Replacing heater blower motor in engine compartment
930のオートヒータ関係の動画を編集してYouTubeにアップしたりして居たので、こちらのブログの方は更新が止まって居た。
一時期は毎日更新しようと思って居たけど、頑張ると心身共に良く無いので適当にぬるく生きる。
と言う事で今日は同じくオートヒータだけどエンジンルームのモータに関して。このモータはヒータを使って居る間は常に最高速で回り続ける。さらに小さなファンを高速で回して居る事も有って故障が多いモータ。
私のモータも確か買った年の冬に煙を吐いて燃えた。その後はブラシホルダを作ったり最終的にはアーマチュアの巻替えまでやった。でもバランスを取って無い事とヘッド側をボールベアリングにした事から音が大きい。ちょっと違う道を探して見ようと言う話。
代用のモータは前回のアディショナルブロアと同様に、気が向いたら中古を買ったりしてポツポツと試して居る。今回もその中の一つでBOSCH製のモータ。
これの良いところは外径が一緒なのでこの部分の改造が要らない。DENSO製とかは径が違うのでスリーブを作ったりする必要が有る。
もう一つの美点というか弱点でも有るのだけど、オリジナルよりも回転数が低い。と言うよりもオリジナル程度のモータサイズなのにこんなに小さなファンを組み合わせて有るブロアは他に無いと思う。普通はもっと大きなファンをゆっくり回して居る。
と言う事で今回のモータもゆっくり回るので風量が低い。これはハッキリと解る程度で60%くらいの感じ。そして消費電流が低いので発熱があまり無い。こちらは美点。
システム的な問題点は消費電流が低いのでアディショナルブロアが回らない事。この件はYouTubeあたりでじっくりと解説したいけど、エンジンルームのモータが回って居ないとアディショナルブロアは回らない様になって居る。
これの理由はエンジンルームのモータが止まっている状態でアディショナルブロアが「引いて」しまうと、温度調節フラップの開口部から冷たい空気を「吸って」しまうからだと思う。
そして上記電気的に実現しているのが左の写真のコントロールボックスの中にあるコイルとリードスイッチ。このコイルにエンジンルームのモータ電流が流れるとリードスイッチがオンに成り、それにぶら下がっているアディショナルブロアの回路が生きるという仕組み。
オリジナルのエンジンルームのモータは大飯ぐらいで10A以上は常に流れて居る。だから今回の様に小電流のモータに交換するとアディショナルブロアが回らない訳。
ペリカンのフォーラムとか見ても短絡しろとか適当な事しか書いて無いけど、私はこの手のいい加減さは好きじゃ無い。
と言う事で巻き数を増やしたコイルに交換した。リードスイッチは以前に焼損したので少し高感度のヤツに既に交換して有る。それでも今回は4巻きではオンに出来なかった。
交換したらこんな感じに成る。まあ言われないと解らないと思う。
これで無事に省電力のオートヒータシステムが完成したことに成る。あとは実際に使って見て状態を把握したい。
エンジンルームを正面から見たら違いは解らんけど、斜めから覗くとこんな感じで違いが解る。
まあこれも興味の無い人には見えない違いだと思うけど、こんな感じで見た目が違うのはあまり好きじゃ無い。そういう意味ではDENSOのモータを削り出して作ったハウジングに押し込んだインチキ品の方が美しい。
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