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2022年9月28日 (水)

Broken Diode

09281_20220929100101 メグロ屋さんから半導体式に改造したレギュレータが帰って来た。車体側の症状は過充電で、別の半導体式に交換したら治ったらしい。
 ここは何台もダイナモを修理したり、半導体式の改造をやったりした所。だから故障診断も適切だと思う。そうなるとこのレギュレータが壊れている可能性が高い。
 外から端子を当たると確かにおかしな所が有る。でもメインのダイオードもフィールド制御用のFETも生きている。ちょっと変な感じなので充填した樹脂を剥がしながら故障箇所を特定していった。
09282_20220929100101  するとフィールドコイルと並列に入れて居るフライホイールダイオードがショートモードで死んで居る事が解った。
 回路的に考えるとフィールドコイルの両端が短絡されるわけだから磁力はゼロ。そうなると発電するわけが無い。うーん。
 今このダイオードが死んで居るのは事実だけど、車載状態でどうだったか、過充電の時はどうだったか、故障の初期はどうだったか、これだけの情報ではわからない事だらけだ。
 良くわからんけど、取りあえず復旧作業。作業しながら考えて、それでも解らなければ修理したのをもう一度使って貰って様子を見て貰おう。
 別のメグロで有ったのは、走行中に振動で妙な箇所がショートしてしまって居た例が有る。こんな例だと静止状態でいくらテスタを当てても解らない。そして走っていると不定期に死ぬと言う事に成る。
 こう言うトラブルシューティングは難しいね。

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