airworthiness inspection
前の晩に某耐空検査員の愚痴を夜遅くまで聞かされて眠たかったけど(笑)、頑張って起きた。
徳の高い日々を過ごしているので朝から飛べそうな天気。学生さんが機体を組み始めた。 でも生き様が完璧では無かった様で背風が強い。無理して死んだらいかんので、面倒だけどピス交。
試験飛行は無事に終わった。翼が折れることも無かったし、1発飛んだだけでクラックが再発する事も無かった。よし、これで請求書を郵送できる。 でも割と大きな問題が出た。VHFが送信モードには成るけど無変調。機体側が悪いのか無線機本体が悪いのか解らんので、同一型番の無線機をディスカスから外して交互に接続して見た。そしたらASK21の機体側がおかしいことが判明。PTT系統はOKだけどマイク回りが死んで居る。
VHFとHFを切り替える為に、計器板の裏でこんなことがしてある。訳の解らん白いブラックボックスも追加してある。こんなの解析して綺麗に修理したりして居たら半日では終わらん。それ以前に私の感性とあまりにも違って居るからやる気が起きん。。。
早く帰りたかったのでマイク線がショートして居る感じの所を見つけ出し、そこを力業で曲げてクリアランスを取ったら正常に戻ったので逃げるように滑空場を去った。
まあマジな話、滑空場でチャチャッと完全な形に変更出来る内容じゃ無いと思う。学内に持ち帰ったタイミングで、電気の得意な学生さんにやっておいて欲しい作業だ。 帰り道がまだ明るかったので、腐ったような旧車ばかりやって居る店を覗いてきた。
作業途中で事務所も開けっぱなし。しばらく待っても誰も帰ってこないのでトイレでオシッコだけして帰った。 嘉麻峠の頂上で裏返しになったクレーン車を見た。新車に見える位綺麗だ。ニュース画像ではアウトリガーが半分くらいしか出て居なかったけど、このサイズで全部出すと全面通行止めになりそう。
それを嫌ったのか許可が出なかったのか知らんけど、結果的にもっと手間な仕事に成ってしまった訳か。 家に帰ったらちゃしろが車に飛び乗って来たので、近所を30分くらいドライブした。今や帰りを待ちわびてくれるのは犬だけだ。
テーブルの上を見たら腰を抜かすような物が置いてあった。でも越前会長が送って来た天然物1本の方が匂いが強かった。これは北米産らしいから匂いがそれほどでも無いのかもしれない。
まあ、質より量だ(笑)。クリミアで核戦争が始まって世界が終わっても、最後の夜に松茸を腹一杯食ったなら諦めが付く。
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コメント
私の経験したマイク関係の酷いものは、ダイナミックマイクラインがらみでした。
計器盤の下で裏で他のラインとタイラップでまとめてありましたが、思い切り締め上げてあったために、グランドと信号線が近づき過ぎて信号が減衰して、音量が出なかったと言うものです。
マイクの設置位置を変えたり、マイク自体を変えたりしても治らず、納機から4年位した時に、偶然長すぎるマイクラインを胴体に入れたり出したりしたら、変調が変化することに気付いて、ラインがおかしいのでは?とラインの結束を解いたら治ったと言うものです。
まぁ、LANケーブルを机の脚で踏んで速度が遅くなるのと同じですね。
投稿: Kazuo Nakazawa | 2022年10月 9日 (日) 21時03分
機体の構造物とか操縦系統に比べると、この手の部品は軽く見られている傾向がありますね。どの機体も汚い処理が多いです。
故障したら同じように飛べないから重要度は一緒なんですが、フライト中に故障しても直ぐには死亡事故に結びつかない部分だけが違うかな?。
投稿: みつやす | 2022年10月 9日 (日) 21時50分