Misfortunes never come alone.
久住に行ったとき、なんかガソリン臭かった。筋湯まで助手席に乗っていた「2割の力で生きる男」に聞いてもそう言う。と言う事はどこかが漏れて居るんだろう。
この車を買ったときからタイヤハウス内のガソリン蒸気配管が破れていて、適当にホームセンターの塩ビホースで修理していた。そして最近はボンネットを開けた時にガソリン臭さを感じる事が有った。
たぶんそれが悪化したんだろうと思い、外して見ると一番タンク寄りの配管に微小なクラックが入って居て外の布がハッキリ臭かった。
同じ物は持ってないし直ぐには来ないので、今回もその辺に転がって居た廃材の塩ビホースで補修しておくことにした。
こんな場所に塩ビホースは最適な材質じゃ無いけど、ひび割れた「過去には最適だった材質」より安全側である事は明らか。そして今までの経験からも数年のレベルなら塩ビホースでも行ける。耐熱性が低いのでエンジンルームは駄目だけど。
適当に修理してその辺を試乗してきた。試乗で空気が動いたのか匂いはきれいに無くなった。素晴らしい。
でも、車の後ろの方に行ったら新しいガソリン臭を感じた。インジェクションでこんなに臭いのはおかしいと思う。そこでじっくり見ていったら燃圧レギュレータの辺りが湿っているのを発見。
うちで作って居るDMEリレーだとキーオン後にしばらくは燃料ポンプが回るので、エンジンを始動しなくても燃圧を上げた試験が安全に行える。。。と少し宣伝(笑)。
ライトと鏡を持ってきてじっくり見ていくと、レギュレータの下の方。たしか余剰のガソリンが出て行くポートの下辺りに亀裂を発見した。
ここはスペースが厳しかったみたいで、ひらがなの「し」と言うよりもカタカナの「レ」に近い形状のホースが使われて居る。亀裂はそのホース。
この辺りのパーツの値段を見て行くと、このホースが2万くらい。レギュレータとダンパを繋ぐ長いホースも2万以上。レギュレータに至っては7万以上する。
37年前の車の部品が出るのは有り難いけど、私に取ってすこし高すぎる。まあこれはポルシェが悪いんじゃ無くて円安の影響が大きい。
安倍さんの時代から与党と取巻きの有識者と支持者は円安が正しいと言ってきたけど、輸出産業に限っても原材料やエネルギの大半を輸入するしか無い日本に取って、そんなに手放しで喜ぶべき事なのか凄く疑問だった。
国内でゼロから生産した生糸とか絹を輸出していた時代とは違う。自国の通貨が弱くなる事を喜ぶって、なんか感覚的に変な感じが付きまとっている。
まあ、そんな事言っても仕方無いから(笑)、高いホースを買うしか無いんだろう。
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