Starter Motor for PORSCHE 928
昨日のオルタネータに続いて今日も928の電装品でセルモータ。
充電不良のせいかも知れんけど回りが悪い。ソレノイドの前進限で?カチカチ言うことがある、らしい。納入後の簡易的な検証ではソレノイドの戻りが悪い感じが有った。
あまり痛んでなかったけど、コンミュテータは真円切削して手入れしておいた。
切削すると寿命が減りそうな気がするけど、最小径の所までしか削らない。そして寿命は最小径が限度に達した時なので、過度に切削しない限り寿命は変わらずにスムーズなブラシの接触が期待できる。だからやった方が良いと思う。
ソレノイド後ろの接点が何か変な感じ。片側だけしか当たって無い。見て行くとこちらの問題では無くて、相手側の接点の高さが違って居る事が原因だった。
絶縁ワッシャで高さが調整して有ったので、よく似た絶縁ワッシャを追加して位置を調節した。
定規が丁度良い幅だったのでゲージに使って高さの確認。
こちらはソレノイドの巻線の終わり。よく見ると太い線が2本と細い線が2本確認出来る。
太い線2本は強い電磁石で、細い線2本は弱い電磁石用。そして細い方の片側は本体に溶接してある。
強い磁石はガツンと引き寄せる為の磁石で、弱い磁石は引き寄せた後の保持用の磁石。ガツンと引き寄せ終わった後は強い磁石の通電は自動的に切れる。
この仕組みが実にシンプルで巧妙なやり方をしてあって、興味の有る人は調べて見たら面白いと思う・・・面白いと思う様な人は既に知って居るか。。。
あとは普通のO/H作業をして、スクリューみたいなスライド部の動きが少し硬かったので手入れしたらお終い。
うちは指示されない限り最低限の掃除しかしないので、完成品の写真がパッとせんなあ。
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