Parallel World
せっかく無線の温度計を設置したのに今日は朝から1日中冷たい雨が降り続いている。当然のように辺りは暗い。
太陽熱温水器も全く昇温せずに朝からずーっと同じ温度を示していた。でもよく考えれば保温は完璧じゃ無いので、放熱分と同等は吸熱しているという事か。まあ微々たるもんだけど。
当然の事ながらこの辺りの感覚は太陽光発電とそっくり。快晴時と曇りとか雨の日を比べると何十分の一の世界。そういう意味でも電気温水器に直結にして置いて良かった。 今日は気になった事があったので雨の中外に出て太陽熱温水器の上に付いて居る安全弁のメネジを測定して見た。
気に成ったのは漏れている原因は「平行ネジじゃ無いか?」と言う事。今までに安物のエア機器とか水道用品とか買ったけど、その一部にどう見ても平行メネジがあったから。そしてその時の感触が今回感じた「中国のテーパーメネジは緩いなあ」と同じ感触だった事を思い出したから。
そこで安全弁の吐出口を測定して見た、今の規格ならRc3/4かな?。ノギスを当ててみるけどテーパ感が感じられない。ピッタリと平行の感じがする。あとで写真を見たけど綺麗に平行。そして山の頂上が尖った丸では無くて台形に削り取られている。これは大きめの下穴径が原因じゃ無かろうか?。 比較のために廃材からテーパメネジのアダプタを拾ってきた。ノギスを当てるとはっきりと「テーパ感」を感じる事が出来る。
写真では解りにくいけど、入り口に行くにつれて内径が拡大しているように見える。そして山の頂上が綺麗な小さなRで尖っている。
今回測定したのは安全弁のポートだから、今漏れている温水ポートが同じとは限らない。でも過去の経験と照らし合わせて考えると、今回の太陽熱温水器にも平行メネジが存在していると思われる。そしてネジ山の頂上が規格以上に台形に削られて居る。
平行メネジにテーパオネジを組み合わせる事はあるけど、ネジ山の頂上の形が気に入らない。うーーん、この部分を埋めるようにシール材を塗って、その上からシールテープで普通のシールを行うのが良いのかも知れない。
併用はメーカでは推奨して居ないけど、百戦錬磨の水道屋のオッチャンみたいな人はやったりする。わざわざ面倒な事をやるという事は、「綺麗な」試験材で試験するメーカとは違う失敗を経験しているからじゃ無かろうか?。
取りあえず大きな漏れじゃ無いので、このまま案を考えながらしばらくは放置で行こう。再利用できないコネクタも結構高いし。
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コメント
FURUNOのGPSの事を書いてあった時から楽しく読ませていただいています。
太陽光関係はやっていませんが退職後の趣味で家のリフォームをやりました、水道工事もです。その時に参考にした資料からメスの平行にはゴムパッキンが必要な様です。
関係資料のURLを書いたらはじかれたので下記項目で探してください。
オンダ製作所
製品案内
CAPORI® 設計・施工マニュアル
8.特記事項
8-3 ねじ(P111)
投稿: DIY好きな一人 | 2021年12月22日 (水) 10時31分
もしかしてFGPSとかFDEVICEとかの時代の方でしょうか?。
このマニュアル素晴らしいですね。早速ダウンロードしました。
読んでいくと中国製とか製作誤差とか以外に、何とも微妙な平行メネジが複数有る事に驚かされます。規格がなんなのか解らない平行メネジが出てくると厄介ですね。
投稿: みつやす | 2021年12月22日 (水) 13時43分
ライトスタッフさんのHPにたどり着いたのは15年以上前だと思います。
ポケットベル基地局の解体で出た部品としてもらったGPSがGTー74でした。
このGPSに規格を調べてこのHPにたどりつきました。
複数もらい一つは10MHzの周波数校正用
もう一つはイギリスで旅行のために利用するレンタカーのナビ代わりに緯度、経度、進行方向だけを液晶に表示する物をPICで作りました。
当時日本ではレンタカーにナビは標準ですがマニュアル車主流のイギリスでは高級車しか付いていません。
その時の笑い話。
緯度経度の数字では目的地のはずがどうも違う場所です、よくよく見ると経度の表示がEとWが違っていました、ロンドンから南へ下がる時東経、西経を見ず数字だけを見たため反対方向に進んでいました、日本ではありえない話ですが。
これからも楽しく読ませていただきます。
投稿: DIY好きな一人 | 2021年12月22日 (水) 23時02分
GT-74ですか、懐かしいです。思い切って処分した積もりですがもしかしたら残っているかも知れません。
今はGPSが普通に成って意識する事すら有りませんが、なんでも黎明期に遊ぶのがわくわく感が有って楽しいと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。
投稿: みつやす | 2021年12月23日 (木) 07時48分