Austin vs. Porsche
オースチンセブンの発電機、原因が解れば作業は速い。巻線の被覆をワニスで修理して、放熱の為に穴を空け、接着してある様だけど念のために絶縁体で昨日切り取った円筒形部品の代用品を作って装着。
あとはダイオードとか細かい所の作業を黙々とやったらお終い。
専用の試験器とか無いので旋盤にくくりつけて実負荷試験。
実際は走行風が当たるので、今回追加した穴が効果を発揮して長持ちして欲しいと祈る。 最初は12.6V位だったバッテリ電圧が、15分くらいで14V強まで充電出来た。
レギュレート電圧は検出部で14.5Vだけど、鰐口の細い線で繋いでいるからこの辺りがサチレート電圧かもしれん。 バッテリは実験に使って居る20Ahのヤツなので、メチャ小さいわけじゃ無い。
時々書いているけど「強い発電機+弱いバッテリ」だと直ぐに電圧が上昇し、「弱い発電機+強いバッテリ」だとなかなか電圧が上昇しない。
発電系のごく初期の見極め時、電流計が無くても電圧計だけをバッテリ端子に繋いでじーっと眺めて居るだけでも何となくの感触は掴める。
まあ掴むためにはそれまでの経験として、電源装置と各種のバッテリを組み合わせた「いたずら」を経験しておく必要が有る。
6月20日からドローンの規制が始まるけど、こういう規制は前記の「いたずら」を禁止する様なモンで私は反対だ。こういうのを規制した環境で育った大人達に対して、「戦略的無人機なんちゃら」とか閣議決定して予算を付けてみても、MRJの二の舞に成るだけと思う。 ポルシェ屋さんがこんな物を持ってきた。いつものシフトリンケージでここまで行くとギヤが入らない。
当然の様に動かせないから急いでくれと。 何時もなら握りこぶしくらいの自在継手部分だけなのに、この車は長いリンケージまで一体になっている。
急ぎだし、作業性も悪いので工賃は百万円だ(笑)。 作り置きが無かったので、POMの素材から削り出してブシュを作って修理した。
ウレタン系?と思われるいずれ崩壊するブシュ。国産車にも窓枠のローラとか色々な所に使われて居るけど、時間がたつとこんな感じでボロボロに成ってしまう。
成型性が良いとか適度な弾力性があったりして設計的に採用したくなるんだと思う。私も硬いと感触が悪いと言われ、想定寿命は10年くらいでOKと言われたらこれを採用すると思う。
そして自分の車のブシュが崩壊した暁には、クソッタレと悪態をつきながらPOMかMCナイロンで削り出して代用品を作る訳だ。
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