Honda N360 Dynamo
ちょっと前に作業したと書いていたホンダN360のセルダイナモ。上手くいかずに帰って来た。。。
最初は動いたけど直ぐに動かなく成ったらしい。フィールドコイルの鉄心に接触痕があったり、数点の不具合点は確認出来たけど断定出来る様な原因は解らず。
こちらはアーマチュア側。グローラで調べて見たら短絡モードで故障していることが解った。
実はこれは入って来た時に試験していて、そのときはOKだったヤツ。その後にひび割れたワニスを除去したりしたけど、よく考えたら出荷前には試験して居なかった。
実際には最初は動いた事から考えると、納品直後は生きていたけど、不安定というかギリギリの状態だったから直ぐに短絡してしまった事が考えられる。
でも実際は良くわからない。そして今回の件で一番良くないのは出荷前に総合試験をしていないこと。していないというか今の設備では試験が出来ない。
試験をするにはクランクケースとクランク軸端を模した試験装置が必要で、流石に大変だから単体の電気的な試験のみで納めて居た。でも今回のような問題が起こった訳だから、これは試験装置を作るしか無いなと考え中。
ちょっと面倒な作業になるけど、もし次があった時に今回と同様に無試験で出すのは進歩が無い。意地でも?試験装置を作って実際に亜回してから出荷しよう。
それでもトラブルはゼロには成らないけど、「うちの試験では実際に発電しました」と言える。「単体で測定しました」とは説得力が全く違うから、お客さんも強い気持ちで車体側を調べたり次の段階のトラブルシューティングが出来るはず。
ご迷惑をおかけして済みませんでした。いつとは約束出来ませんが、総合試験出来る環境を整えます。
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