Test pieces
Q大のグライダー修理に使うエポキシ樹脂のテストをした。当初はテストする量が足りないので久住に保管してある余りの樹脂を取りに行こうと思っていたけど、真面目に計算したら足りそうなので久住行きは止めてテスト。
現物に近づけるため、50x40のクロスと40x40のクロスを用意して10mmだけずらして積層。さらにそれを4セット用意してカバーするシートの種類による違いも検証する。
0.01g分解能のはかりを使って真面目に計量・混合する。最近多用するアクリル系はいい加減で行けるけど、エポキシ系は理論上真面目に計量しないとダメ。
本番を想定して垂直面に積層する。ちなみに下の板は大昔に自作したソーラーボート用の軽量ソーラーパネル。広島のマンションの部屋の中でこのパネルを作った。今にして思えば目茶苦茶だ。
素材が汎用のポリエステル樹脂だけどまあ良かろう。
カバー材は左から「無し」「ビニール袋」「キッチンペーパー」「ピールプライ専用のナイロン?布」の順でカバーしていく。
余った材料を計量し、増粘用の粉を2種類追加して溝埋めの接着剤を作る。この手の作業は屋内でやりたく無いけど、エアロジルは少しでも風があると飛んでしまうから屋内でやるのが正解。
丁度良い割れ目の有る薪を探してきて、それをテストピースにした。
快晴なので直射日光下に置けば50度から58度くらいの範囲に加熱された。ピッタリの温度だ。エポキシの神様ありがとう。
ちなみにこの樹脂は80度まで焼けば80度近くまで耐熱性が向上するらしい。と言う事は保温時に高い方はあまり気にしなくても良いと言う事だ。
他のエポキシ樹脂でも同じような話が書いてあるけど、これってどういう理屈なんだろう?。次回の作業時にQ大の化学のヤツが居たら教えて貰おう。
4時間くらいで実用強度?まで行った感じがしたので、カバー材というかピールプライを剥いでみた。
それぞれに表面に違いがあって面白い、作業の雰囲気もつかめた。今回の実験をしてみて良かった。多分大失敗は無いと思う。後はどれだけスムーズに作業を進められるかだ。
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