It is thinner than before.
先月やったのと同じ形式の古いオルタネータが入って来た。お尻にレギュレータ機構が組み込んで無いヤツで、スリップリング径がデカくて交換部品が無いヤツ。
今回は溝の深さが浅かったので円筒切削したら行けるかも?と期待して居たけど、削って見るとやっぱり銅の部分は失われて既に溝が出来て居た。
半田付けのやり方も前回と違うし、銅板の厚みも前回は1.0mm位だけど今回のは0.5mmくらいしか無い。
いずれも外から見ただけでは分厚い銅の中実品に見えるのが罪が深い。
ここも違う。前回はこの面が次の部品の当たり面に成るので、この面の半田付けは削って平らにしてあった。
今回の方が時代が新しいのか、社外品の補修部品なのか?。いずれにしても今回のヤツの方が銅の量が少なくて、ブラシが無くなったタイミングでスリップリングも無くなる感じ。
要領は解ったので前回と同様に組み直して行く。今回は中実の丸棒からの削り出した。ポルシェに載せるんだから、このくらいのグレードで仕上げるべきだろうと思う。
組み替えた完成品と外した摩耗部品。ブラシも減っていたので交換し、ダイオードユニットのチェックを終え、最後にメカ的なO/H作業を簡単にやったらお終い。
だいぶ慣れたけど面倒臭い事に代わりは無い。特に銅の旋盤加工が何となくヤナ感じ。
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コメント
こんな手間を掛けて作業してくれるトコはなかなか無いですよ。素晴らしいです。
投稿: シンシア | 2022年8月19日 (金) 09時59分
私も交換部品が入手出来ればこんなに面倒な事はしたくないですね。
でも今回の分は摺動部の初期厚みが0.5mmくらいしか無い製品なので、こんな交換部品を使って修理すると後でクレームが来そうで怖いです。
投稿: みつやす | 2022年8月19日 (金) 11時55分