Circumstances of disconnection
数日前に書いて居た挙動不審のDMEリレーの件、依頼者にOKを貰ったので内部までバラバラにして原因というか状況を確認してみることにした。
丁寧に基板から取り外したけど、最初に疑っていたピンの部分には異常が無かった。
念のためにピンから巻線を外して単体で抵抗値を測定しても変化無し。要はピンの部分には異常が無かったと言う事。
そして巻線の抵抗が下の段に比べたら2倍くらい有る。それでもこのくらいならリレーとして動作はする。
少しずつ解していくと、割と早い段階で黒く焦げた部分が出て来た。そして出て来たと同時に線が切れた。
正確に言うと切れて居たのか、弱くなっていた部分が切れたのか解らん。
ピントが合ってないけど、ギリギリ先端部の状況が解る。
切れて無い部分も被覆が焦げて居るし、銅線の太さも少し変化して一様な断面では無いように見える。
別の層も似たような感じ。こんな感じの層が6本か7本くらい有った。こうなった原因は解らんけど、ここが病巣で有った事は間違い無い。
巻線の過程で変な薬剤が付いてしまったのか、線の段階で何らかのエラーが有ったのか、もしかしてパキスタン辺りで手巻きで作って居る時にクシャミして唾が飛んだのか・・・。
勉強に成った。そして面白い経験が出来た。
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コメント
ボビンに手巻きする時
指に 唾つけて巻いてるんじゃない!笑
パキスタンじゃ無くて バングラデシュくらいよ!!アハハハ
投稿: MASA | 2022年9月 8日 (木) 19時01分
唾でテンション調整しとったんやろうか(笑)。
最後の写真とか一回切れて付き合わせ溶接した感じになって居て不思議な感じ。
投稿: みつやす | 2022年9月 8日 (木) 20時07分