Milling air flow sensor
先日から書いているポルシェ930系のエアフローセンサ。どう考えても、どう測定してもダンパ室のベーンと筐体の隙間がおかしい。これで治るかどうかは知らんけど、ここが関連しそうな場所で唯一見つけた変な場所。
じゃあ修正すれば良いじゃない?と成るけど、複雑な形状の接触面をどうやってへこますのか?、それともベーンを延長するのか?、色々考えて頭が爆発しそうだったので一番原始的な方法を選択した。
フライスにセットして小さめのエンドミルで面をさらうと言う方向。しかも削りたい量が場所によって違うのでセットに偉い時間が掛かった。
こりゃあ仕事としてはやっとれんなあ。NCでパスを作って削るにしても、本体のセットを何とかしない限りとんでもない作業である事に変わりない。
だいたい他のエアフロはこの寸法が0.25mmから0.30mmくらいだった。BOSCHのリペアマニュアルとか持たないので、正規寸法は知らんけど多数決で決めた(笑)。
それに対してこのエアフロだけは0.65mmから0.70mmも有ったから明らかに異常。これで問題となった症状が治るかどうかは知らんけど。
しかもこの上に付く蓋も大きく変形していた訳で、やっぱり初期のダンピング力は出て居なかったと思われる。これで治ったら良いけどなあ・・・。もし治ったとしても、今のままの作業時間では次に依頼が来たときにとんでもない請求時間になってしまう。
うーん、なんか良い方法を考えてみよう。
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