It's going well.
Q大の機体も最終局面を迎えた。FAAの作業要領には「---until you have the required number of layers plus an extra ply to restore original strength to the repaired area.」との文章が有る。シュライハーのリペアマニュアルには無いけど、こう言う部分はアメリカ人の合理性の方が適切な気がしたのと、オリジナルにヒビが入ったのに同じ構造で修理するの?と言う疑問が有った事から、昨日の積層作業時に1枚積層を増やした。
これが功を奏したのか仕上がり高さがオリジナルよりも少しだけ高くなり、1mmを超えるようなゲルコート層が無くなった。1mmを超えるならエポキシ系パテで埋めた後でポリパテを使う積もりだったけどその必要がなくなり、一気にポリパテを塗ることが出来た。
ちなみにシュライハーのリペアマニュアルにはポリエステル系のゲルコートを使えと書いて有るだけなので、厳密にはポリパテは駄目かも知れない。でも今まで他機の修理でポリパテ+塗装が行われており、それで耐空検査も通って居るしそれが原因となった事故報告書も無い。ゲルコートで色合わせとか無理に近いけど日本人は気にしそう。そして大まかな分類で行けばポリエステル系のゲルコートはポリパテと変わらん(笑)。そんな理由でポリパテ+塗装の方法が人気なのかも?。
作業が予定以上に進んだので、軽く養生してサフェーサを吹いてみた。もっと白いヤツなら上塗りが楽なのに。。。
小さいガンを使ってみたら本当に塗装範囲が小さい。小さなクラックには良いけど、このくらいの範囲になったらメチャ面倒だ。周囲に殆ど飛び散らないのは素晴らしいけど、上塗りはきちんとマスキングする必要が有るだろうなあ。
オマケで修理している翼端の欠け。色合いは解らんけど形状的には綺麗に成りそう。
でもほんの少しなので、ここは筆でタッチアップした方が良かったかもしれない。
エアブレーキの裏面にも塗ってみた。ここは学生さんにやらせてみた。上手いもんだ。
面倒だからこっちは上塗りも全部やってもらおう。
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