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2022年2月23日 (水)

C-type Variable Resister

02231_20220224133901 少し前に書いたポルシェターボのコントローラを試験する機械。クランク信号はSSGからの信号で代用していたけど使い勝手が悪いので内部に発信器を組み込んだ。
 車関係でこの手の機器を作ると困るのが全ての基準が速度とか回転数になって居る事。でも簡単な電子回路で組もうとするとマルチバイブレータ系を使ってもマイコンのタイマを使っても周期が基準に成る所。
 両者の関係は単純な割り算なので、少しだけ回路かプログラムが複雑に成る事を許容すれば解決する。でも依頼の度に簡単な構造でチャチャッと済ませたい訳だからそれは面倒。
 今のところマイコンの内部にテーブルを持たせて、入力をAD変換したデータでそれを読んでいくのが簡単だと思っていた。でもふと思いついてA型のボリュームを使えば1/xの計算が無条件で出来るんじゃないか?と成った訳。
 で、手元にあるA型のボリュームを弄ってみて気がついたのだけど、私が求めていた特性は「C」型だと言うことが解った。特性に関しては把握していたのだけど、A型の残りの端子から出せばC型に成ると思って居た。でも成る訳無い、やってみて初めて理解した。やっぱりバカだ(笑)。
02232_20220224133901  そこでC型のボリュームを探して見ると、マルツに98円くらいで売っていたので早速購入してシンプルなプログラムを作って見たと言う訳。
 基本的な考え方は悪くなかったでもちょっとだけ問題が有ってリニアリティと言うのか、正しく1/xのカーブになって無い。
 まあ正しいC型のカーブが1/xなのか指数関数なのか他の何かなのかすら知らないから文句は言えんけど、98円のヤツは測定して見ると2本の直線を円弧で繋いだような特性になっている。よく見る基本的な数式では表すのが難しい感じのグラフ。でも作るのは簡単そう。
 文字の「く」の字というか、微分値が2個だけ有って滑らかに繋がって居る様な曲線。その結果として文字の間隔が妙な感じになってしまった。
 まあB型を使って簡易プログラムで作ったよりは何倍もマシなので、今後はこれで行こうと思う。「こんな適当な機器で試験して居るのか?」と言われそうだけど、数値を検証したい時はSSGとかオシロで測定するからご安心を。
 この手の機器はサッと繋いでサッと検証できる所に意味がある。そしてその過程で「何かおかしい」部分が見つかる。精度の良いSSGとかを眺めて居ると、「何かおかしい」を見逃す事が多い。
 と、何時もの言い訳(笑)。

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