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2022年9月 5日 (月)

I have finally found the culprit!

09051_20220905215101 ずーっと悩み続けてきたポルシェ930のエンジン不調原因を突き止めた。
 これは某ポルシェ屋さんと一緒になってやって居たのだけど、最初は全然解らずに右往左往していた。途中から一個一個原因のゾーンを絞って行こうと話をして、私がテスト機を作ってポルシェ屋さんが試運転を繰り返した。最初はDME本体とか燃料ポンプへの電源供給をモニタする試験機を作った。
 そのおかげでエンジンが停止する時はDMEへ12Vが来ていない事が判明し、次にDMEリレー回りの電源の状態をモニタする機器を作った。するとDMEリレー本体が動作を停止している感じなのが解って来た。
 DMEリレー自体は2回ほど預かって試験して居る。時間もかけて試験したし半田の怪しい所も修正した。でもうちでは見つからずに1時間くらい走行すると症状が出ることが有る・・・と言う状態。
 DMEリレーがおかしいときが有るのは明らかになったので、DMEリレーを再度預かって長時間の試験とか色々していた。でもうちでは症状が出なかった。ところが昨日になって急に症状が出るようになったでは無いか!。

 具体的にはこの写真の上のリレーが動作しなくなる。半田クラックとか接点の不具合では無くて、巻線に電流が流れなく成って接点が離れてしまう。
 面白い事にパーツクリーナで冷却したらコイルは復活して磁化できる。そして接点が動作して電源は供給される。でもしばらくしたらコイルの電流がゼロになる。
 一度出だすとうちでも症状を出すことが出来る様になった。そして1時間も通電せずに10分くらいで症状が出る事も有るように成った。これって不具合の症状が酷くなりつつ有るのか?。
 取りあえず良かった。そしてこれは初めての経験だ。加熱して?磁化できなくなって居る時はコイルの抵抗も無限大となって居る。これだけなら切れたんだと思うけど、毎回復活するのが訳わからん。
 これのリレーを交換して修理するのか、捨ててしまうのか、半導体式にするのか明日にでも相談しないといけない。いずれにしろ巻線をほどいて状態を確認してみたい。
 手当たり次第に闇雲にやって居たら、本当の原因を見つける事が出来なかった。やっぱり大まかなゾーンから徐々に範囲を狭めて行って、正攻法でトラブルシューティングしないと駄目だな。

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コメント

コイルをほどけば分かると思いますが(既に判明してるかも)、興味本位ですが、熱による膨張ではないでしょうか?冷却すると戻る・単体では出にくかった(周囲温度が低い)などによるあくまで推測です。私も今まで経験したことはありません。

投稿: riki | 2022年9月 6日 (火) 07時56分

 まだ判明していないのですが、熱が主因だろうとは思っています。でも基板との半田付け部分で無いことは数回確認して居て、後は基板にささるピン的な電極と巻線の接続部分か、巻線その物の問題か?。
 巻線が細いのでほどいてみても途中でワヤクチャになってしまうかも知れません。

投稿: みつやす | 2022年9月 6日 (火) 10時49分

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