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2022年10月

2022年10月31日 (月)

Blinker? Indicator?

10311_20221101203201 ポルシェ356のウインカーリレー。中が完璧に焼損している。この手のヤツは張力をかけたバネとか張り線に電気が流れていて、その伸縮を利用したりして居る。ここまで来たらどうにもならん。
 と言う事で外観はそのままで中を電子化する事に成った。ちょっと嫌らしいのは一般に言う2線式というかアースが無いタイプ。この手は電子化しにくい。
10312_20221101203201  まあ出来ない訳じゃ無いから市販品も探せば有るし、私もXS用に自作したりして居る。
 それ以上に面倒なのが「K」と言う端子があって計器板のインジケータに繋がって居る部分。
 このインジケータは古いバイクと一緒で右でも左でも1個のランプが点灯するタイプ。ゼロから設計するなら日本のバイク方式で「差圧式」とでも言いたいやり方がスマートだと思うけど、今回は356の車体に合わせないと行けない。
 これの面倒さは「K」端子には常にランプが繋がって居てランプの反対側はアースに落ちている部分。普通の2線式を持って来たら常時カチカチ動作し続ける事に成ってしまう。
 そのためにオリジナルでは内部に2個のリレーが入っていて、1個は通常の外部のウインカーを駆動して、もう1個は計器板のインジケータを駆動している。
 何となく面倒臭いと言う意味が解って貰えたかと思う。私も最初は意味が解らなかった。そして今は意味は解ったけど、それをどうやって半導体化するか悩んで居る。

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2022年10月30日 (日)

Replacing heater blower motor in engine compartment

10301_20221030211101 930のオートヒータ関係の動画を編集してYouTubeにアップしたりして居たので、こちらのブログの方は更新が止まって居た。
 一時期は毎日更新しようと思って居たけど、頑張ると心身共に良く無いので適当にぬるく生きる。
 と言う事で今日は同じくオートヒータだけどエンジンルームのモータに関して。このモータはヒータを使って居る間は常に最高速で回り続ける。さらに小さなファンを高速で回して居る事も有って故障が多いモータ。
 私のモータも確か買った年の冬に煙を吐いて燃えた。その後はブラシホルダを作ったり最終的にはアーマチュアの巻替えまでやった。でもバランスを取って無い事とヘッド側をボールベアリングにした事から音が大きい。ちょっと違う道を探して見ようと言う話。
10302_20221030211101  代用のモータは前回のアディショナルブロアと同様に、気が向いたら中古を買ったりしてポツポツと試して居る。今回もその中の一つでBOSCH製のモータ。
 これの良いところは外径が一緒なのでこの部分の改造が要らない。DENSO製とかは径が違うのでスリーブを作ったりする必要が有る。
 もう一つの美点というか弱点でも有るのだけど、オリジナルよりも回転数が低い。と言うよりもオリジナル程度のモータサイズなのにこんなに小さなファンを組み合わせて有るブロアは他に無いと思う。普通はもっと大きなファンをゆっくり回して居る。
 と言う事で今回のモータもゆっくり回るので風量が低い。これはハッキリと解る程度で60%くらいの感じ。そして消費電流が低いので発熱があまり無い。こちらは美点。
10303_20221030211101  システム的な問題点は消費電流が低いのでアディショナルブロアが回らない事。この件はYouTubeあたりでじっくりと解説したいけど、エンジンルームのモータが回って居ないとアディショナルブロアは回らない様になって居る。
 これの理由はエンジンルームのモータが止まっている状態でアディショナルブロアが「引いて」しまうと、温度調節フラップの開口部から冷たい空気を「吸って」しまうからだと思う。
 そして上記電気的に実現しているのが左の写真のコントロールボックスの中にあるコイルとリードスイッチ。このコイルにエンジンルームのモータ電流が流れるとリードスイッチがオンに成り、それにぶら下がっているアディショナルブロアの回路が生きるという仕組み。
 オリジナルのエンジンルームのモータは大飯ぐらいで10A以上は常に流れて居る。だから今回の様に小電流のモータに交換するとアディショナルブロアが回らない訳。
10304_20221030211101  ペリカンのフォーラムとか見ても短絡しろとか適当な事しか書いて無いけど、私はこの手のいい加減さは好きじゃ無い。
 と言う事で巻き数を増やしたコイルに交換した。リードスイッチは以前に焼損したので少し高感度のヤツに既に交換して有る。それでも今回は4巻きではオンに出来なかった。
10305_20221030211201  交換したらこんな感じに成る。まあ言われないと解らないと思う。
 これで無事に省電力のオートヒータシステムが完成したことに成る。あとは実際に使って見て状態を把握したい。


10306  エンジンルームを正面から見たら違いは解らんけど、斜めから覗くとこんな感じで違いが解る。
 まあこれも興味の無い人には見えない違いだと思うけど、こんな感じで見た目が違うのはあまり好きじゃ無い。そういう意味ではDENSOのモータを削り出して作ったハウジングに押し込んだインチキ品の方が美しい。

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2022年10月25日 (火)

I replaced motors of "additional blowers".

10251_20221026073501 白骨号のヒーターブロワモータを交換した。3.2Lのポルシェ930には3個のヒーターモータがあるけど、交換したのは室内の足元にある2個。
 これらはアディショナルブロアとかフットウェルモータとか呼ばれているらしい。そしてご多分に漏れずよく故障する。
 私のモータは以前に修理して居るので普通に使えて居るけど、ベンツ用として売られて居た社外品がそっくりの見た目なので買って見た訳。
10252_20221026073501  メイン寸法はピッタリ一緒。唯一違うのは電極の取付方法だけど何とかなりそう。あと違うのは含油軸受の回りに油溜めのフェルトが無い。
 これはコストダウンというか手抜きの可能性も有るし、軸受性能が向上して不用になったのかも知れない。
 ポルシェの純正品はフェルトがあってもゴリゴリにすり減るので、今の技術で作ったヤツを試して見る意味は有ると思う。
10253_20221026073501  新旧の消費電力を測定している所。ブロアなので空気の口の状態で消費電力は極端に変わるけど、どれもホースだけを外した状態で測定。たぶん一番消費電力が大きなデータに成ると思う。
10254_20221026073501  得られた結果はビックリというか期待通り。ポルシェのモータ類は軸受の寿命が短いのに加えて、仕事の割に消費電流が大きいと感じて居た。もし新モータでそれが改善出来れば一石二鳥。
 で、結果は半分の消費電流で済んでいて素晴らしいデータと成った。まあ風量が減っているとは思うけど、ポートに手を当てて比べた感じでは「近い」風量が出ている。
 何時ものいい加減なカンジニアリングだけど、私の用途とか日本の寒さの中で使うヒータとしては十分すぎる性能だと思う。

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2022年10月23日 (日)

NSR250

10231_20221023215101 島根の変なオッサン改め、大分の変なオッサンが「昼飯は何?」と電話してから急に来た。
 パランパラン言う五月蠅いバイクに乗って坂道を上がって来た。今時こんな音のバイクは走ってない。しかもオイルポンプの調子が悪いのか、背中においるが飛ぶとか50年前の高校生みたいな事を言う。
10232_20221023215101 しかもバックステップのリンクがガタガタに緩んでいて、六角レンチ貸せとか来て早々から五月蠅い。
 社外品で見るからに無理した構造だったから、たぶん何回やっても駄目な気がする。

10233_20221023215101 面倒臭いから冷凍庫に入っていた肉を焼いた。フライパンで焼いて出すと只のおかずだけど、ウェーバーで焼くとバーベキューに成って少しだけ肉の位が上がる。


10234_20221023215101 ちゃしろも欲しそうにして居たので少しだけあげた。
 でもコイツは下痢をしやすいので、もし肉が多量に有っても無条件に食わすわけにはいかん。

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2022年10月22日 (土)

Retarded angle, not advanced angle.

10221_20221023215101  ポルシェターボ?のデスビ。真空進角のデータがイマイチ綺麗に取れなかったけど、ふと気がついて静止状態で試して見たらバッチリのデータが取れた。
 遠心進角はぶん回すしか無いけど、真空進角は回す必要が無いのだ。そして回さなければ遠心進角との妙な絡みも無くなってシンプルなデータが取れる。
 気がつけば当たり前だけど、気がつくまでは何回も汚いデータを取っては悩んで居た。
10222_20221023215101  進角目盛りはデスビの直径を測定して、それに応じて外周が360分割に成る紙をCADで書いて印刷して貼り付け。
 バカっぽく見えるけど、いまのところこの方式が一番綺麗なデータが取れる。そしてキチンと1度刻みのそれっぽいデータが取れるのが素晴らしい。
10223_20221023215101  採取したデータを資料と比べて見ると1978年のUS仕様と一致した。そこで依頼者に聞いて見たらその通りと言う事で、データ採取の方法やこのデスビ自体の特性も含めて全てキチンと検証できた事に成る。
 で、面白いのは真空「進角」じゃ無くて「遅角」なこと。そりゃおかしかろう・・・と思ったけど、資料にも「retarded」の文字がある。そしてよく考えたらこの車はターボ。
 ターボ車で真空度が高いと言う事は、ターボが効いていないと言う事。それをこのデスビの真空「進角」特性と絡めて書き直したら、ターボが効いてない真空度が高い状態では点火時期が遅くて、ターボが効いてきて真空度が低く成って来たら点火時期を早める事を意味する。
 これで疑問が解けた。でもこの車は正圧に成っても「進角」まではしていない。正圧で進角するデスビもあるのかな?。理屈上は有ってもおかしく無いけどやった事が無いので良くわからん。

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2022年10月21日 (金)

Rescue batteries

10211_20221021230001 朝一に山の中に置いて居たユンボを動かそうとしたらバッテリが死んで居た。仕方無いので救助用バッテリを持って行って始動した。
 これらのバッテリは救助用では無くて大電流の試験用。セルモータとか入って来るけど安定化電源では回らないし、回ってもトルクが出ない。そこで仕方無く6Vと12Vのバッテリが電源装置の横に置いてあるわけ。
 で、なんでユンボを使いたかったかと言うと、先日撤去したガスコンロを動かしたかったから。家の中では引っ越し用のコロを使って動かし、玄関の扉からユンボの腕を入れてコンロを吊って外に出した。
 100kg以上有るので捨てるのは勿体なく、地金屋さんに持って行ったら8,000円以上に成った。これは・・・・地金が高くなったら廃品回収が良い仕事に成るのが良くわかる。

10212_20221021230001 晩飯の後で先日貰ったお化け落花生を煎ってみた。生だったからいつまで経っても水分が抜けずに苦労した。
 そして品種なのか中の薄皮が殆ど無くて、すこし芋とか栗的な風味も感じる不思議な味に仕上がった。

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2022年10月20日 (木)

Various diameters

10201_20221021191101 ダイナモとかモータ関係の作業をしていると、中空の叩き棒が色々と必要に成ってくる。
 基本的にベアリングの圧入が多いのでベアリングインストーラのセットでも買えば良い気がするけど、形状的に使えそうなヤツを見た事が無いので特殊工具というか妙な自作品が溜まってくる。
10202_20221021191101  直径的には合うのがあるけど問題に成るのは軸方向の長さ。物によっては軸が50mm近く出た状態を許容しないといけない訳で、そうなると標準形状の工具では難しい。
 で、毎回その辺のパイプとかを簡単に追加工して作業する訳だけど、時々真面目にやろうと思って旋盤で削り出したりする。
 今回は適当なソケットレンチの延長棒があったので、それを切って穴を空けて中ぐりしてSSTを3本ほど作った。これで綺麗な作業が出来るかな?。

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2022年10月19日 (水)

IONIQ 5

10191_20221019224301 ちゃしろの散歩でIONIQ5の実物を見た。走っているヤツじゃ無くて田舎道の横にある駐車場に止まっていた。
 以前に書いたと思うけど散歩の範囲にある運送会社の事務所兼駐車場。そこでアルファのジュリア?に乗り込もうとするお姉さんに会った。
 私一人だと変なオッサンで気持ち悪いだけだけど、犬連れだと「可愛いですね」とか言って貰えて会話が始まる。そのときに「この車は九州に初めて入った個体なんです」的な事を言うから??と成り、それまでは事務員と思っていたけど実家が欧州車屋さん?とか思った。
 それから1年くらい経って彼女の車は黄色のボクスターに変わった。その段階でもしかしてオーナーの娘か何か?と思い始めたけど、ボクスター時代の彼女と話をする機会は無かった。
 そして今回、駐車場の横を通り過ぎようとしたとき。遠目のシルエットではマツダのCXなんちゃらかな?と思って居たけど、近くに来てIONIQ5だと解ってびっくり。どう考えても彼女の車だ。

 かなりデカい。でも最近の車はどれもデカいのでこんなモンかもしれない。それよりも目を引くのは面のクリーンさ。ゴルフの人ならOKな気がするけど、CH-Rとか見慣れた人は異様で気持ち悪く感じるんじゃ無かろうか。まあトヨタに乗っている人がヒュンデを買うことは無いと思うけど。
 ちょっと気に成ったので調べてみると福岡にもショールームが出来て居た。そういえばテスラのショールームも百道の辺りで見かけたし最近は散歩の時に1週間に1台くらいテスラを見かける。サクラはもっと走っているかもしれんけど、見た目で解らん。ミライは5年に1回くらい見かける。
 ジュリアのとき以上に話を聞きたかったけど、ちゃしろと横を通り過ぎる間にはお姉さんは出て来なかった。この人の素性と車選びのセンスに興味が有る。残念だ。

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Adjustment of regulator

10182_20221019075401 スバル360のDCダイナモはレギュレータと一緒に入って来た。レギュレータの方は接点の研磨・清掃と電圧の調整だけでOK。
 内部の写真は取り忘れた。外も中もこの時代のBOSCHのヤツと全く一緒に見える。私はスバル360に詳しくないので、これが純正なのかVW用あたりを付けたのかは解らない。
 あとは端子類はサビサビだったので磨いてビスを交換し、カバーは錆を落として軽く塗装したら完成。
10181_20221019075401  ダイナモの本体は費用との兼ね合いで一部の配線だけやり替えたけど、フィールドコイルを外してテープの巻き替えは無しになった。
 ボロボロならテープを交換するしか無いし、短絡とかして居たらコイル自体を巻替えるしか無い。でも今回のはボロボロでは無かったので、費用とのバランス点という事で外からワニスを含浸させた後、コイルに電流を流して加熱硬化させる手法となった。
 作業内容は依頼者の希望とか想定の費用との兼ね合いで色々です。もっとしっかりして居てもコイルまで巻替えてくれと言う話も有りますし、その逆もあります。

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2022年10月17日 (月)

Subaru 360 DC Dynamo

10171_20221017224401 スバル360のDCダイナモ。充電不良でレギュレータと一緒に入って来た。
 簡単に受け入れ検査したところ、状態は良くないけど発電はして居た。と言う事で他に原因が有る可能性が高まった。
 100%の性能が出てない事は確実なので、ダイナモもレギュレータもO/Hやってくれと言う依頼。
10172_20221017224401  フィン折れは私じゃ無いよの証拠写真。
 パキスタントラックなら薪の火の中で加熱して、手棒で盛り上げた後でディスクグラインダで成型する筈。
 私にはそんな技術は無いのでこのまま行こう。
10173_20221017224401  ベアリングが固着気味。代わりに内輪と軸の間に回転して居る痕跡がある。





10174_20221017224401  コンミュテータには対称の位置に2箇所焼けがある。かなりの確率でカットアウトが悪かった可能性。
 左の軸端を見てもベアリングとの間で回って居た感じが読み取れる。やだな。。。

10175_20221017224501  ワイヤブラシで掃除してみると軸側は意外と軽傷だった。これならこのままロックタイトか、少しポンチで荒らして隙間を詰めた後でロックタイトか。そのくらいで正常に回転すると思う。


10176_20221017224401 コンミュテータは焼け跡が消えるまで切削し、マイカ深さも調整してグローラでチェック。
 日頃の行いが良いので断線も短絡も無かった。


10177  酷く汚れて居たので細いマイナスで内部を清掃。こちらも以外と綺麗で錆で崩壊した様な箇所は無い。
 これから分解して悪い所は補修しないと行けない。汚かったけど普通のO/Hで行けそうで良かった。スバル360はタフだな。

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2022年10月16日 (日)

I replaced my kitchen gas stove.

10161_20221016212301 エアコン設置前のガスボンベの配置。このあと向かって左側にエアコンの室外機を設置したので、ガスボンベはメータと対称の位置で右側に設置しなおした。その際に下が斜めなのでコンクリで台を作った。
 ここまでが数日前までの話で、この状態で普通に暮らして居たらLPガス屋が来た。スマートメータが極微小漏れを検出してそれを無線で知らせて来たらしい。今は凄い時代だな。
 実はこの話は以前から有って、もう3回くらい検査機器を持って来て貰って各部の漏れを確認して貰って居る。でも解らないままだった。そこで今回は配管を全部引き直す事に成った。
10162_20221016212301  この辺りではガスコンロとかガス湯沸器の配管工事とチェックは全部無料。まあガス代に含まれているという訳だけど。
 と言う事で私が設置したガスボンベの位置に合わせて、2個のボンベの中央に接続部が来る様な新しい配管系統にしてくれた。
 その過程で以前の配管作業がパッとしなくて、「なしこげえなっちょうとか?」「ぐちゃぐちゃやが」とか話をしていた。どうも前回の作業者はパッとしない人だったみたいだ。そして今回の作業者達は極微小もれの原因を前回の作業に求めた感じだった。
 ちなみに自記高度計と言うかトラックのタコメータと言うか、その手のキチンと記録を残すための測定器はスマートメータよりも精度が悪いらしい。だから測定器で3回もOKだったけど今回もエラーが送信された訳。なんか法定測定器とスマートメータの整合性が取れて無いな。
10163_20221016212301 で、毎回ガスコンロ側も見て貰って居るけど異常は無い。このコンロは福岡に帰って来た時に中古を買ったヤツで、それからでも16年使った事に成る。
 圧電着火が死んで居たり火口の穴が長年の使用で拡大されたりで燃焼も不安定で老朽化が激しい。でも本体も五徳もしっかりして居るのでバルブと火口を買って交換しようと思って調べた。そしたら古賀の店に凄く安い値段で2019年型の中古が出て居たのでそれに買い換えることにした。
10164  今回のは下のオーブンが無いけど、今までの16年間でオーブンを使ったのは数回なので無しでOKとした。
 同じメーカの同じ系統なのでピッタリと収まる。ガスの口の位置が少しだけ違っていたけど、フレキ配管が短くなる方向だったので無問題。
 10165工事は只なので頼もうと思ったけど、部品を見たら付け直すだけだったので自分でやった。スリーボンドのLPガス用のシール剤も何故か有ったので。
 こんな事を知恵袋とかに書くと「資格が要ります」とか「家庭に業務用は違法です」とか書かれると思うけど、ここは変なオッサンしか見てない偏ったブログなのでどうでも良い。
 と言うよりも、私なりに法律を調べたけど全部が製造者とか販売者に向けての物で、「所有してはいけない」「使ってはいけない」「ネジを締めてはいけない」と言う文章は今の所見つかって居ない。もしかしたらどこかの判例に「法律の目的から家庭にも適用されるのが適当」とか出て居るかもしれんけど。
 法律家によれば「法律には○○をしても良い」とは書かれて居ないらしい。「○○をしてはいけない」とは書かれて居るので、もし法律を守る気が有ればそれを守ったら良いらしい。守らなければ罰を受ける事が有る。
 電気工事士はどう読んでもDIYにも資格が必要と読めるけど、今の所ガス工事はそれっぽい法律が出て来ない。もし出て来て怒られたらガス屋に電話して再チェックして貰えば良かろう。

10166 ここまで屁理屈みたいな文章ばっかり読んで鬱陶しいと思うので、少しは役に立つかも知れない話でも。
 ガスコンロに安全装置を付ける法改正の時の資料に「ガスこんろによる建物火災は、年間約5,000件発生してそのほとんどが家庭用のガスこんろによるものです。」と有る。これは別の面から見ると業務用からの出火は殆ど無いという事だろうか?。もしそうならAT車とMT車の話に近いかもしれない。こっちの踏み間違え防止装置の効果の程は知らんけど。
 もう一つは最後のグラフでコンロによる火災が平成20年頃から激減している事。このタイミングは正に前記の安全センサ付きじゃ無いと販売出来なくなったタイミングで、データで見る限りハッキリと効果が出ている。
 と言う事は今回のコンロがお役御免になる15年後?、惚けてきた私たち夫婦は安全センサの付いたガスコンロを買うべきなのかも知れない。
 このグラフでもう一つ面白いのは電気器具との火災発生件数が逆転している部分。私はエネルギを一つにしてしまうのは嫌なのでオール電化はしないと思うけど、危険度だけで言っても電気由来の火災の方が増えて来ている流れで興味深い。

 最後のグラフは日刊工業新聞社「図解良くわかる住宅火災の消火・避難・防火」からの引用です。

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2022年10月15日 (土)

Washers that have worn out

10151_20221016172101 ポルシェ930ターボあたりのディストリビュータ。無接点式で6ピンのCDIと組み合わされるタイプ。
 点火時期というか進角が不安定と言う症状だったけど、たぶんこれかな?と言うのが1枚目の写真。
 本体との間に入っているワッシャが摺れた跡が見えるけど、その半径内に小さな長穴がある。これが進角の重りとかリンク機構のガイド用長穴で、中に見えるのがガイドされるピン。
 よく見るとピンの周囲にあるブシュが削れて居るのが解る。本体との隙間にあるワッシャがこのブシュと干渉して居るわけだ。
 ここはかなり微妙な力のバランスで釣り合っている場所で、こんなにハッキリと干渉して居たらスムーズに進角出来る訳が無い。
10152_20221016172101  2枚目は厚みが殆どゼロまで摩耗したワッシャ。もしかしたらこの間に樹脂系のスラストワッシャが入って居たかも知れない。でもそんなのの跡形も無いほど摩耗している。
 駆動ギヤとの隙間から判断するとガタの量はミリ単位。かなりの確率でスラストワッシャも入って居た感じ。
10153_20221016172101  この部分の構造は空冷VWあたりとかなり近いけど、あっちは駆動がギヤじゃ無くてドッグクラッチみたいな嵌合。そちらはこんなに摩耗したのは無い。
 さて、何が原因だろう?。930ターボのギヤ駆動部には最低限のオイルしか来て無くて、軸を上がってデスビの中を潤滑する程の油は無いのか?。
 それとも油のシールとか軸に切ったネジ山の効果が有りすぎて、油は綺麗にシャットアウトされて居るのか。
 さらに気に成ったのはデスビ本体の底面。3枚目の写真で解るように4個も水抜きの穴が開いて居る。と言う事は上や横から油を挿したところで、入って来た水と一緒に短期間にこれらの穴から排出されてしまうのかも知れない。
 まあ良くわからんけど、理屈に合うような寸法のワッシャというかシム材を手配して、仮組して進角のスムーズさを測定するしか無さそうだ。

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2022年10月14日 (金)

Evolved Dogs

10141_20221014214801 今日は物を貰う1日だった。午前中に自治会の仕事でお寺に行ったら、和尚さんが本堂の下でコーヒー豆を焙煎していた。
 コーヒー豆の焙煎なんてうちの三男くらいしかして居ないと思っていたからびっくり。しかも手でガラガラやって居るんじゃ無くて、電動で回る焙煎機まで持って居る。生豆は米の袋みたいなヤツにkgの単位で複数有るし・・・もう訳が解らん。
 話して居たら焙煎したてのヤツを一袋貰った。
10142_20221014214801  夕方のちゃしろの散歩で、ちゃしろが「夕子」と言う近所の五月蠅い雌犬の所に挨拶に行くというので行ってみた。そしたらそこの婆さんが出て来てこんな物をくれた。
 生の落花生だけどデカすぎる。どう見ても普通のサイズじゃ無いけど、HB-101でも死ぬほど撒いたかな(笑)。
10143_20221014214801  そして宅急便で来たのはインチキ?調味料とちゃしろのおやつのセット。なるほど、私の仕事と一緒で適当に手抜きしているんだな、フムフム。
 白だしはまだ使って無いけど、おやつは早速ちゃしろにやって見た。普通に食べた。まあアイツは何でも食べる。
10144_20221014214801  入って来た袋は犬の臭いがするのかちゃしろが反応した。一人で盛り上がってビリビリに破って遊んでいた。




10145_20221014214801  ラベルを見たら送り主も受け取り主も両方とも犬だ。
 最近は凄いな、犬が別の犬に宅急便で荷物を送る時代になって居るじゃないか。
 ザックありがとう。

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2022年10月13日 (木)

I replaced all the switches.

10131_20221013224501 ボチボチやって居る自分の車のオートヒータ。取りあえず全機能が生きている状態まで修理して使って居るけど、時々不安定な所が有るので今回はその改善。
 昨日は一番大きなマイクロスイッチを交換したけど、今日は小さい2個を交換した。こちらは小さなリレーのコイルを駆動したりする役目なので、何Aも流れる様な接点を用意すると接触不良が起こるかもしれない。適当に小さめのヤツにした。
10132_20221013224501  こっちは開発中?のオートヒータエミュレータ。これで最低限のサーボ動作を検証する事が出来る様になったので、あとはブロアモータのモニタ用インジケータでも追加したら完成だ。
 エンジンルームの銀色の箱は解析済みなので、これで晴れてオートヒータも全機能の確認と修理が出来ますよ。と言える。

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2022年10月12日 (水)

Auto heater refreshment

10121_20221012213901 自分の車も少しずつ整備したい。今日はオートヒーターの温度設定つまみの下に隠れているマイクロスイッチの交換。
 写真は8と9目盛りの部分を受け持つスイッチで、このスイッチが動作すると足下にあるフットウェルブロアと呼ばれるブロアが2速で回る。
 930のオートヒータは継ぎ足し継ぎ足しの設計が繰り返された感じでメチャ複雑で整理されて無い。前記のフットフェルブロアも1速はエンジンルーム内の銀色の箱の中の小さなリレーで駆動されるけど、2速はこのマイクロスイッチで直接駆動される。だから15Aとか20A流せる様なスイッチを使わないと駄目。そして3速はトランク内にある丸いリレーで駆動される。
 ね、訳が解らん構成でしょ(笑)。

10122_20221012213901  メッキに出して居たトルクレンチ用交換ヘッドが上がって来た。塩酸でクロームは溶けるけどニッケルは残って、その上に亜鉛の黄色クロメートをかけてもらった。たしかそんな感じだった筈。
 モンキーヘッドもそのままメッキして貰ったけど、それっぽく全体にメッキが着いたしネジネジの所もスムーズに回る。
 出して居るのは装飾メッキ系では無くて建材とかを多量にメッキする会社。だからモンキーみたいな入り組んだヤツは自分でお湯で洗い直したり、直ぐに油を塗っておいたりした方が良い。
 安いからと言うよりもターゲット層が違うから、細かい所を気にするなら自分で一手間をかける必要が有ったりする。

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2022年10月11日 (火)

A standard task in the fall.

10111_20221011202701 肌寒く成って来るとポルシェ930のヒーターブロアモータ修理が入ってくる(笑)。
 クーラーは大して効かんけど、ヒーターだけはキチンと動く様にしたいという親心か?。確かに930のヒータはガンガン効く。
  ただ、オートヒータシステムはかなり複雑な構成なので、これを全て正常な状態で維持するにはかなりの手間が必要なのも事実。個人的には古いレバー式の方が良いと思う。
10112_20221011202701  軸受に目で見て解るくらいクリアランスがある。ブラシもほぼ限界まで摩耗している。




10113_20221011202701  かなり酷い状態に思えるけど、含油軸受が消失して居ないのでこのモータにしては「軽傷」。だから軸受の交換だけで生き返る。
 皆さん、お願いですから「軽傷」のうちにメンテしましょう。軸受が消失してハウジングが削れてしまうと一気に手間が倍以上かかってしまうから。
10114_20221011202701  軸受とブラシを交換した。






10115_20221011202701  表から見るとこんな感じ。






10116_20221011202701  アーマチュアの状態は悪くなかった。コンミュテータを軽く研磨したら完了。念のためにグローラに載せても異常なし。




10117  本体はメッキが駄目なら塗装の指示だったので塗装にした。これは磁石の固定リベットがアルミ製なのと、奥の含油軸受の取り外しが困難なので基本的にメッキはして居ない。


10118  さて組もうかと思ったらボルトが折れて居た。





10119  3本のうち1本が折れたら、流石の私でも無視は出来ない。仕方無いので植え直した。




101110 固定はナイロンナットだった。探したらナイロンナットが出て来たので装着してできあがり。
 単体とファンを付けた後、何回か試運転をしながら組んでいる。こんな作業の時に高級な電源を壊すことが多い。モータを何回も脱着するから逆起電力のせいだろう。この手の作業には我が家で一番バカっぽい電源を使う様にして居る。

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2022年10月10日 (月)

Filipino style

10101_20221010215201 分解せずに手抜き洗浄しただけで助手席側のドアロックが復活した。一時的かもしれんけど一時的でも復活すればそれで良い。暴走族上がりの関学のオネエチャンに「ミツヤスさんは刹那的快楽主義過ぎます!」と怒られた男だ。後悔はない(笑)。
10102_20221010215201  運転席側の方が固着の具合が酷い感じがする。ロックの具合が悪くなる度にスプレーグリースを吹きかけて居たから、その頻度の違いかもしれない。
 取りあえずこちらも必死で洗い流したら動く様に成ったし、電気でも「カシャ」と一発でロック出来るようになった。
10103_20221010215201  仕上げとして今回は摺動部にオイルを挿すことにした。エンジンオイルでも良いと思ったけど、スプレー缶に長いノズルをセットした方が楽そうに見えたのでソッチでやった。
 有機モリブデンとか書いて有ると何か凄いような気がする。内容は良くわからんし定量的にどの程度の量が入っているかも解らん。まあ人生は気分だ。
10104_20221010215201  今日の昼飯はずいぶん前に息子がお土産に買って来ていた東南アジア的な味ご飯の素。
 ご飯が炊けている間は凄い匂いだったけど、実際にできあがるとそうでも無かった。
 フィリピン人の動画を見ると何でもスプーンとフォークで食べて居る。この手のご飯物もチキンも魚もこのセットで食べてしまう。箸文化程じゃないけどナイフとフォーク文化にも汎用的な応用があるんだと興味深く見ていた。
 良い機会なので嫁さんとフィリピン式で食べて見たけど、ご飯物だから何の問題も無く食べ進める事が出来た。今度は骨付きチキンに挑戦だ。
 ラミカヨ。

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2022年10月 9日 (日)

Stiffened grease

10091_20221009204401 旧車関係の溜まって居る仕事はあるけど、取りあえず耐空検査が終わったので自分の車の不具合にも手が出るように成った。
 まずは実害が出たドアーロックから。意を決して内張を剥がした。時代が時代なのでパッチンとはめ込むのは一部だけで大半はタッピングビスで鉄板に直接止めてある。本当にこれがポルシェの純正仕様なのか今でも疑問だけど。
10092_20221009204401  機構的に変な所は無かったのと、手の感触からまずは洗浄する事にした。本来なら取り出して分解してO/Hすべき所だけど、自分ので面倒だからパーツクリーナと長い柄の刷毛で洗った。


10093_20221009204401  綺麗に成るに連れて動きが良くなり、写真の程度まで洗い終えたら「バシャン!」と一瞬でロックするようになった。
 あとは経年で固まったりしないような高性能のオイルスプレーでも無いかな?とグッデイに行って帰って来たら雨が酷くなって居て作業が出来なくなった。
 ああ、昨日じゃ無くて良かったよ。もし昨日が雨なら今日まで泊まって天気の回復を待つ必要が有った訳で、本当に神様ありがとう。
10094_20221009204401  作業が進まなかったのでオマケの画像でも。これはドアの一番下の部分。37年前の車で普段は雨ざらしにして居る。普通に考えたらサビでグサグサで穴が開いて居てもおかしくない。
 ところが、薄いサビはあっても穴とか皆無。普通にしっかりとした鉄板がそこにはある。
10095_20221009204401  私のは1985年式だけど、たしかこの数年前からボディーの亜鉛メッキがされていたはず。
 こう言うのを見ると亜鉛メッキの効果は凄いなと感心する。一部の塗装がパリパリ剥がれて居るのを見たときにはガッカリするけど。

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2022年10月 8日 (土)

airworthiness inspection

10081_20221008175501 前の晩に某耐空検査員の愚痴を夜遅くまで聞かされて眠たかったけど(笑)、頑張って起きた。
 徳の高い日々を過ごしているので朝から飛べそうな天気。学生さんが機体を組み始めた。

10082_20221008175501  でも生き様が完璧では無かった様で背風が強い。無理して死んだらいかんので、面倒だけどピス交。
 試験飛行は無事に終わった。翼が折れることも無かったし、1発飛んだだけでクラックが再発する事も無かった。よし、これで請求書を郵送できる。
10083_20221008175501  でも割と大きな問題が出た。VHFが送信モードには成るけど無変調。機体側が悪いのか無線機本体が悪いのか解らんので、同一型番の無線機をディスカスから外して交互に接続して見た。そしたらASK21の機体側がおかしいことが判明。PTT系統はOKだけどマイク回りが死んで居る。
 VHFとHFを切り替える為に、計器板の裏でこんなことがしてある。訳の解らん白いブラックボックスも追加してある。こんなの解析して綺麗に修理したりして居たら半日では終わらん。それ以前に私の感性とあまりにも違って居るからやる気が起きん。。。
 早く帰りたかったのでマイク線がショートして居る感じの所を見つけ出し、そこを力業で曲げてクリアランスを取ったら正常に戻ったので逃げるように滑空場を去った。
 まあマジな話、滑空場でチャチャッと完全な形に変更出来る内容じゃ無いと思う。学内に持ち帰ったタイミングで、電気の得意な学生さんにやっておいて欲しい作業だ。
10084_20221008175501  帰り道がまだ明るかったので、腐ったような旧車ばかりやって居る店を覗いてきた。
 作業途中で事務所も開けっぱなし。しばらく待っても誰も帰ってこないのでトイレでオシッコだけして帰った。

10085_20221008175501  嘉麻峠の頂上で裏返しになったクレーン車を見た。新車に見える位綺麗だ。ニュース画像ではアウトリガーが半分くらいしか出て居なかったけど、このサイズで全部出すと全面通行止めになりそう。
 それを嫌ったのか許可が出なかったのか知らんけど、結果的にもっと手間な仕事に成ってしまった訳か。
10086_20221008175501  家に帰ったらちゃしろが車に飛び乗って来たので、近所を30分くらいドライブした。今や帰りを待ちわびてくれるのは犬だけだ。
 テーブルの上を見たら腰を抜かすような物が置いてあった。でも越前会長が送って来た天然物1本の方が匂いが強かった。これは北米産らしいから匂いがそれほどでも無いのかもしれない。
 まあ、質より量だ(笑)。クリミアで核戦争が始まって世界が終わっても、最後の夜に松茸を腹一杯食ったなら諦めが付く。

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2022年10月 7日 (金)

Big chestnuts

10071_20221008173701 裏の栗の木が寿命なのかカミキリ虫なのか、ポツポツと枯れていく。ちゃしろランの中に1本も残らないのは悲しい気がしたので、数年前に苗木を2本植えていた。それが今年実を付けた。


10072_20221008173801  他家受粉じゃないと駄目みたいな記述を読んだので、今の栗と開花の時期が近い品種を選んだ。名前は丹沢だったか?忘れてしまったけど。
 今のが大栗の種類なので大栗を買ってみたら割と大きな栗が収穫できた。一番大きなヤツは55mmくらい有る。
10073_20221008173801  素直な味を確認しようとゆで栗にしてみたけど、なんか今までのヤツよりも味が薄いような気がした。
 まだ最初なので、これから年数が経つと落ち着いて来て味が変わるかも知れない。

10074_20221008173701  明日はASK21の耐空検査の日。天気が悪くてもしかしたら飛べるのは明日1日しか無いかも知れない。
 と言う事で前日に入って書類だけはチェックしておく事にした。写真は翌日の朝だけど、暗いうちに久住宿舎に入って書類の仕事をした。
 明日は飛べますように。

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2022年10月 6日 (木)

I will not proceed with this work.

10061_20221007132301 車種不明のセルモータ。ポルシェ用じゃ無い気がするけど、よく知らない車種かも知れない。
 箱とかシールは新品に見えるけど、塗料の感じや剥がれ方が何となくヤナ感じがする。

10062_20221007132301  ネジ類も新品で綺麗。でもモータに行く銅線の太さがモータのサイズと比較して細い気がする。まあ短距離で放熱が良ければOKか?。



10063_20221007132301  点検依頼なので取りあえず分解して見る。綺麗な色のグリースが塗ってあるけど、最後にチョンと塗った感じ。
 何となく以前にやった「ヤナ感じのするオルタネータ」を思い出す。


10064  ネジを緩めるために塗料を剥がしたら何か変。こりゃどう見ても新品じゃ無いでしょ。
 戦前のセルモータなら解らんでも無いけど、ここまで新しいのに何故こんな変なボルトを使うんだろう?。

10065  カバーを開けたら銅系の粉が溜まって居た。軸受がカサカサなんだけど軸受の銅合金が削れたカスだろうか?。それともブラシとかコンミュテータ?。
 この時点でかなりモチベーションが低下してきた。

10066  ブラシの固定部。じっくり見るとオリジナルはビス止め方式だったのに、切断したか溶けたかでビス止めが出来なくなり、適当に半田付けでブラシが付けてある。
 半田付けが絶対に駄目とは思わない。でもセルをギャンギャン回すとこの部分は高温になる。せめて細い銅線でぐるぐる巻きにした後で、全体を半田で固める位の気遣いが欲しいと思う。
10067  こっち側から見たら1/4もくっついて居ない。1回か2回の負荷運転で溶けて外れてしまいそうな気配。
 ここまで来て手が止まった。この先にどんな罠が待ち構えて居るか解らない。前回のオルタネータの様に何時までも苦労する事に成りそうな気配。
 と言う事で、この作業はここで中止にした。1個1個改善していくやり方も有るかも知れんけど、もし見栄えの為にアーマチュアの外周を旋盤で小さくピカピカに切削されて居たとする。するとトルクが出ないとか嫌らしい問題がじわじわ後で出てくる事に成る。
 君子危うきに近寄らずだ。君子じゃ無いけど。

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2022年10月 5日 (水)

Central Locking Unit

10051_20221005190201 今回の久住も白骨号で往復した。大きなトラブルは無かったけど施錠が出来ない問題が発生した。
 金目の物は何も無いし、あんな車の中を開けて漁るヤツも居ないと思うからナフコとか買い物に行っても何時も開けっぱなし。でも白丹温泉に風呂に行ったときに閉めようとしてロック出来なかった時は少しだけ困った気分に成った。
10052_20221005190201  ロッキングユニット自体の作業は何回かやったし、今は試験機も作ったのでスムーズに作業が進む。でもそれ以前にやる事が沢山ある。
 発電不良で直ぐにレギュレータを外して「修理してください」と送ってくる人が居るけど同じ話で、レギュレータは発電系の一つの構成部品でしかない。今回の例でもロッキングユニットは指令を出すだけの装置。
 いずれもそれっぽい機械だけど、それだけを修理したら全体が治るほど世の中は甘くない。特に古い車の場合は他の部分「も」複数故障して居たり不安定な部分が有るのが普通だから。
 と言う事で、少しだけ落ち着いたのでユニットを車体から外してコネクタを引っ張り出し、アクチュエータにダイレクトに別バッテリから電圧を印加してみたり、コネクタに来ている12Vを使ってアクチュエータを動かして見たり、各リミットスイッチ類の動作を確認したりし始めた。
10053  一つハッキリと解ったのは動作が非常に重い事。モータの動きが悪いと言うよりも、手で動かしても重いので内部の摺動部の状態が悪いんだろう。ドアの内張を剥がすのは嫌だなあ。
 ユニットも中を開けて見たけど面倒臭いのでまだ何もやってない。自分のだから適当にやっつけてしまおう。
10054  最後は洗濯物とちゃしろ。
 嫁さんが洗濯物をたたんでいたら横に来て、たたんだタオルにアゴを載せて寝始めたらしい。
 呼ばれたので私が行ったら何か怒られそうな気配を感じたのか、アゴをスッと下ろして何とも言えない顔をしていた。
 本当に犬は気配を読むなあ、でも今回の私は怒るつもりは無くて写真を撮りたかっただけだけどね。

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2022年10月 4日 (火)

Poor contact

10041_20221005183501 久住に行っている間に入ってきていた作業。ポルシェ356あたりの燃料計。
 満タンにしても2/4くらいまでしか針が振れないらしい。このタイプで「振れない」のはちょっと嫌らしい。何故なら接触不良でセンサの抵抗が大きくなると針が振れる方向のシステムだから。
10042_20221005183501  タンク内センサを確認すると年数なりに痛んで居る。抵抗変化が全く滑らかじゃ無かったのは、抵抗体表面の汚れとアース線の断線。
 その辺りを修正して取りあえずこちら側は終了。でも針の振れ幅が少なくなる方向の作業。
10043_20221005183601  タンク表面に出る部分もかなりサビサビ。平たい端子が溶けてしまったと思ったら、このタイプは電線を直接繋ぐらしい。
 とは言ってもナットの下も錆びだらけなのでできる限り掃除した。そしてこれも針の振れ幅が少なくなる方向の作業。
10044_20221005183501  あとは写真を撮り忘れたけど、表示側にも接触不良が有った。ユニットの固定とアース端子を兼ねたボルトがあるけど、その回りの錆びもかなりのモンだった。ここの清掃は針の振れが大きくなる方向の作業。
 全部をこんな感じでやっていって、6V車なので7V弱を印加して試験したらそれっぽく触れ始めた。やっぱりメータ裏の接触不良が効いた感じ。
 久住から持ち帰った工具類とか、書類の整理とかもやらないと行けなくて、何となく気がついたら1日が終わって居る感じ。そんな感じなのでフィリピン英会話を再開できてない。

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2022年10月 2日 (日)

Glider maintenance, day 2

10021_20221002193701 昨日が早起きだったのでゆっくりしたかったけど、熊崎が5時起床とか言い出して仕方無くそれに付き合って早朝からランウェイへ。




10022_20221002194801  やる事が無いので長椅子に寝ていたら九大の学生もやってきた。
 今日のメインは重心位置の測定。機体を組んで総重量を測定する秤が無いので、昨日測定した単体重量の合算とテールの重量で空虚時の重心位置を算出する。

10023_20221002194801  あとは機体全体の寸法を測定したり、動翼類の移動角度というか移動距離を確認。もしずれて居たらこっちは調整可能。




10024  屋外の基準コンパスローズを誰かが塗装してくれて居たので、今回はコンパスの誤差測定もやった。
 特定の人間が読もうとするとコンパスの誤差が大きくなって変だなあ・・・と思って居たら、彼は胸ポケットにスマホを入れて居た。

10025  気に成る翼上面の修理部。屋外で見るとこんな感じなので言われなければ気がつかんと思う。




10026  帰り道のファームロード?で面白い車に遭遇。セブンが4台連なって走っていた。
 よく言われるようにあれってバイクというかカートというか、まあかなり違う世界の乗り物に思える。

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2022年10月 1日 (土)

Glider maintenance, day 1

10011_20221002193701 早めに始めたい意向だったので朝5時に起きて久住まで行ったけど、すでに学生さん達は準備完了していた。
 最近の学生さんは真面目だ。



10012_20221002193701  塗装したので分解したまま輸送していたダイブブレーキを組立てた。





10013_20221002193701  翼上面の修理部は、まずは1000番と2000番で水研ぎ。





10014  続いてコンパウンドでつや出し。






10015  ポリッシャ職人の誕生である。






10019  ほんのちょっと色合いが暗いけど、目の前に現物が無くて胴体の点検口を見ながら調色した事を思えば上出来と思う。




10016  ガススプリング交換用治具も想定通りの働きをしてくれた。かなりお勧め出来るけど、実際に交換するのは5年とか10年のスパンだから次には忘れて居ると思う。



10017  タイヤ関係も分解して清掃と確認。






10018  教育のためと言うか経験の為にカラーチェックのお勉強。





100110  殆ど飛んでない割にレリーズの回りは汚れて居る。地面に近い開口部だから仕方無い。





100111  150kgfの台秤が2台しか無いので、工夫して単体重量を量って行った。
 ランウェイでは九工大が合宿をして居たので、夕方遅くまえ格納庫を占有する訳には行かず早めに撤収してトレーラに収納して1日目の終わり。

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