Car Automatic Antenna
そういえば電動アンテナは今までやった事が無かった。今回はなんか古そうな電動アンテナの修理。
動かないと言う話だったけど、直接電源を繋いだら少しだけ動いた。車体の配線系の弱さと一緒になったら動かんのかもしれん。
明らかにガンガン動く感じでは無いので分解。これは面白い構造の直巻モータで、界磁コイルが反対向きに2個入って居る。1個目が正転でもう1個が逆転用。
2個のコイルが直列に繋がって居て、その中間点にプラス側のブラシが繋がって居るという巧妙な構造。言葉だけで書いても解りにくい気がするけど、説明図を書くのが面倒になったのでごめんなさい。
極端に悪い所は無いけど、全ての部分が劣化している。界磁コイルもイマイチ感が漂って居たのと、巻き替えが簡単な構造だったので巻替えた。
面倒な構造の場合はコストアップになるのでバランスの問題に成るけど、簡単なら何十年も前の「薄い塗膜」に命を預ける必要は無いと思う。
ロータ側も整備したので仮組したらシュンシュン回った。あとは送り出し機構を掃除しながら整備したら完成かな。
ああ、配線も交換した方が良いなあ、もうすぐ割れそう。でも純正色が無いのでちょっとパッとせん。
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コメント
なるほど!と思いました。
直巻きで正逆させるのに、SPDTのSWで可能にさせる手として面白いですね。
こういうのを眼から鱗って言うのでしょうか?
投稿: riki | 2022年11月 7日 (月) 21時31分
連投ですが、OMRONなどには見かけは一つのリレーですが中身は2回路でHブリッジになっているやつがあります。一般販売はされていませんが、パワーウィンドなどに使われるようです。
モータはマグネットですが・・・
投稿: riki | 2022年11月 7日 (月) 21時36分
すごい、言葉だけで解って貰える人が居た!。
特に車の場合はアースが車体で電線が要りませんから、正逆の2本の線を引っ張って来るだけで、さらにスイッチは両方ともオンオフのスイッチで良いのは単純化されて素晴らしいと思いました。
Hブリッジのリレーは凄いですね。今の時代のトランジスタとかFETのHブリッジとの過渡的な時代の設計思想が見えて来て興味深いです。
投稿: みつやす | 2022年11月 7日 (月) 22時06分