PORSCHE 964 spoiler control unit
ポルシェ964の可動式リヤスポイラーのコントロールユニットが3台。いずれも動作不良なので修理しないといけない。
このユニットは全てディスクリートというか、汎用的な部品で構成されているから楽。最悪の場合は基板から全部を新作する事も出来る。
一番の問題は電解コンデンサの液漏れ。ほぼ全てのコンデンサから液漏れしていて、程度の差はあるけどパターンを痛めている。
まずは腐ったコンデンサを取り外し、簡易的に腐食部を清掃した後で水系と溶剤系で洗浄。その後でパターンを再生して行く事に成る。
この写真のヤツは痛みが少なかったので、元のパターンを生かしながら銅線とか使いながら再生できた。酷いのはジャンパを飛ばすしか無い。面倒なのはスルーホールの大半が死んで居る事で、半田付けの際に基板の部品面と半田面の両方から半田付けする事に成る。
これで修理完了なら楽だけど(笑)、普通はこれ以外の所も壊れて居る。多分コンデンサの液漏れがきっかけになって負荷がかかる所から死んでいくのだと思う。
今回はコンデンサとパターン以外に、リレー駆動トランジスタの半死に、リレーの不良、接続ピン半田付け部の折損、等があった。
でも洗浄とパターン修理に比べたら楽なモン。台数が増えてきたらいっそのこと基板を作ってしまおうか・・・とすら考えて居る。
トラブルシューティングには先日作ったエミュレータというか試験機が大活躍する。
毎回ピンに鰐口を繋いで行くのは面倒だし、I/F回路を準備して速度パルスを入力するのもやっとれん。素晴らしいのを作ったもんだ、自画自賛(笑)。
速度設定のつまみと目盛りをまだ付けて無かった。
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