしても脱着もして欲しいと言われて取り外し。
 30分くらいと思って居たら車はチェリーでセルモータが下から出ない。上にはオプションのクーラーのコンデンサがある。結局コンデンサをずらして上から抜いたけど、30分の見積もりに対して45分くらいかかってしまった。
02156  このモータは車載で直結しても回らなかったけど、持ち帰って確認するとコンミュテータと巻線の接続分がほぼ全て隙間が開いて導通して無かった。
 さて、どうするかねえ。値段を凄く気にされているのでこのままインチキで修理するしか無いかな・・・と考え中。

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2023年2月14日 (火)

A change that cannot be felt.

02141_20230214215101 1週間くらい前?に書いて居た3ピンのCDIを作業した。体感出来るほどの性能低下は無いと書いて居たヤツ。




02142_20230214215101  メインコンデンサの容量は1.22uFで受け入れ検査の時の感触と一緒で少し下がって居る。
 正規は1.4uF位なので87%まで低下している計算には成るけど、火花が飛んで着火して居る限りは明確な差は出にくい。
 高負荷になって失火領域に入ると体感出来て居たかも?程度。
02143  基本的なO/Hを済ませて動作試験中。3ピンタイプはポイントの接点入力なので、代用品としてOCの基板をシグナルジェネレータに繋いで試験して居る。



02144  2000rpm時のコンデンサ電圧が372Vと電圧の上昇は僅か。これはトランスもツェナーダイオードも交換して無いので当然。でもスナバ回路とかの更新で少し上がって居るみたい。
 新しいコンデンサは実測で1.53uFくらい有ったのでエネルギ的には結構向上したかも。
02145  6000rpm時に304Vは立派。3ピンの初期タイプは6ピンに比べてトランスの2次側電圧が少し低めだけど、こんだけ出て居れば問題は無い。



02146  こちらが作業前の2000rpm。電圧が368Vと少し低く、この時のコンデンサ容量が1.22uFなので作業前後のエネルギを比較してみると、1.53*372^2/1.22*368^2=1.28倍となる。約28%のエネルギ増加となるけど、まあ体感できんと思う。今回の作業は、過酷な状況で失火するかどうかの時に失火せずに何も感じなく成るだろう・・・的な改善と思う。あとはメインコンデンサとかを交換したのでしばらくは安心という部分かな。

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2023年2月13日 (月)

profile shifted gear

02131_20230213224301 良く有る空冷ポルシェのオドメータが動かないトラブル。ヤフオクか何かで交換用ギヤを買って自分でやったけど治らなかったと言うヤツ。
 部分的にカシメを起して無理して剥がそうとしてあるけど、面倒でも少しずつ全周を起してやる必要が有る。
 それとこれは輪っかというか桶の箍が広がった状態になってしまって居る。これはカシメを起す前に周囲をデッカイホースバンドみたいなジグで締めてから作業すると防げる。
02132_20230213224301  一部しか起さずに無理にガラスを引き剥がそうとしたので、縁の部分が欠けてしまっている。本物のガラスなら割れて居たかもしれん。速度計はゼロセット用の穴があるからアクリル製なので助かった。
 と、こんな感じで要領を書いたので自分でやる人はじっくりと取り組んでください。
02133_20230213224301  ステッピングモータは動いて居る様な振動が有る。でもメモリは進まない。コンデンサの容量が抜けて居たので瞬発的なトルクが不足気味になって居た。でも交換したけど変わらずにコンデンサが原因じゃ無かった。
 かなり悩んでじっくりと取り組んでみたら、ステッピングモータのロータは回って居る事が解った。そして遊星ギヤが噛み合わずに空転して居るのが原因だと解った。
 納得出来ないままに在庫のギヤに組み替えたら動く様に成った。気に成るので交換したりして検証してみると、遊星ギヤの支柱の位置とかギヤの刃先の位置が微妙に違っていた。歯数は変わらないけど歯形が全体にずれた感じに成っている。
 そう、機械工学を学んだ人なら記憶に有ると思うけど「転位」だ。実際は意識した転位じゃ無くてオリジナルから型取りしたときの誤差とか、樹脂の収縮とかありがちな原因のような気がする。
 でも特定の組合わせで刃先が噛み合わない位の位置変化が発生して居るので、もし簡単に作れるなら意識して転位させた安全側のギヤを作った方が良いかもしれない。「少女A」で作れるかな?。
02134_20230213224301  原因も解ってくみ上げたので最終試験。調子に乗って時速300km/hまで出してみた。
 ダッシュボードでこんな試験をしてYouTubeにアップしたりしたら何とか警察みたいな人が指摘しに来てくれるかも知れない。

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2023年2月11日 (土)

More than 20A current

02111_20230211215001 964か何かのブロア。930のエンジンルームのヤツよりも二回りくらい大きい。故障箇所は同様にブシュのガタ。
 ネジが沢山有ってモータを取り出すまでが面倒。そしてエアコンブロア用に作って居たプーラが合わずに新規で作る事に。こんなブロアがまた入って来るのかな??。
02112_20230211215001  界磁磁石とロータが接触している。よく見ると磁石にヒビも入っている。ヒビは接着剤で固定して誤魔化すしか無い。
 接着しても磁力的には遜色なく復旧出来る事は今までの誤魔化し修理で確認済みだからまあOK。

02113_20230211215001  ロータ側も電磁鋼板?がずれて居る。これも各種のマイナスドライバを駆使してインチキ修理するしか無い。
 グローラに乗せたら短絡も無く生きていたので良かった。


02114_20230211215001  非分解のフロントハウジングを外したけど、ブシュの部分も4箇所のスポット溶接?みたいなヤツで永久固定済み。。。




02115_20230211215001  ここもインチキ修理でアルミのリベット4個に置き換えて修理した。しばらく使って薄汚れて来たら、誰がどんな修理をしたか解らん程度に成ると思う。



02116_20230211215001  無負荷で馴染み運転と試運転。いい感じなので組立てて試運転。





02117_20230211215001  ものすごい風量だ。そしてものすごい電流値だ。入出側を全開なので最大負荷では有るけど、930が15Aくらいなのに比べると964は凄いなあ。



02118_20230211215001  こっちはフィリピン英会話のチャットログ。今日の話題は迷信とかそんな感じのヤツで、フィリピンの若者の間で言われて居る迷信として先生が「コンドームを財布に入れて置くとお金が貯まる」とか言い出した。
 22歳の大学を出たばかりのお嬢さんだ。聞き間違いと思って聞き直したけどそう聞こえる。「ラバー?」とか聞いていたらチャットで送ってくれた。
 私は信じてないけど友達はやって居ると言う。それは予期せぬセックスに対する友達の言い訳でしょ?と言いたかったけど、「excuse」と言う言葉が出てこなかったので「really?」とか言うのが精一杯のパッとしない返答しか出来なかった。
 こう言う話題がサラッと出てくるのはお国柄だろうか?。スケベそうなオッサンにはHネタを入れなさいと指示されている雰囲気でも無く、内容的にも語学力的にも適切な返しが出来なかったのが悲しい。

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2023年2月10日 (金)

creeping discharge

02101_20230211114601 同じ仕事が続く事が多いけど今回もそれでCDIが続く。今日は少し違って居て3ピンのタイプ。これは信号入力がポイントの接点信号。だから汎用のCDIとしても使いやすいけど、今やメチャ高いからこれを汎用品に使う人は居ないと思う。

02102_20230211114601  エンジン不調で点検と整備依頼だけど、少し電圧が低いくらいで体感出来る不調を引き起こすとは考えにくい感じ。




02103_20230211114601  コイルも一緒に来ていたので三針式試験機で試して見ると、放電距離が9mmくらいに成るとコイルの高圧コネクタ周辺で放電が始まった。
 文献によるとこんな感じの先端形状だと9mmで2万Vくらいらしい。要求電圧が高くなければプラグで火が飛びそうな感じ。
02104_20230211114601  でもプラグコードの汚れ具合とか湿気とか色々な因子があるので、今回の点検した中ではここが一番怪しいかも?程度の結論。
 試しに表面をサンドペーパで磨いた後で絶縁塗装をしてみたら放電距離が13mmまで伸びた。でも入手出来るなら交換した方が良いと思う。
 私はあまり綺麗に磨いたりしない人間だけど、バイクのフロントフォークと高圧部分だけは綺麗にして置いた方が良いと思う。
 今回はO/Hで改善する可能性は低かったけど、良い機会だから一般的なO/Hをやる事になった。

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2023年2月 9日 (木)

The transformer was alive.

02091_20230210142101 昨日書いて居た6ピンのCDI。内部リークがトランスだったら嫌だなあと思っていたけどトランスは生きていた。たぶんコンデンサの内部か劣化した高圧電線の被膜からだったみたいな感じ。


02092_20230210142101  だいたい治ったので確認して見たら電圧が上昇するカーブのギザギザがイマイチな感じだったので高圧の整流ダイオードも交換する事になった。今まで経験は無いけどトランス1次側のコンデンサが膨れて居た事。理由は解らんけどここは通常交換するので、まあOK。

02093_20230210142101  最終的な電圧波形はこんな感じに収まって良い感じ。
 簡単に説明しておくとこれはメインの放電用コンデンサの端子電圧。一気にガクンと下がって居る所がサイリスタが短絡して放電→点火のタイミング。その次のゆっくりと上昇して居るのがトランスと発振回路で作られた高圧が徐々に溜まっていく過程で、小さなギザギザが高圧ダイオードで整流されている様。電気が通って止まって通って止まっての様子が何となくわかると思う。
 とまあ、こんな感じの毎日です。

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2023年2月 8日 (水)

Minimum capacitance

02081_20230209085101 昨日に続いてルーカスの古いダイナモ修理。こちらは色が黒いだけじゃ無くて少し内部構造が違って居た。
 一番違うのはフィールドコイルの端子引き出し部。この真鍮丸棒がフィールド端子で、前回のベアリングと同じようにリベットでカシメて固定して有る。
02082_20230209085201  フィールドの片側をアースに落として、反対側を端子で外に出す。その全ての接続を赤いさび止めが塗られた1本のリベットで行って居る。
 部品点数の少ない構造だけど、チャップマンストラットみたいなモンでそれがすなわち構造的なシンプルさには繋がらない。少ない部品点数を実現する為に機能を兼用している事が多いから。
02083  接触部に不動態の皮膜が出来た事と、間に挟まれた樹脂の絶縁物の肉痩せの相乗効果と思うけどフィールドコイルに十分な電流が流せて無かった。
 少し構造を変えてここもボルトナット式に変更して修理完了。後ろに見えて居るコンミュテータは綺麗に見えるけど、単にサンドペーパで磨いただけみたいで0.5mm以上も偏芯したままだった。オモチャみたいな旋盤で良いから真円切削すべきと思う。
02084  最後にモータリングで試験と馴染み運転をして、最終確認で発電試験をすればOK。モータリングで十分馴染み運転しておけば発電試験は短時間で済むのでそっちの方がうちの環境では楽。


02085  6ピンのCDI。分解前に試験してたら火花がかろうじて飛んで居る状態。でも大気圧下のテストプラグでギリギリだから、圧縮された混合気下では飛んでない気がする。
 それ以上に嫌らしいのは内部でジージー、チチチチ放電している事。何処かに放電の後があるかと探ったけど解らない。トランスの内部ならトランス交換になってしまう。
02086  必ず交換はするけどメインコンデンサの容量が記憶の中では最低だった。
 コンデンサの容量が桁違いに減少してしまったので直ぐに高圧の上限まで達する。その結果一番弱い所からリークし始めてしまうんだろうか?。
 良くわからんけどリーク箇所を見つけて修理して置かないといけないのが嫌らしい。

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2023年2月 7日 (火)

Old Lucas dynamo

02071_20230207214401 ちょっと前に来ていたけど、「スペアだから時間がかかってもOK」と有り難いお言葉を戴いていたダイナモ。合間に少しずつ作業している。その途中経過でも。
 構造は一般的な感じだけどネックベアリングのホルダがリベットでカシメて有った。そしてテールはブシュ。面白い構成だ。
02072_20230207214401  コンミュテータが焼けて居る。今回は2台纏めて来ているけど、こっちの方は受け入れ試験で少しだけ発電して居た方。




02073_20230207214401  かなり削り込んで真円に成った。あと少しの傷があるけど、このくらいなら銅を削ってしまうデメリットの方がデカいと思うのでここで停止。



02074_20230207214401  リベットの代わりに低頭のトラスネジを使ってみた。こっちの方が頭が低いので邪魔には成らんと思う。
 それにしてもどうしてリベットなんだろう?。非交換でも十分という設計判断なのか?。

02075_20230207214401  以前のA型フォードのダイナモをやったときに、ついでにイギリスから他のサイズも取っていたブラシが役に立った。




02076  ブラシを新品にしたので、しばらくはモータリングで馴染み運転してから発電試験。
 モータリングで正常に回れば、100%発電側も正常に発電する。回転数と電圧のどちらが優勢になっているかだけの話で、内容的には同じ事だから。

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2023年2月 6日 (月)

Rusted Distributor

02061_20230206210801 内部が錆びたディストリビュータ。写真で見るとそうでも無いけど実物は意外と錆が酷い。心が機能と錆を比較するから酷く見えるのかもしれん。
 分解して掃除までして居たけど、カム山がメチャ荒れて居て悩んで居た。相談しようと思って数日経ってふと気がついた。これって3.2LのDMEコントロール様のディストリビュータだと。
 それならタイミングはクランク軸の2個のセンサで決定されるので、デスビは文字通りのディストリビュータだけ。ポイントもピックアップコイルも無い。じゃあ何故4気筒用の形に大まかに切削されて居るんだろう?。
02062_20230206210801  理由は解らんけど問い合わせた答えも3.2L用なのでポイントも何も入ってないと言う話なのでそのまま組んだ。
 写真で解るかどうかギリギリだけど6気筒では無くて4気筒用のカム形状になっている。なにか他車種用のシャフトを流用したのかもしれない。
02063  軸方向のガタと、錆による動作不良が有ったので修理して完成。依頼者と話したら「3,2のはよく錆びてるイメージです光安号も見てみてください。もしかしたら・・・・・」と言われてしまった。
 そこで自分のをこそっと見てみたら同じくらい錆びていた(笑)。こんな事ではいかんな、ここは点火タイミングは決めて無いのでシリアスな状態には成らないけど、回転数が変化するタイミングで息付きとか微妙なトラブルが起こっているかもしれん。早めに自分のも作業しておこう。

 インドアクセントの練習として今日もインド人のレッスンを取った。19歳の女子大生らしい。最初の挨拶は聞き取りやすかったけど、話が始まるとコテコテのインドアクセントだった。
 何回か言い直しとチャットボックスに打ち込んで貰った。こりゃ先は長いな。でも人口から行くとインドアクセントに慣れる意味は大いに有ると思う。

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2023年2月 5日 (日)

His name is MOKICHI.

02051_20230205214201 天気の良い日曜だったので道の駅宗像に併設されているドッグランに行って来た。
 先日偵察に来た時と同様に小型犬ばかりだった。ちゃしろはサイズ感と不慣れと言うことも有ってリードを付けたまま中をぶらぶらした。

02052_20230205214201  時々吠えている犬が居る位で、特に険悪な事は無くて初めてのドッグランは可も無く不可も無くで終わった。




02053_20230205214201  帰り道に以前に行ったキューバサンドの店の前を通った。開いていたのでここで昼食を取ることに。
 前回は建設中だったドッグランが完成して居た。そしてその中で食べることが出来た。犬連れには嬉しい場所が出来た。でも店内にも犬が居たりするので、犬嫌いや「食品を扱う場所で・・・」的な感じの人は行かない方が良いと思う。



02054_20230205214201  3回も脱走をした伝説の?「もきち」君と知り合えた。彼も保護犬らしい。サイズも近いしガウガウでも無かったので離してみたら少しだけ遊んだので良かった。



02055_20230205214201  しばらくしたらフレンチブルドックが2匹来て、こちらもドッグラン内で食事をして居た。
 今回は嫁さんと種類の違うセット物を頼んで半切れずつ交換して食べた。ドリンク付きで1,000円みたいな事を言っていたので、まあ良い感じの価格と内容だと思う。
 腹が減っていたのか、前回よりもキューバサンドの食感と味が良かった感じがした。

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2023年2月 4日 (土)

Same thing keeps happening.

02041_20230205105101  人生において同じ事が続く事がある。今回の仕事もそんな感じでデジャブ的な気持ち満載。
 ドアロックユニットの不良でロック側が動かない。前回のはロック側の駆動時間が短かったけど今回は全くリレーが動いてない。

02042_20230205105101  原因を探っていくと2枚目写真中央部のスルーホールが犯人だった。
 このスルーホール経由の電気がロック側リレーコイルを駆動するトランジスタのベースに繋がって居るのだけど、スルーホールの両側に半田はあるけど基板の中央部で縁が切れていた。
 原因として考えられるのは振動とか経年劣化があるけど、この基板に関しては電解コンデンサの液漏れが基板の積層面に沿って染み込んでいき、膨れてスルーホールの筒状のメッキを破断させたんじゃ無かろうかと思う。
 スルーホール内の半田を吸い取って、対策として細い導線を中に突っ込んで両側を少し曲げて穴じゃ無いスルーホールとした。
02043_20230205105101  こっちも同じ作業でエンジンルームブロアの軸受修理。こっちの方が前回よりも酷くてホルダ側に少し食い込んでいる。




02044  すると中がこんな感じでロータと界磁磁石が接触して内部が鉄粉なのかフェライトの粉なのか知らんけど酷い状態になる。
 これの掃除は汚いし手間がかかるので割と大変。そして磁石が削れて居るので少しだけ界磁弱め側の特性に成ると思う。

02045  ロータの積層もずれてしまう。慎重に修正するけど絶縁紙が傷んでいると巻線がアースに落ちて居て巻替えになる。私のモータはその状態だったので巻替えた。これはなんとか積層板の修正だけでいけそう。


02046  このあたりは定番の作業なので特に問題は無い。





02047  誰が何をやったか解らん感じに修理出来た。設計で「渡良瀬橋」みたいな設計をしたいと書いたことがあるけど、修理においては「誰が何をやったか解らない様な修理」が私の思う理想だったりする。

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2023年2月 3日 (金)

prescription safety glasses

02031_20230203212801 度入りの保護メガネを買った。正確にはジンズで売って居る花粉対策ゴーグルに自分用の老眼レンズを入れて貰ったヤツ。
 だからJIS規格があるのか無いのか知らんけど、保護メガネと言う言葉を使うとミドリ安全とか山本光学から怒られるかもしれん。
 メガネは1個だけ作ったけど普通のヤツ。PC作業とか本を読むときに使って居て、ディスクグラインダ作業とかに使うと粉が入る事が有った。かといって普通の保護メガネだと度が入って無いので最近は見えづらい時があった。
 そんなときにこの花粉対策ゴーグルを見つけて「これだ!」と思って買いに行って来た。
02032_20230203212801  若いお姉さんが測定までしてくれて総額が5,500円しかしないのは驚き。平日の昼過ぎという事も有るとは思うけど、私以外に客が居ないのに店員が4-5名居たのは大丈夫かな?と思ってしまう。隣のスタバには沢山の車が止まっていたけど。
 加工を待つ間に道の駅の横に出来たドッグランを偵察に行って来た。ここは面倒なルールは無くて狂犬病の鑑札だけ付けていればOK。利用者の良心で使ってくれと言うスタンス。いつまで有るか解らんけど、今度ちゃしろを連れて行ってみたい。
 取りに行ったら少し客が居て安心。お姉さんが台湾のお土産みたいな箱に入れて渡してくれた。これでディスクグラインダ作業もドリルを研いでも大丈夫だ。

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2023年2月 2日 (木)

Printed patterns are difficult to restore.

02021_20230202210001 英語のことしか頭に無いポルシェ屋さんの仕事。名前はセンターロッキングユニットだったかな?、ドアロックの制御をするユニット。
 今までの中で最悪クラスの液漏れとパターンの痛み具合だった。

02022_20230202210001  回路図も無いヤツのトラブルシューティングも難しいけど、このユニットに関しては液漏れが原因のパターンのハガレや痛み修理が難しい。
 難しい理屈とかは要らないけど、溶剤で洗ったりお湯と洗剤で洗ったり、パターンを出来るだけ剥がないように部品を外したり、パターンを出来るだけ中実に再現して修理するのは細工的な面で難しいし面倒。
02023_20230202210001  これは定格4.7uFのコンデンサだけど800pFしか無い。これだけなら交換してお終いだけど、このユニットに使われて居る電解コンデンサはほぼ全て液漏れしてパターンを痛めているから面倒。
 酷くなったら作業工賃が高くなるので、動いて居る間に予防的に交換しておくのが絶対にお勧めです。。。と言っても動いて居るうちは誰も修理にだしたりせんよねえ。

02024_20230202210001  不細工なジャンパとか飛ばさずに修理出来た。





02025_20230202210001  受け入れ検査と完成検査は自作のカッコイイ検査機器で行うので一発。見た目は良くないけど本物のドアロックユニットを使って再現して居るので、動きの感じとかタイミングまで検証できるからメチャ便利。


 今日は「インド人特有の訛りがかなり強い英語を話すので、とにかく聞きずらい。」と書かれている先生に挑戦してみた。嫁さんが「何が怖いの!?」と言うから勇気を出して。
 先生の訛りよりも回線がプツプツ途切れる事の方が辛かったけど、なんとか会話らしき物が成立した。終わった後に久しぶりにドッと疲れが出た。
 次男がインド人と結婚する話をしたら盛り上がった。フィリピン人のオバチャンにはライザソベラノの話が受ける。ケニヤ人にはワンジルと走った話でもしよう。その先生に対応出来るネタを持って無いとフリートーク25分はキツイ。

 

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2023年2月 1日 (水)

There is an abnormal noise.

 昨日書いて居たタコメータを某ポルシェ屋さんに納品に行って来た。私は細いパターンに10W以上ぶら下がるのは・・・的な話がしたかったのに、「willとbe going toの使い分けって解る?」とか反応が返ってくる。人の話なんか聞いて無くて、計画的な未来かどうか・・・そんな事が頭に有るみたいだ。
 結局最初から最後まで英語の話で不思議な気持ちで店を後にした。私はどちらも同じと思って使っていたので少しだけ勉強には成ったけど、英語に興味の無い人はあの店はお勧め出来んな(笑)。

02011_20230201202501  先週作業した930系のエンジンルームブロアが帰って来た。異音というか音が大きいと。
 そんなに変な音はしてなかった記憶が有るけど、送って貰った動画だと金属音的な音が録音されていた。なんかの共振かな?。
 磁石と磁石押さえの金具を接着剤で固定してみた。
02012_20230201202501  ブラシホルダも基板に接着剤で固定してみた。
 後はブシュの隙間を確認したけどガタは無くて、気持ちだけ調整して後は軸方向のガタをもう一段階小さくした。


02013_20230201202501  試運転したら少しは改善した感じがするけど劇的に変わった感じは無い。それよりも気に成るのは回転方向。
 最初の試験時に気がついたけど、プラマイを逆に接続するとブラシの振動?と思われる金属音がした。もしかしてこれかな?と言う気持ちは有る。
 対策後はプラマイを逆にしても音が少し小さくなったのは確認出来た。でもプラマイを逆にしたら風量が激減するので、その状態で使われて居たとは考えにくい。
 でも、私の930はこの部分のプラマイが逆だった。ポルシェの電装で茶色に+12Vが来る事はあり得ないけど、私の車はハーネスの太い所まで剥いでいっても茶色が+12Vだった経緯がある。だから他の車も変になって居たり、それに合わせる為にモータ側がさらに変に成って居たりする可能性が無いとは言えない。

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