Broken O-ring
昨日書いたメカポン用燃料ポンプの続き。
別のOリングも痛んで居た。本体に使って有る一番大きなOリングも削れて居た。こちらも挿入時の作業ミスだと思う。
何故なら私もこんな感じで切ってしまったから。
ここは設計不良だと思う。以前のヤツも入れ難かったけど段差は斜面で繋いであったので入れにくいだけで切れなかった。でも今回のは段差の角が面取りしてあるだけなのでかなり難しい。
高くて入手が難しいフッソを切ってしまって少し落ち込んだけど、幸いにも自分を信じて居ない私は5個手配していたので命拾いした。
組み終えて馴染み運転をした後はデータ取り。
吐出量は144L/hも有った。今までのヤツよりモータの長さが長いけど、それがこの違いに出て居るのかも知れない。
ちなみに基準値は125L/hくらいの筈。
リリーフ圧の測定。本当の圧力設定の為のリリーフは燃料フィルタ側でやるので、これは安全の為のリリーフと言うか安全弁。
開き始めが0.3MPa位と少し高いけど、開いたら0.22MPaとほぼ規定値なのでOK。
問題のガス漏れのチェック。カラーチェックの現像液がこの手の作業には便利が良い。
ガソリンは怖いので灯油で試験したけど、30分ほどリリーフし続けてもハッキリした漏れは確認されなかったので治ったと思う。
参考までにリリーフ中の電流は4.2A。
無負荷で吐出中の電流は3.0A。まあこんなモンと思う。
この電流計はこの手の作業にメチャ便利。口が完全に締まるクランプ式は持って居るけど、こちらの便利さが素晴らしいのでほぼこちらばかり使って居る。
唯一の欠点はバッテリ線くらいの太さは入らない事と、円形に締まるタイプに比べて近くに磁力がある時の誤差が大きい気がする。
まあこれを使うのは線を切ったり外したりせずに「ちょっと確認したいとき」なので、手軽に片手で使えるのが一番の美点。
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