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2021年11月30日 (火)

How is the current detected?

11301_20211201182601 故障した田淵のパワコン、連絡が無いので販売店に「どうなっとるんだ?」的なメールを出したら次の日に予定を確認する電話が来た。でもそれからまた全然連絡が無い。同じような話を別の所からも聞いてしまったので、もう私の中では田淵電機は無いのと同じ会社。本当に日本が劣化して無いか?、悲しいねえ。
11302_20211201182601  悲しんでいても電気は点かないので、古いIDECのパワコンを引っ張り出して来た。これは・・・と言うか日本の法律か自主規制の為に自立時は1.5kW制限が有る。それを適当に改造してしまおうという話。
 買電時は4.0kWまで行けるのだからパワー回路的には余裕があるはず、でも難しい事は解らない。そこで電流検出部をだまして感度を半分にしてしまい、結果的に自立時に1.5kWと思って居るけど実際には3.0kW出ている様にしてしまおうという訳。
11303  メチャシンプルな基板。電流検出的な部分を探して見ると左上と右下にそれっぽい部分が有る。セメント抵抗とフォトカプラ的な組合わせ。
 左上のフォトカプラ1個の方は回路ブロック的に直流入力部の電流検出と思われる。
 右下の抵抗が5個でフォトカプラ2個の方は交流の最後の方なのでここが出力電流の検出部で間違い無いだろう。その横に並んでいる抵抗は電圧検出だと思う。私も自分で考えた回路では同じ事をしたから。
 400V近い電圧を数Vまで分圧するには、同じ抵抗をずらーっ並べるのがプリミティブで解りやすい。しかも同じ抵抗なら温度変化に対しても同じ変化しかしないし、発熱の具合も同じ。バカっぽく見えるけど悪くないと思う。
11304  で、回路をスケッチしながら抵抗を外してみた。0.01Ωが5個使って有る。多分4個が電流検出用のシャント抵抗で、残りの1個がコンデンサと組み合わせて有るからフィルタ的な何か難しい事(笑)をしていると思う。
 考え方が正しければ、仲間はずれの1個は0.01Ωのままで残した方がよさそう。そして残りの4個の0.01Ωは半分の0.005Ωに交換。
 果たしてそんな抵抗が有るのか、有ったとしてもその辺のステンレス線でもU字に曲げて半田付けした方が良くないか?、とか色々考え中。

2021年12月02日 追記
 以前に1.5kW制限を考察したときに書いていたのに忘れて居ました。本機の4.0kWは200V出力時なので、パワー素子からの制限は100Vなら2.0kWになるはず。と言う事で電流検出抵抗を減らすとしても、半分の0.01Ωを0.005Ωにして、2.25kW狙いがカンジニアリングとしても正しい考え方と思います。
 こんな荒っぽい事をやるなら、安全率食い潰して3.0kWでも良いやと思うのも自由ですが、理屈の部分とやるかやらないかの部分は分けて考えないとダメですね。

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コメント

0.01Ωの抵抗を パラで繋ぐと言うのは 荒っぽい??

投稿: MASA | 2021年12月 2日 (木) 01時11分

 それもアリと思うけど、場所の問題があるし使えそうなサイズの0.01Ωを持って無かったから結局は0.005Ωを注文した。

投稿: みつやす | 2021年12月 2日 (木) 07時43分

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