What is the true O/H?
軽負荷走行中にギクシャクと言うかハンチング的な挙動が出るエアフローセンサ。シールを見ると海外の会社でO/Hしてある。
最初に入って来た時に回転トルクと電気的な部分をチェックして微妙な調整をして出した。でも全然治って無かったので再修理で入って来たヤツ。こういうのは恥ずかしい。
これは一度蓋を開けてある。ベーンの内部までO/Hするとは凄い会社だ・・・と思って居たけど、症状から想像するにどう考えてもダンパ室が効いてない感じがしてきた。
そこで分解して中を見ようとしたけど接着剤とネジが併用して再固定してあって、相当苦労してやっと壊さずに開封出来た。 開封前からうちに2個ある予備と比べて見たけど、どうもベーンの端部と底板のクリアランスがおかしい。その原因解明が今回の分解の目的。
ネジ穴のバリが盛り上がって居て、その周囲に接着剤が厚みを持って溜まって居る。ここは前記のベーンと底板のクリアランスにダイレクトに影響する場所なので、こんな状態で良いわけが無い。
こちらもかなりの厚みで接着剤が分厚く残って居る。シール材的なヤツが厚みゼロで存在するべき部分のはず。
相手側の底板。変形している感じがしたのでヤスリで軽く当たってみるとこんな感じで酷い変形具合。
直定規を当てると信じられない位の変形が確認された。
うーん、NCが有るからアルミの厚板から削り出す事は出来るけど、金額的な事も有るから難しい判断。
あと、各部の寸法を測ってみると、3枚目と4枚目の画像の部分は接着剤を削り取っても他の2台よりも0.3mmくらい高い事が解って来た。
なんか訳が解らなく成ってきた。完璧に治すにはどうやって修理するべきか、コストとの兼ね合いでベストのバランスは何処にあるのか、ちょっと悩ましい。
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