Ventricular Septal Defect
長崎の不良地方公務員が持って来た発電機。1台はスズキの2stで機械式ガバナで電圧が決まる古いヤツ。AC270Vも出て居たのでガバナの軸を適当に回して105V位にした。
もう1台は今回のインバータ式だけどエンジンオイルにガソリンが混じる。まあ原因は予想できたけどこの筐体を組むのが嫌いなので止めようと連絡したら、インバータの方が上等だから修理してくれとぬかす。 原因はクランクケースの脈動で動作する燃料ポンプが破れてクランクケースにガソリンが行っている訳で、交換するしか無い。
ポンプには高いのから安いのまで有ったけど、適当に安くて将来的に分解してダイヤフラムだけ交換出来そうなヤツを手配してみた。 始動直後はインテークとかマフラー内に溜まったオイルで白煙モクモクだったけど、1時間ほど運転したら消えた。でもチョークを半分くらい閉めないと調子が悪い。
プラグの焼けも良いのでキャブが薄い可能性が非常に濃厚。冬にキャブとか弄りたくない。でも直ぐに「次の耐空検査無し!」とか脅すからアイツは好かん。 耐空検査員として業務をするときは準国家公務員じゃ無いのか。申請書を出したら拒否はできんだろう。CABに告げ口するぞ。。。とか思いながらキャブを分解したらジェットが汚なかった。
針金を通しちゃダメとか超音波洗浄機で洗えば良いとか、まあ色々な意見が有るけど汚いのを手早く修理するには針金を通すのが楽。
実際問題として丁寧にやろうとしても、ガム質のヤツは超音波洗浄機では殆ど落ちないし。 発電機は調子よくなったので気分が良くなり、古い燃料ポンプを分解してみた。
こっち側は単なる蓋と吐出口の部分。心臓で言うなら心房に相当する。ここが漏れると外にガソリンが漏れるけど今回のトラブルはここじゃ無い。 こっちがポンプ側。心臓なら心室側で収縮して仕事をする部分。このポンプだとダイヤフラムの反対側にクランクケースの脈動が来てペコペコ動く。するとガソリンの満たされた心室の容積が変動して弁を通って一方通行で流れる仕組み。
ダイヤフラムを何回も見たけど穴は見当たらない。口で吸ってみたけど解らない。と言う事は縁の部分を経由してクランクケース側に漏れて居たと思われる。
同じような作業だけど、相手が人間だと給料が10倍くらい違う。違いすぎる気もするけど、リスク分と思えばそうかも知れんとも思う。でもリスクで行くと皮膚科と心臓外科はもう少し差が有っても良いような気もする。面白いね。
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