Changing the threshold
ずいぶん前に作業したSCか何かのタコメータ。動きが悪い、反応が悪い、指示が低い、みたいな症状らしい。最初からそうだったらしいけど、それなら直ぐに言ってほしいモンだ。
とか思いながらテストしたけど問題は無く、仕方無いから分解したけど問題は無い。
時代によって色々違ってくるけど、このタコメータはトランジスタ3石式の完璧なアナログ回路。そして相手は3ピンのCDIで標準的にポイントの上流側から信号を取って居ると。
3ピンのCDIにはポイント電流を規制する抵抗が2種類存在する。初期は120オームで後期は33オーム。これから想像するに120オームの電流では何か不具合が起こったのだろう。
そこで負荷を120オームにしてポイントの状態をメチャ悪いイメージの信号にしたら少し針の動きが変に成った。エンジンルームからの配線もあるし途中のノイズもある。メータ部への電源供給の不安定もあるかも知れない。
と言う事で、少しだけ入力信号に対する閾値を下げてみた。デジタルで幅広い範囲に対応できる訳じゃ無いので、あまりやり過ぎると環境が変わったときに過敏に成りすぎる可能性が有る。最悪は壊れるかもしれない。だからあまりやりたく無いけど、取りあえず変更して納品してみた。
さて、結果が来るのは何ヶ月先かな(笑)。
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