Inspection
無接点エアフロが完成した。補正の回路は絶縁板上に回路を組み立て、最終的に接着剤で覆ってしまう。レギュレータなどの経験から、振動下ではこのやり方が今のところベストと思う。
エアフロの開度vs出力試験に使うゲージセット。求める精度は得られているけど、SUSの板をレーザーで切り出した様なヤツを見せるべきだな。インスタを始めるなら。
本当はでっかい掃除機を改造した吸気試験機でやりたかったのだけど、現時点ではとてもじゃ無いけど10分割の測定なんか無理。
だからよく使う2Vくらいの1点だけ実流体で基準エアフロとベーン角度の比較試験をして、それ以外はこのゲージで10分割の出力値をチェックしている。
乗っている時のエアフロ出力データとか見ていると、流体で安定した出力を試験するとか出来るのかなあ。。。と言う気がしている。別の言い方をすれば、そこは必死でやる場所じゃ無い気がしている。
ベーントルクの測定とセットに新兵器を導入した。今までは軸トルクを測定するトルクメータと、動き始めのベーン先端力を測定するフォースゲージを使って居た。
フォースゲージはメカ式のスライドタイプだったので、摺動抵抗なのか引っかかりというかヒステリシスがデカかった。そこで中国製の安物だけどデジタルフォースゲージの登場。
これだと摺動部がないので微少力でも引っかかりながら「クッ、クッ」と動くことは無い。実際にメカ式だとベーントルク調整メモリで3段階くらいしか判定出来なかったけど、これだと1段階の違いを判定出来る。
最後はミクスチャー調整スクリューの掃除。穴が大きいのでよほどの事が無いと詰まることは無いけど、調整がずれたりするのは気分が悪いので掃除した方が良いと思う。
本来はO2センサによる混合比調整がなされているので、プラマイ1割くらいずれて居ても実害は無い。
でもO2センサを無効にした状態で理論混合比近くに調整出来て居れば、O2センサの仕事は中央値付近で軽い作業で済む。この調整作業は高価なガス測定器とか無くても、基本の制御方式が解って居ればO2センサの出力をテスタで見ながらこのネジを回すことで可能。
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