Austin 7
先日入って来た珍しい発電機がこれ。オースチンセブンらしい。知らなかったので検索してみると戦前の車でびっくり。
これはオリジナルのDCダイナモを模したオルタネータらしいけど、見た目や取付なんかは一緒。
クランク軸かカム軸か知らんけど、ギヤで駆動される。そして反対側にはデスビが付く。バックラッシュで点火時期に揺らぎが出るんじゃ無かろうかと勝手に心配。
発電しないらしいので分解して見ると面白い構造。全体の1/3くらいの体積にオートバイ用?みたいなオルタネータが入って居て、残りの2/3はスリップリングとかレギュレータが入って居る無駄な空間。
この直径に納めるように苦労したんだと思うけど、寸法的に100Wくらいのサイズだと思うし、全密閉で冷却が悪そうだから連続定格はもっと低いかも知れない。
スリップリングはほとんど減って無いのでごく初期に故障した感じ。そして依頼者に話を聞くと評判の悪い発電機で販売を止めたショップが多いとか。
これも測定して見ると界磁巻線が断線していた。見た目的にも焦げ茶色に成っていかにも焼けた感じなので熱的に死んでしまったんだろう。
さて、どうやるのが良いのか?。片側からVベルト駆動とかなら適当なバイクの発電機をぶち込むやり方でも行けそうだけど、これはお尻にデスビが付く。
色々考えるとこの構造を生かして修理するしか無いのか?。もしそうなら発電容量は今と一緒で、耐熱性だけ何とか改善して修理する感じか?。
面白そうな話だけど、これは結構面倒くさい話だ。もう少しじっくり悩む必要が有る。
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