A standard task in the fall.
肌寒く成って来るとポルシェ930のヒーターブロアモータ修理が入ってくる(笑)。
クーラーは大して効かんけど、ヒーターだけはキチンと動く様にしたいという親心か?。確かに930のヒータはガンガン効く。
ただ、オートヒータシステムはかなり複雑な構成なので、これを全て正常な状態で維持するにはかなりの手間が必要なのも事実。個人的には古いレバー式の方が良いと思う。
軸受に目で見て解るくらいクリアランスがある。ブラシもほぼ限界まで摩耗している。
かなり酷い状態に思えるけど、含油軸受が消失して居ないのでこのモータにしては「軽傷」。だから軸受の交換だけで生き返る。
皆さん、お願いですから「軽傷」のうちにメンテしましょう。軸受が消失してハウジングが削れてしまうと一気に手間が倍以上かかってしまうから。
軸受とブラシを交換した。
表から見るとこんな感じ。
アーマチュアの状態は悪くなかった。コンミュテータを軽く研磨したら完了。念のためにグローラに載せても異常なし。
本体はメッキが駄目なら塗装の指示だったので塗装にした。これは磁石の固定リベットがアルミ製なのと、奥の含油軸受の取り外しが困難なので基本的にメッキはして居ない。
さて組もうかと思ったらボルトが折れて居た。
3本のうち1本が折れたら、流石の私でも無視は出来ない。仕方無いので植え直した。
固定はナイロンナットだった。探したらナイロンナットが出て来たので装着してできあがり。
単体とファンを付けた後、何回か試運転をしながら組んでいる。こんな作業の時に高級な電源を壊すことが多い。モータを何回も脱着するから逆起電力のせいだろう。この手の作業には我が家で一番バカっぽい電源を使う様にして居る。
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