Refresh the DME
昨日のDMEリレーとセットのDME本体。こちらも点検とリフレッシュ。
1-2回開けた跡のあるケースだったけど、ROMが純正じゃ無いヤツに交換してある。内部を見てみると少しだけ弄ってある。機械側も何か手が入っているかもしれない。
「○○年のEU仕様で」とか要望があればその内容のROMにするけど、特に要望が無ければ付いて来たROMをそのままでお返ししている。
ちょっとどうかな?と思うデータが入って居ても、「おかしくなった!」とか言われるのが怖いから。
半田面は10カ所くらい再半田の跡が有る。でも部品は何も交換して無い。このDMEに関しては全てを把握したので言えるけど、意味の無い当てずっぽうの再半田作業だと思う。
作業前と作業後にはDMEテスタというかエンジンエミュレータで確認する。
おかしな箇所があれば修理するけど、特に無ければ、危ない箇所の再半田、電解コンデンサ、タンタルコンデンサの交換、アナログ入力フィルタで急がないヤツのフィルタ常数の変換辺りをやって居る。
あとは点火と噴射の具合をチェックする。944を911に改造したりしたときには、0度がずらーっと並んだROM等を入れて基準データを出しているかのチェックもする。でもリフレッシュだけでこんな感じで問題が無ければそれはやらない。
点火コイルの電圧波形と電流波形を実負荷をかけて点検。ピーク電流はずれて居る事が多いのと、これが少ないと高回転域でドエルタイムが短くなった時の「充電」が不足気味になるので調整する。
こちらはインジェクタの駆動電圧を駆動電流。こちらも実負荷をかけて試験する。実負荷をかけないとこんな感じの波形にはならない。
こちらも抵抗を付け替えてピーク電流と保持電流を調整する。
今日はこんな感じで作業してますという、紹介的なブログ記事にしてみた。
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