Dwell Time Control
割と簡単に済むだろうとか書いてしまったオースチンセブンのタコメータ。正確には他社の電気式に入れ替えて有るタコメータ。
調子が悪いし基板のコンデンサも削って?有ったりして気持ち悪いので新たに回路を作ったりして苦労して居た。でも低速と中速で振れ方のゲインが凄く変わってしまう。
色々悩んでようやく気がついたのは針の重量バランスだった。1枚目と2枚目の写真を見比べると針のバランスウエイトが追加されて居る事が解ると思う。
スミスの機械式ならどうでも良かったのかも知れないけど、電気式だと微小な電流計なので針の重さは凄く効いてしまう。
そしてバランスウエイトを追加したら嘘のようにゲインの急な変化がなくなって、まあこの時代のメータならOKでしょ。と言えるくらいの精度に収まった。
だいたい出来たので長時間の試験をして居たら、途中でタコメータが止まっていた。アリャーと思ってよく見ると点火コイルが爆発していた。
そうか、これはトヨタのカローラかなんかの何の変哲も無い純正コイル。でもかなり激しいヤツでキチンとドエルタイムをコントロールしないと過電流が流れる。旧車用のスポーツコイルどころじゃ無い程度の強烈なヤツ。
そんなコイルを汎用の試験機でドエル「角度」固定で連続運転してしまった訳、しかも低速で。
ドエル角度固定で低速だと、ドエルタイムはものすごく長くなる。正規だと電流の立ち上がり途中の10A辺りで制御して貰って居るコイルが、今回は延々と通電されて20Aとか30Aとか流れてしまった。
そりゃ燃えるわ。。。点火の神様ごめんなさい。
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