Compression jig for gas springs
ASK21の前席風防を支えているガススプリングを交換する事に成った。物は手に入ったけど作業方法が問題。
スプリングのエンドが機構のエンドになって居れば問題無いけど、ASK21の場合は別にエンドストッパが有ってスプリングは中途半端な所で止まって居る。
要はスプリングのロッドとかロッドエンドのピンには力がかかって要るわけで、この状態で分解したりしたらビヨーンと飛び出して労災が起こるパターン。
先日も同じような話が有って、ASW-19だったかのスプリングのエンドに溝を掘ってくれと長崎の不良地方公務員がガススプリングを持ってきていた事を思い出した。
一番簡単な作業はこれかもしれない。スプリングをプレスで縮めて両端の溝にワイヤーロープか丈夫な針金を回して固定する。
ただこの方法はいかにも応急的・現場的でクールじゃ無いし、まだ「生きている」スプリングを取り外す事は難しい。何故なら外そうとしているスプリングに溝が有るとは限らないし、実機では溝にワイヤーロープを通すのが難しいくらい狭い場合が多いから。
この件は気に成って居たので、良い機会と頭の中に有る案の中で第一番目のヤツを試作してみた。
構造もどうやって作ったかも見ただけで解る。問題は摩擦力が十分なのか、シリンダやロッドに永久的な傷や変形を起さないか、だ。
幸いにも今回はガスが抜けきってしまった廃棄品が有るので、それを使って上記の問題を何回も検証してみた。その結果全く問題無い事が解ったので、実際の交換部品にも適用して圧縮状態で保持できることを確認出来た。
基本機能の確認が出来たので、後はサイズを小さくする必要が有る。この手のガススプリングが付いて居る場所は狭いので、今のままでは廻りに干渉するかもしれない。
ボルトの外側の不要な肉を削る事と、現状はM6のボルトをM5にサイズダウンする事も考えて行きたい。あとはもう一つの案である両端を爪で縮めるヤツも試作してみたい。
| 固定リンク
コメント