Seized bolt
こう言うのは本業じゃ無いしメインでやって居る訳じゃ無いけど、古くて腐った様な部品ばかり弄っていると必須の作業となる折れ込んだボルト抜き。
今回は今までお付き合いの有る人からの依頼でボルト抜きだけの依頼。基本的にこの手の作業はもっと上手にやる所が有るので受けないけど、今までの流れでやって見ましょうとなった。
N360のミッションケースというのか、あれはバイクみたいなエンジンだからクランクケースなのかも知れない。それのドレーンボルトが固着していた。
想像するに部品取りか予備のエンジンで、整備中に問題発覚のパターンに見える。そして銅ワッシャとか何も入って無い状態で(無いから?)ガチガチに締めて固着したと。
既に下穴が開いて居たのでリムーバを試して見たけど駄目で、溶接で抜くことにした。溶接すると加熱による膨張・収縮で固着が外れたり隙間が出来たりするし、冷却後は溶接部が収縮するので今回の場合はフランジや上部のオネジが隙間が空く方向に変形する。
例としてドライタイプのシリンダライナなんかも内側に数本溶接ビードを盛ると簡単にストンと抜けたりする。逆の構造でハウジングの外側を溶接したりすると締まってしまう。
やって見ると予定通りに簡単に取れてホットした。駄目なら預かってフライスで削り取るしか無いかも?と思って居ただけに良かった。
夜は放電加工機の資料を見たり、海外の変態ユーチューバーが自作したのを見たりしていた。面白そうだ。
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