Unstable power supply
昨日中学入試の問題と一緒に来た993用?のオルタネータ。充電不良の兆候があったのでテストらしい。
B+端子が緩んでいたらしいので、そこが原因の可能性が大。でもせっかく外したので念のために試験。
特に大きな問題は無かったけど初めて触る型式だった。気になるのはフィールドコイルへの給電が単純な接触に依っている事。
この方式は比較的新しい他のオルタネータでも見られるけど、ここの接触不良がいくつか有った。
ブラシとレギュレータユニット側の接触点は1枚目写真の赤丸の部分。 そして本体側の接触点が2枚目写真の赤丸部分。これらが2枚目写真のベローンと伸びた板バネ状部品の圧力だけで接触している。
安定した環境では行けるのかも知れないけど、汚れとか水分とか多々の複合的でタフな環境下では色々有ったりする。
この方式では無いけど平形端子接続だった私の車のオルタネータも、数回の接触不良の後で全てを自作で作り直し、接続は丸形端子をネジ止めにしたらピタッと電圧が安定した。生産性とか整備性は良くなったと思うけど、タフな環境下での信頼性はあまり良い印象は無い。 これはコンデンサ。SCの初期のヤツに付いて居たのを見た事があるけど、993の新しいヤツにも付いて居た。
付いて居るのはメインの出力端子では無くて小ダイオード経由で出てくるフィールドコイルとチャージランプ用の弱いD+出力端子。
ここにはバッテリによる平滑作用が期待できないので、こんな感じでコンデンサを外付けしているのかも知れない。でもその理由なら他の同型式も必要になりそうなもんだけど、その辺りは設計者の考え方の違いかな?。
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