Alternator for PORSCHE 928
始動不良と発電不良で入って来たセルモータとオルタネータのオルタネータの方。
車種は初めてのポルシェ928。空冷の事ばかり書いて居るけど、お金を貰えるなら(笑)何でもします。
それにしてもジャンクの928が48万円くらいの時に1台買っておけば良かったと後悔中。
ダイオードユニットを脱着したの?と思ったけど、よく見たらステータコイルが巻き替えて有るみたい。
その割に他の部分が結構ボロボロで落差が少し気に成る。
レギュレータを外したら取付ビスがユルユルだった。ここはブラシが固定できれば良い訳じゃ無くて、GNDの接点でも有るから綺麗に磨いてしっかりと締めておかないと不味い。
ここが接触不良だと電圧検出が上手くいかずに過充電とか、フィールドコイルの電流が流れずに充電不良とか起こる。レギュレータ自体は14.7V近辺で正常に制御していた。
一番深刻度の高い不具合はこのワッシャの向き。このワッシャが上に凸の状態で付いて居たので、奥に見えるボルトと鳩目みたいな電極が導通して居なかった。
ここはチャージランプの端子の筈で、それなのに内部のダイオードアレイと導通が無かったので分解して見たら発見した。
鳩目の面に当たった跡が無いので、かろうじてボルト経由で繋がって居たかも?状態。私が測定した時は繋がって無かったので、組んでからずーっと接触無しか接触不良状態だったと思われる。
だいたいのトラブルシューティングは出来たので、あとは何処までやるかお客さんと相談中。
これは前回でっち上げて自分の車で試験中の930用ヒーターブロアモータ。エンジンルームのヤツ。
端子が見苦しかったので、レーザーカッタの習作として作って見ようと思った。
透明で解りにくいけどこんな板を切り出して、銅の丸棒とかと組み合わせる。
アクリルの耐熱性は高くは無いけど、AV線の耐熱性とほぼ同等なのでアクリルだけがドロドロに溶ける様な事は起こりにくいと思う。
できあがりはこんな感じ。純正品は左手奥の黒いヤツで、こんなのは探して見たけど今まで発見出来ていない。
このコネクタは新たに巻替えてバランス取りしたモータに装着した。あとはこれを自分の車に乗せてこの冬の間は試験の予定。
| 固定リンク
コメント